大切なのは相手の価値観の否定ではない【押し付けはお互い様】

雑談

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、こんな動画を見ました。

僕は「令和の虎」という番組がどうも好きではないのですが、若きホープのケノケンさんが出るということで、興味本位で覗いていみました。

以前にも石井雄己さんが出られていたのを見て、記事を書いたことがあります。

彼は活動を休止していましたが、2025年末に留学から帰ってきて活動を再開(?)しています。

彼らがどうかはさておいて、是々非々で見ていれば、

至極真っ当な意見だ

とも思える部分はありました。

今日はケノケンさんから見られる発言や、今日本に “少しだけ” 蔓延している「リベラル」についても言及していきます。

「女性が働ける社会」という価値観も、価値観の押し付けではないだろうか。世界は全体的に左に傾いている。だから右に戻して中道を目指していこう。

彼の言い分

彼(ケノケンさん)からすれば、

今の日本は左に寄りすぎているから、俺が思いっきり右に振る!

という状況らしく笑、昭和まがいの「男性社会」のような提言をします。

今の時代ですと、ちょっとこういうことを言えば、

男女平等を目指しているのにひどい!

とか、

男が上で女性が下みたいな言い方が気に食わない

という人が一定数出てきます。

実際、この動画内でもお一人だけずっと反論していて、意外にも「右翼的な考え」の虎のほうが多くてびっくりしました。

さすが彼らは経営者だけあって(頭の中はお花畑かもしれませんが)、

男性脳なんだなぁ

とは感じましたね。

さて、彼の意見ですが、確かに「尖っているなぁ」と感じる人はいそうです。

オスのほうが強いんだから、女は黙っとけ!

みたいな感じだからでしょうかね。

でも確かに、最近の日本人は彼の思想っぽく「戻ってきた」のではないでしょうかね。

「女性が家庭で子どもを育てること」を当たり前にし、その考えを押し付けることはよろしくありません。

ただ、適材適所という言葉があるように、

  1. 子どもを産み
  2. 母乳をあげて
  3. 愛を与えられること

は、男にはできません。(3はできますが)

キャビンアテンダントや受付の方に女性が多かったり、動画内でも言及されていたような「この仕事は女性しかできないだろう」という仕事や役割もあるんですよね。

そう言えば、これに対して、

これは男に対する差別だ!

ということを誰も言わないのは、なぜなのでしょうか。

僕がここ数年で感じていたのは、

平等と言いながら、かなり男性のことをバカにしていないか?

という思いです。

もちろん、男なんて単純でアホばっかりです。(おい笑)

でも彼らには彼らなりの役割があって、古来からの「ハンター」としての遺伝子は今でも生きています。

だからこそ子どもが生まれるわけですよね。

賛否はあれど、虎のみなさんが(ある程度)同調していた通り、

至極真っ当でいいことを言っている

とは感じましたね。

日本は今、LGBTや女性参画などで左に寄りすぎていないか。そこに対してメスを入れたい人が日本には増えてきているのだ。

価値観の押し付けはお互い様

彼の発言とは、

  • 一方的で
  • 偏っていて
  • 差別的である…

果たしてそうでしょうか。

僕が思うに、

女性も働ける社会にしたいよね

という発言も、だいぶ差別的な発言だと思っています。

男女平等で有名な北欧の研究がありますが、女性たちの進みたい職ではSTEM(いわゆる理系)などの仕事はかなりパーセンテージが低く、

自らそんな職に就きたいとは思わない

と、彼女ら自身で選択しているという研究結果が出てしまったのです。

これは「ジェンダー平等パラドックス」と言われており、

男女が平等である社会ほど、女性は理系に進むことは少ないということを証明している

というものです。

もちろん、社会構造的な背景から、

仮にその職に就いても、男性優位なフィールドだからキャリアが保証されない

など、細かい意見もあるでしょう。

しかし、動画内で彼が言っているように、

果たしてバリキャリの理想像を求めている女性とは、本当に大多数いるのだろうか?

というのが、僕も抱いていた疑問でした。

要は「女性も働ける社会にしよう」という “価値観の押し付け” が、本来はそんなこともしたくない女性を差別的に扱っていないかという疑問です。

大多数が正義だとは言いませんが、ジェンダーに役割があるように、

私たち女性自身も、キャリアばかり望んでいない。家庭で子育てをしたい

という声が、SNSやYouTubeでも “女性たちのほうから” 上がっていたのです。(僕からではありません)

女性の “当事者たち” から、ですよ?

当然、女性が生きやすい社会を作っていくことは、また一つの課題です。(キャリア形成なども)

しかし、仮にそれを正義とするならば、彼が言うように、

子どもを産み育てたい。そういう価値観を持っている女性を応援する社会を作ることもまた、課題なのでないか?

という論理も、なんの疑問なく成り立つということですよね。

働きたい女性は働いてもいいですが、一昔前の日本が掲げていた、

男は働きに出かけて、女性は家庭を守る

という概念は、実は人間的には至極自然なことなのかもしれませんね。

男はバリバリ働いて、女性は子どもを産み育てる。こうしたジェンダーの役割は、実は女性のほうから求められていることなのだと、データが示しているようだ。

今後の社会にとって必要なこと

動画内でも議論になっていたのが、

じゃあ男が一人でバリバリ働いて、それで家庭を養えるくらいの給与が必要だよな

という点です。

そう。

だから社会保険料や消費税、外国人や大企業に対する補助金を大幅に見直すことが、回り回って「家庭を築きたい」という気持ちにさせるのですよね。

僕は何度も言っていますが、

税金なんて、払いたい!むしろ払わせてくれ!

という「派」なのです笑。

ただそれが適切に使われていないから、問題が起こっているし、国民は怒っているのです。

税金で引かれて残ったお金(可処分所得)が少なくても、そこから医療費や教育費がさらに出ないのであれば、「いい暮らし」ができるじゃないですか。

経済的な政策を進めないから、日本はどんどん衰退していっている。

それで、

労働力を賄うために移民を受け入れよう

なんて、本末転倒もいいところです。

それよりも前に、やることがあるでしょう。

大多数の国民は、政治家たちのこのムーブに対して非常に怒っていますね。

今回、この動画を見て思ったのは、

なぜちょっと右寄り?の発言は否定され、「女性も働け」という発言は叩かれないのか?

という違和感でした。

彼のような「極右的(保守的)な発言」は笑、確かに賛否を呼びますし、

それは言い過ぎ!

と思う人もいるかもしれません。

でも僕は、

それもまた一つの意見として、なぜ受け入れられないのか?

ということを言いたいです。

世界に正解はないはずなのに、

男女平等を目指すことが正解で、それ以外は差別主義者ねー

という考え方は、排他的な考え方ですよね。

言葉だけを取るのではなくて、

今の日本に何が必要なのか?

を考えるべきなのではないかと。

女性が管理職になったり、組織のトップに立つことは、一見すると見栄えは良いのですが、

  • 女性自身はそうなりたいのか?
  • そうすることで本当に会社は回るのか?

など、他の疑問があるのにも関わらず、それらを無視することはよくありません。

それでも女性なりの会社を作ることは素晴らしいことですし、現に今は女性が総理の国、ニッポンです。

ジェンダーに固執する必要はないですが、一方で生物学的な「性の役割」をガン無視することもまた、女性への差別に繋がりかねません。

こうあったらいい!

と意見を言うことはいいこと。

しかしその裏付けがしっかりしているかどうかを、毎回見極めなければなりませんよね。

これからの日本は、ちょっとした「耳障りのいいこと」だけを進める必要はない。どちらの意見も一定程度は正しいから、右的な思想だけを叩くのは差別的な考えでしかない。

おわりに

最近は若い子たちも、

なんか日本が変な方向に進んでいる

と勘づいてきて、ちょっと政治の話を出せば、

あれ、おかしいっすよね!

と言ってくれます。

公平な社会を目指すことはいいですが、「だからジェンダーを無視していい」とはなりません。

個人にも適材適所があるように、それぞれができることもまた、違ってくるということ。

これを忘れないことですね。

それではまた!

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