こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
以前から「怒ること」については記事をいくつか書いてきました。
「怒る」とは、感情がコントロールできない時の典型例だと思っています。
僕は若い頃、何か腹の立つことがあれば、
と怒っていましたが(川崎ですからね笑)、少し年を重ねてから「呆(あき)れる」という方向に行き、
と、期待はずれの感覚になり、今となっては最終的に「無(む)」となりました笑。
今日は友人たちと話して得た、「怒ること」についての対処法について書いていきます。
怒ることには注意する

以前にも書いた通り、「怒りの感情」とは良いものではありません。
いわゆる「カッとなる」現象ですが、そうなってしまいますと、
- 人間関係が悪化したり
- 最終的には暴力的になったり
してしまい、解決するものも解決しなくなります。
その後の関係性といったら、みなさんも経験があるように、もう目も当てられません。
と、後悔することもありますよね。
確かに、
と決め込んでしまえば、それはそれでいいのかもしれませんが、
「あえて、後味の悪い別れ方をする」
必要性はありません。
仮に向こうが頭に来ていたとしたら、こちらはずっと冷静さを保つようにしておきましょう。
と。
冷静であるほうが偉いというわけではありませんが、とはいえ感情がむき出しになっていたら収拾がつきません。
自分自身がカッとなりそうになった時、僕は「武士道」を思い出すことにしています。
武士たちは、ちょっとしたことでは取り乱すことがありません。
僕も人と関わることの多い仕事ですから、
- 友人とも
- 生徒さんとも
- コミュニティとも
たまにうまくいかないことはあります。
そんな時は焦り散らかしますが笑、それでも武士のことを思い出し、
と言い聞かせるようにしています。
これが結構「効く」んですよね。
冷静さを失いそうになったら、一度武士のことを考えてみること。
これが僕なりの方法ですね。
時間をおくこと

友人たちと話していて出てきたのは、「24時間ルール」でした。
「怒る」ことだけでなく、いろんなことに応用が効きます。
- 嫌なことを言われた時
- 言い返したくなった時
- カッとなりそうになった時
など、まずは時間をおいてみるのです。
その間は相手のことを考えてしまうことでしょう。
そうしたら今度は、
- 3日
- 一週間
- 一ヶ月
と、「無視を決め込むこと」を貫いていきましょう。
するとなんということでしょう。
相手のことがどうでも良くなってくるのです笑。
冷静になれない時や動揺している時とは、相手の顔や言動がいつまでも頭を支配するものです。
しかし、だんだんとそれが薄らいでゆくのは、人間が忘れる生き物だからですね。
と笑。
確かに思い出そうと思えばみなさんも、イヤな思い出や学生時代の黒歴史はあるかと思います。
それでも、トラウマレベルのものでない些細なものであれば、
となりますよね。
今の仕事や生活で、みんな必死だからです。
「言った側」だって、結構忘れていますしね。
だからと言って、相手に何を言ってもいいわけではありません。
言葉を受けた側はそれでも「覚えて」いるものですから。
だから他人にかける言葉には、十二分に注意しておきたいところです。(ここでも感情で言わないことですね)
いずれにせよ、何かと「時間」はいろんな “傷” を癒してくれます。
僕にもいろんな過去がありますが、
と思うのです。
そうやって「今」に集中することで、”いい意味で” 過去に言われたことやいざこざを忘れられます。
「いざこざ」になる前に、自ら選択できる行動には注意を払って、
とすべきです。
意見の交換は問題ありませんし、議論することも大事なことです。
ただ、そこで感情を爆発させて言い合いになりますと、ともすれば「ただのケンカ」になりかねません。
そうならないように「一旦」時間をおいてみましょう。
相手のことを考える

実は先に、
- 怒ったり
- 批判したり
している側のほうが、ディスアドバンテージ(=不利益/劣勢)があります。
悪気があって言っているのかは定かではありませんが、受け取る側に「次の動き」が委(ゆだ)ねられているからです。
要は、こちらからは別に相手の気分を害するような行動はまだしていないということ。
特に言い返したわけでもないですからね。
- 感情的な相手
- 冷静でいる自分
という状況を作ることができたら、こちらはそのスタンスを貫いておきましょう。
その上で、
と思ってあげることです。
何度か記事の中で書いたことがありますが、そういう人とは基本的に人生があまりうまくいっていません。
余裕がないからこそ、噛み付いたり批判に回ったり、あるいは怒らせようとしてきます。
と思ってあげますと、なぜだかこちらが「怒りたい!」と思っていたはずの気持ちも、だんだんと萎(しぼ)んでいきます。
- ケンカになったり
- 言い合いになったり
したところで、何も生み出さないとわかるからですね。
もちろん、こちらもある程度悪ければ、謝ったり話したりする必要はあります。
しかし、理不尽にカッとさせられそうになった場合は、一度相手のことを思ってみることをオススメします。
- ただただ構ってほしい
- 理不尽に相手を傷つけたい
- なんとか言い合いに持ち込みたい
などを考えれば、こちらが「やり返す」必要はないということがわかるからです。
一度「やり合い」が始まりますと、人間関係が泥沼化して、全くもって生産性のない時間となってしまいます。
ずっと相手のことを考えてイライラしてしまいますし。
そうなる前に、
と思うこと。
一度相手のことを考え、
と考えますと、僕の場合はなんだか悲しくなるんですよね。
呆れるのは期待しているからこそ。
以前は呆れていたものでした。
期待していなければ、呆れることすらも「失礼」だと感じてしまうのです。
そう、呆れることも「良くない」のです。
と思って、まずはそっと離れます。(物理的に)
相手にもいろいろな背景や考え方、思想や信条があるんだろうなと思えれば、それでいい。
それ以上、相手に乗っかって感情に任せて言い合ったって、何も生み出しません。
少し大人になって相手のことを想ってみることもまた、いい対処法だと思っています。
おわりに
「怒る」という感情には、
- 戦いたい
- やり合いたい
- 相手を潰したい
- 自分の意見が正しい
- 相手に変わってほしい
などの気持ちが伴うものですから、いい感情が介在しているとは到底思えません。
だから怒らないこと。
人間ですので、カッとなったりイライラしたりはします。
ただ、すぐに言葉や行動に移す前に、
- 一度時間をおき
- まずは様子を見て
- ゆっくりと冷静になること
こうすることで、時間をかけて深呼吸するような感覚が得られると思います。
SNSで投稿する時も同じですね。
よかったら参考にしてみてください。
それではまた!
