こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、生徒さんと話していますと、
と言われました。
もちろん、僕はこういう姿勢が大好きなのですが、やはり基本がないとなかなか伝わらないものでして。
- 体系的な勉強
- 新しいインプット
を繰り返していないと、そもそもアウトプットに至ることができません。
すぐにいろいろやりたがるような、流行(はや)る気持ちもわかりますが、大切なのはやはりいつでも基礎基本です。
今日は基礎基本の大切さを話していきます。
言おうとしても言えない、伝わらない
とても殊勝なことではありますが、いざ話してみますと、

となってしまい、
- 僕の言っていることが伝わらない
- 生徒さんの言っていることがわからない
という現象が起こりました。
それは当然のことです。
だって「基礎がない」のですから。
別にバカにするわけでもありませんし、

と決めているような環境であれば、できる限り僕も日本語を使わないように心がけます。
ただ、あまりにも「何もやってきていない」人としゃべろうとしますと、なかなか厳しいものがあります。
何度も言いますが、その姿勢自体は素晴らしいものですし、バカにしているわけでもありません。
でも、「話せない」にも限界があります。
があまりにも多い場合(これは肌感覚ですが)、それは完全に初歩の初歩、基本が抜け落ちていることを意味します。
要は、勉強してこないと、どう足掻(あが)いても話すことはできないのですね。
僕と一緒に勉強して、いろんな表現を学んでゆくなら話は別ですが、「とにかく話したい!」と言われましたので、話してみました。
案の定、うまくいきませんでした笑。
言語学習において大切なことは、「話したい気持ち」以上に、それまで勉強しているかどうかが大事になってきます。

「今すぐにでも話したい!」という気持ちもわかりますが、自分の手持ちの知識(=弾数)がなければ、何も出せないのですね。
だからまずはいつでも「基礎基本」なのです。
話せばいいというわけでもない
僕は初心者の英語学習者に、「英語だけで話す場所」を提供していますが、実は暗黙の了解として、

という前提があります。
もちろん、英語のスピーキング能力なんて明確に分けられるものではありませんから、
という批判が飛んできてしまいます。
わかります。
わかりますが、僕が言いたいことはそういうことではありません。
この前の生徒さんのように、
は、“通用しない” ということなのです。
考えてみてください。
みなさんは英語以外の言語はわからない方が大半でしょう。
大体は、”どこかで聞いたことがあるレベル” 程度のものですよね。
そこで、
と言われても、さすがに厳しいことは明々白々です笑。
英語は確かに、義務教育で触れられてはいるものの「何も覚えていない状態(=ほとんど忘れた状態)」で「話したいです!」と来られても、

としか、言いようがないのです。
僕が「ある程度できる韓国語」以外の他の言語で、言語交換(ネイティブと話す機会)をあまりしていないのは、

と思っているからです。
これは、
- 謙遜でも
- イヤがっているわけでも
ありません笑。
ただ、まだまだ勉強が足りていないから、まずは弾数を増やす必要があると思っているだけなのです。
“勘違い” をしている人とは、
と言い張る人です。

と僕がアドバイスをしたものの、その生徒さんもあまり聞く耳を持ってはいませんでした。
だから「ミスコミュニケーション」が起き、いつまで経っても「これはなんて言うんですか?」の一点張りになってしまいます。
かなり極端な例ではありますが、こういうこともたまに起きるのです笑。
だから僕は改めて、

と、そう思ったのでした。
じっと待ちながら少しずつ
僕が感じたのは、

ということでした。
部活や勉強をしてきたみなさんならわかるように、
というのは、バカにしているわけじゃなくて「不可能」ですよね。
ずっとやってきた人間からすれば、「舐めんな笑」と一笑に付されることでしょう。
もちろん、大きな夢を持つことはいいことです。
僕も不可能だとわかっていながらも笑、

と思い、現在は5言語を勉強しています。
と思うこと「それ自体」は否定されるべきものではありませんし、それくらいの気概でやっていないと、一年後にしゃべることはそれこそ不可能でしょう。
ただ、大切なのは「何事もある程度は時間がかかる」という、前提条件に立てるかどうかということ。
- 毎日少しでも前に進みながらも
- 大成するまでには数年はかかるだろう
というスタンスを保てるかどうか。
これができない人ほど、
と思ってしまうのです。
しゃべりながらも、必ず自学自習を怠らないことです。
はっきり言ってしまいますが、自習ができない人は、いくら素晴らしい先生から習ったとしても一生成長することはないでしょう。
先述した通り、自分で学んでこないまま「会話に突撃」したところで、何もできないまま帰ってくることになるだけだからです。
するとしゃべれなくてつまらないですし、自分の成長を感じることもできません。
悪循環に陥(おちい)ってしまいますよね。
そうならないためには、地道に自分で勉強するのが一番です。
そしてわからない部分を、先生に聞くのです。
僕ももうすぐ「50週チャレンジの半分まで」というところまできましたが、ずっと基本ばかりをやっていたからか、

と、肌で感じている「ルール」みたいなものも、つかめてきましたし音にも強くなってきました。
いつでも、
- 基本を大事にし
- 自学自習をして
- 少しずつ進んでいくこと
もちろん、はやる気持ちもわかります。
でも「そればかり」ですと空回りしてしまいますし、本当の意味で成長することはありません。
いつでも地道な勉強(あるいは練習)を怠らないこと。
言語学習にも「近道」はないのですね。
おわりに
英語を始めようと思っている人ほど、
- まずは義務教育レベルの基礎を確認し
- 誰かと英語で話しながらも自学自習を怠らない
ことです。
全てを飛び越えて、さっさと応用をやろうとしないことです。
言語もスポーツと一緒です。
「話せばいい」とか「英語圏に行けばいい」というわけではありません。
ちゃんとインプットして弾数を増やし、少しずつ出せるように努力していきましょう。
それではまた!
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