多様性を許容する文化を育むには?【僕らが変わっていくために】

人間関係

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、ホステルの洗濯機の前に突っ立っていますと、スペイン出身の女の子も洗濯物をとりにきたようで、そこから話が弾みました。

みなさんにも体験して欲しいのですが、

日本出身だ

というだけで、本当にあれこれ聞かれます笑。

ポジティブな面からネガティブな面まで、日本という国がどうしてあんな文化を育んできたのか、みんな気になるようです。

でも、彼女の顔色が暗くなったことがありまして、それは日本という国の「許容のなさ」を聞いた時でした。

今日は「日本が変わっていくべきかどうか」について書いていきます。

多様性を認めるためには、現地でその現実を見ること。それが一番手っ取り早い。

日本の許容度は…?

彼女から聞かれたことは、

  • LGBTQ
  • タトゥー

などについてでした。

日本って、タトゥーを入れたまま街中を歩いていいの?

とまで聞かれましたが、

それは問題ないけど、日本のタトゥーはヤクザの文化から来てるからやりたがらないんだよ

と、簡単に伝えました。

今はだんだん変わってきていると思いますが、SPA施設やファミリー層の多い温泉施設では、タトゥーは禁止にされています。

いろんな意見がありますが、僕個人としては、

タトゥーを入れているかどうかは、どうでもいいのではないか

と思っています。

周りの日本人が気にするので、施設としてはお断りしたいのだと思いますけどね。

海外の方々はその事実を聞くだけで、

そこが日本の嫌いなところなんだよね!

と返してきます。

そう思う気持ちもわからないでもないですが、だからと言って100%同意するわけでもありません。

その国にはその国の文化がある

と、旅をしてきて思うからです。

ただ海外に出ますと、

タトゥーをしてない人はいないんじゃいのか?

というくらい、ほとんどの人がタトゥーを入れています笑。

日本もそろそろ、受け入れ始めてもいいのではないかなと思いますね。

確かに、

  • 日本人がする刺青
  • 海外の人が入れるタトゥー

はちょっと違うような気もします。

それでも、街を歩いていれば見慣れるくらい、海外では多くの人が入れています。

アジアでは韓国でも流行っていますから、もう残されているのは日本くらいではないでしょうか。

僕自身も入れるつもりはありませんが、日本に帰ればどうしてもみんなタトゥーに関してあまりいい顔をしません。

それは簡単で、「慣れていないから」です。

普段から当たり前のように見ていますと、何も感じなくなります笑。

タトゥーを許容しろ!

と言いたいわけではありませんが、少しずつ認識を変えてもいいのではないかと思いますね。

日本は海外の文化を取り入れてきたが、まだ慣れていない部分もある。少しずつ許容できるようにしてもいいのだと思う。

だからこそオープンマインドを

なんでもかんでも受け入れろ

という発想は乱暴であり、僕はそれで解決することでもないと思っています。

先述した通り、その国が培ってきた文化があるからこそ、現状そうなっているからです。

僕は日本に30年以上住んできたからこそ、

  • 日本人の気持ちも
  • 海外の人の言いたい気持ちも

どちらもなんとなく理解することができます。

タトゥーだけでなく、レズやゲイ、ピアスなどにも日本人はあまりいい顔をしません。

「多様性」と謳っている割に、学校の先生たちでタトゥーやピアスをしている人たちを見たことがありません笑。

その是非は置いておいて、本当に多様性を育みたいのであれば、

  • 生徒も
  • 先生も

自由にやるべきですし、保護者が何か言ってきたら、

そういう時代ではありませんから

と平気で突き放せるような、そんな学校がどんどん建つことが望ましいですよね。

僕が感じたのは、やはり海外に出ていろんな人や文化に触れることが、その許容の範囲を広げてくれるのだと思いました。

日本はとても素敵な国である分、多くの外国人が行きたがります。

来日する人が多いからこそ、

もっと許容してほしい

という意見があがります。

僕も日本の魅力を知ってもらいたい分、多くの日本人に海外を知ってもらい、

あ、こんなに自由気ままでいいんだ?

と思ってもらいたいのです。

一方で、今いるオーストラリアのメルボルンでは、

  • 外で飲酒すること
  • 道端で泥酔すること

が禁止されています。

日本人からすれば、

もっと許容してくれよ!

と思いますよね笑。

このように「世界に出ればなんでもいい」というわけではありません。

それでも、日本では見ることのできない文化がそこにはたくさんあります。

だからこそ、日本人には海外を知ってもらいたい。

今までの僕があまりにも知らなさ過ぎたからこそ、強く勧めるのです。

日本がダメで海外がいいというわけではない。それでも、多くを許容できる国は魅力的になるだろうし、人が集まると思う。

まずは見ること

本当に簡単なことは、

一度でもいいから海外に出てみること

でした。

僕にとって海外経験は初めての経験ではないのですが、長く海外に滞在しているのは人生で初めてのことです。

全てが刺激的で…

と最初こそ思っていたものですが、ひとたび海外に出てしまいますと、

あんまり変わらんもんだな

と思い始めてきました笑。(おい)

とても簡単なことでして、「慣れる」ためには、

  1. 知るだけでなく
  2. 自分の目で見ること

が大切だと実感しました。

いえ、実感も何も、僕は以前から「一次体験」を大切にしてきたほうだと思っています。

何事も、知識として入っているだけでは知ったことにはなりませんからね。

  1. 自分の目で見て
  2. 体験してわかること

は、他の何よりも速く伝わり、自分の血肉となります。

誰かから聞いたことや、知識として知っているだけでは、本当の意味で「知ったこと」にはなっていませんでした。

こうして海外に出たことで、

あぁ、タトゥーってこんなに普通なのね笑

と感じられましたからね。

とても簡単なのに、実行するのは難しいこと。

僕にとってそれが「海外に出ること」でした。

しかし、ひとたび出てしまえばいろんなことを一気に知ることができ、今後人に話す時にも説得力が出てきます。

一度「見ること」さえしてしまえば、「知っていたこと」を一瞬で飛び越えて、自分の「体験」となるのです。

日本は許容力がないのではなく、単純にこの「経験」が圧倒的に少ない

それは僕自身が一番感じてきたからこそ、今の若い世代に伝えたいことなのかもしれません。

だから海外にいる日本人たちはこぞって、

いいから一回飛び出してこい

と言うのだと思います。

その気持ちが、今では痛いほどわかるのです。

自分の目で見てしまえばいい

これが最速、かつ一番経験となる行動なのだと思っています。

まずは目で見てみることだ。そうすれば一瞬で体験となって理解することができるようになる。

おわりに

日本を悪く言うのは簡単であり、それでは前進しようとする努力が見られません。

これからの僕の仕事は、

  1. 海外を伝え
  2. 若い世代に動いてもらうこと

です。

そうすることで多くの日本人がオープンマインドになれば、もっともっと世界との繋がりが広がり、かつ強固なものになっていきます。

僕はそんな日本になっていくのが楽しみですし、世界ともっと近くなることを願っています。

まずは僕が体験していかなければなりませんよね。

たくさんこの目で世界を見てきます。

それではまた!

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