こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、中国の方と話していますと、
という話になりまして、
と思いました。
別に日本人に限らないと思いますが、自分の意見をその場で素直に言えない人は結構います。
僕は微妙なラインでして笑、昔っから「自分の意見はちゃんと伝える」という派でしたが、どこかで、
と思ってしまっていた時期もありました。
今日はそんな「自分の意見を言わないこと」について、書いてきます。
自分の思いを伝えないほうがよっぽど悪
僕が最近よく思うのは、
ということです。
もちろん、
と思うのならば、離れればいいだけですから別に言わなくていいです笑。
しかし、
- 一緒に何かをやっていくメンバー
- いい関係性を築いていきたい友人たち
に忖度をして「すぐに言わない」ほうが、僕はよっぽどタチが悪いと思っています。
だって、心の奥底ではその人に対する批判や負の気持ちが、まだあるってことですよね。
それを裏でグチグチ言ったり、後になってから「実はこう思ってた」と伝えたりするのは、とても卑怯だしネガティブだと思うのです。
当然、
と言っているわけではありません。
その人に対してリスペクトがある上での発言であれば、相手も認めてくれると思っているだけです。(後述します)
という人は、基本的に、
- 嫌われたくない
- 保身に走っている
人だと思っています。
議論とは、生産性や関係性を上げたり深めたりするために行われます。
よく会議後にグチグチ言う人もいますが、
とも思いますし、あるいは会議自体が発言しにくい仕組みになっているのかなとも思います。
ケースバイケースではありますが、
「意見を言えたはずなのに言おうとせず、そして後から言う」
といった態度をとっている人を見かけますと、
と思ってしまいます。
言える時に忖度せずに言えることは、決して素晴らしいことではなくて、人としてあるべきことだと思っているからです。
基本的にリスペクトがあるかどうか
さて、ではなんでもかんでも歯に衣着せずに、
と言えばいいのでしょうか。
一方で僕はそうとも思いません。
先日のことです。
ある生徒さんと話をしていた時に、僕の知らないことがあって、
と尋ねたところ、
と言われました。
もちろん悪意もなかったですし、別に不愉快に思ったわけでもありません。
ただ、
とは思いましたので、すぐにその旨を伝えました。
関係性から考えたら、
- 僕が先生で
- 相手が生徒
なのですから、適切なやり取りのようにも見えます。
ただ、もし僕が生徒だったら、
と先生に丁寧に伝えるか、あるいは自分で調べます笑。
これはよく「お客さんと店員さん」の間にも起こる問題ですよね。
相手に対してリスペクトがあれば、そんな言い方にはならないと思っています。
思ったことをその場で伝えることは確かにいいことですが、
- 相手へのリスペクトもなく
- わがままに自分の意見を言う
ことでは、話が全く違います。
僕も、相手が聞き分けの良い人であれば、
と聞きます。
もし、相手の聞く態度も悪くて、自分が正しいと思い込んでいる人であれば、もう僕から何も言うことはありません。
他人へのリスペクト(=敬意)がない人ほど、
- 気持ちを口にしないで裏で言うか
- あれこれと自分勝手に意見を述べるか
に終始します。
そう思われた方もいるかと思いますが、僕はその按配こそが大事だと思っています。
- 言えない人は自信がないのではなく、人からの見られ方を気にしているだけ
- 敬意もなくベラベラと自分の意見を言う人は、相手のことを一切考えていないだけ
なのです。
両方に共通しているのは、「自分大好き」ということ。
相手と適切なコミュニケーションが取れる人は、どちらにも転びません。
まずは相手に対するリスペクト、敬意を表することが大事ですよね。
言い方を大切に
先述した「リスペクト」の話にも近いのですが、大切なのは「言い方」だと思っています。
言わないで胸の内に秘めておくことについて、僕が、
とよく思うのは、その後の「言い方」が気になるからですし、結局ネガティブなマインドを持っている人だからだと思っているからです。
だってそうでしょう。
後になってから意見を言うなんて、その人に対して「その場で直接言おう」という気概もないですし、そもそも、
という意図がある、ということじゃないですか。
直後、あるいはすぐに言うことや、内容を整理してから言うことは別にいいと思いますが、その場では言わないで、後になって(だいぶ時間が経ってから)言うなんて、僕は基本的にあり得ないのではないかと思っています。
大抵そういう場合は、相手への批判に終始しているからです。
もちろん、直接意見を言う時も同様です。
こういう「攻撃的な言い方」をしようとしている人は、気に食わないです笑。
なぜか。
以前の僕がそうだったからですね。
そう言う人を見ますと、昔の自分を思い出します笑。
こう思って意見を言っている人なのです。
だから、どちらにせよ「悪」なのです。
もう、温度感でわかりますよね。
先日の生徒さんも、別に悪気はなかったとは思っています。
という価値観だったのだと思いますし、その考え方が間違っていると言いたいわけでもありません。
ただ、
という言い方、「お前がやれよ」という言い方それ自体に、僕は違和感を覚えたのですね。
「言い方」には、その人の心の中にある「想い」がそのまま言葉に乗ってくるものです。
- 丁寧に言ったからいいとか
- イヤだと思ったけどその場で言わなかったとか
一見するとキレイにも見えますが、やはりよくありませんよね。
- ちゃんと相手のことをリスペクトして
- その場か、すぐに適切に本人に伝えること
です。
これは教員時代の「生徒指導」の時にも、感じていたことでした。
先生がどんなに丁寧に指導しても、その心の中に、
という気持ちで指導していたら、生徒にはすぐに伝わってしまいます。
また、
と、今まで何も言われなかったのにいきなり注意されたら、生徒たちだって「なんで今頃?」と思うに決まっています。
「言い方」の裏には、必ず話者の気持ちが乗っています。
「言い方を丁寧にしろ」とは、決して言葉尻の話だけではありません。
- 適切なタイミングで
- 自分の保身に走らず
- 相手への敬意を持って
丁寧に話すことです。
自分のポジションや見られ方を気にしていたり、そもそも相手へのリスペクトがなかったりしたら、それらは「言い方」に表れてしまいますから、注意していきましょうね。
おわりに
少し難しい話題でしたが、「口に出さずに胸の内に秘めること」は、経験としてみなさんも多いかと思います。
と思いましたらもちろん笑、無理して想いを伝える必要はありませんし、そもそも人を変えることはできません。
ただそれが、「自分大好き」からの発信であればやめたほうがいいでしょう。
後になってから、「実はこう思ってた」と言うほうが失礼ですし、どこかに必ずネガティブなマインドが潜んでいます。
自分がやられることを想像すれば、
と思うのではないでしょうかね。
僕も気をつけていこうと思います。
それではまた!
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