こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、友人と飲んだところ、「FIRE」という言葉についての話になりました。
「FIRE」とは、
- 経済的自立
- 早期退職
を意味します。
彼が言うには、なんと言いますか「上から目線」のように感じているそうなのです。
経済的自立、いわゆる「上がり」の状態の人が、さも自慢げに、
と言っているように聞こえるそうなのです。
なるほど。
いろんな考え方があるものですね。
今日は「FIREという言葉」について書いていこうと思います。
自分なりの理想の生活
このブログを始めたのも、「FIREを目指すきっかけになれば」という気持ちが発端でした。
そうやって考え始め、お金の勉強をし始めた結果、
- 固定費の削減
- 保険の見直し
- 投資の開始
と、オーソドックスなところから始めることとなりました。
結論から言えば効果はすぐに現れ始め、月3万円分の保険料が浮き、その分を投資に回し始めたことで、とても気持ちが楽になりました。
食生活改善も相まって、普段の節制を心がけるようになり、食費も浮くようになりました。
遊興費として新幹線や飛行機に乗って友人に会いに行き、ホテルにも泊まるという、「お金の使い方」もうまくなりました。
何度か記事にしましたが、個人的には僕自身が「もうFIREしたようなもの」だと感じています。
生活費があまりにも低いため、無駄な支出がほとんどないのです。
よく言われるのは、
「FIREを目指す過程が面白いし、どんどん生活が豊かになる」
ということですよね。
僕自身も、FIREを目指して良かったと思っています。
だからこそ、「上から目線」という言葉に新鮮さを覚えました。
なるほど確かにこの言葉が出たのは、「そのような人たち」が出現してきた(もともといたが知らなかった)からに他なりません。
僕にとって彼らは「道標的なもの」になってくれましたので、嬉しいことではありましたが、確かにそこを目的とするのもまた違う話なのかなと思いました。
僕は今、十分幸せですのでFIRE以外の「自分なりの理想の人生」を目指して生きていく必要性が出てきたのです。
単にFIREを目指すことにとどまらなくなったということですね。
FIREをゴールにしないこと
僕がなんとなく頭の中でイメージしていたFIREという「レベル」あるいは「生活」は、最初はかなり漠然としていたものでした。
しかし書籍を読めば読むほど、どうやらちょっと違うのだと感じるようになりました。
FIREに行くためには、
- とりあえず質素倹約し、
- 爆発的に稼ぐしかない。
こんな「ド偏見」のもと、開始したブログも、最初は迷走していました。
しかしこれが面白いものでして、続けていくとだんだんと人と出会う頻度が多くなったのです。
自分の人生観が、もっと具体的でシャープなものになっていっている様子が、手にとるようにわかりました。
先日友人と話したことが、まさに自分の中での大きな疑問となっていたのです。
FIREした人たちは、別に上からモノを言うような人たちばかりではありません。
しかし一方で、僕がFIREという「ステージ」を目標にすること自体にも、何かちょっとした違和感があるのもわかりました。
普通に考えたら、僕らは「経済的自立」を目指すために生まれてきたわけではありませんからね。
人生に目的なんてそもそもないですし、「自由になること」を目指すも何も、そもそも僕らは「自由」です。
お金があればできることも増えるでしょうけれど、大切なことは「お金がなくても成し遂げたいこと」について考えること。
資本主義社会では経済的な基盤を築くことは大切なことですが、それを人生の目的にするよりも、
- やりたいこと
- 成し遂げたいこと
を明確にし、それを1つのゴールとするほうが良さそうです。
お金で生活の土台を築き上げることも1つの「手」ですが、もっと人生でやりたいことについて考えることも、悪いことではありませんよね。
変に意識しなくていい
巷で流行り始めた「FIREムーブメント」ですが、人生の本質はそこではないと思います。
友人が言っていたことがなんとなくわかるのは、
「FIREのことを、みんなが過度に意識しているから」
でもあると思います。
もちろん僕にとって、FIREについて考えることにはメリットがありました。
働き方を考え直すいいきっかけにもなりましたし、僕自身もそれによって大きく考え方が変わったからです。
ただ「それが正しい」と言い切るのも変な話ですし、人生はそれぞれ、自分の好きなように生きては、自分なりの答えを探すことのほうがずっと大事です。
お金を稼いでいる人が偉いわけでもありませんし、自由に生きているから正しいというわけでもありません。
さまざまな考え方に触れ、
と思えたら、その都度自分なりに取り入れて消化するだけでいいのです。
- 全く稼がない人
- 副業をしないと決めている人
- 資産を増やすつもりのない人
それらもまた1つの正解です。
結局は「自分の行き着きたいところ」に向かって、全力で走り続けること。
そして、走ることそれ自体に目を向けることが大事ですよね。
そういう意味では、
「プロセスが大事」
といった言葉の通り、
「FIREを目指す道のりが面白い」
という意味がよくわかります。
周りの人たちの経験や、本などから得られる情報をもとにして、自分で考えていきましょう。
自分で出した答えであれば、それは正解です。
周りの雑音に流されずに、自分なりの理想の人生を探していきましょうね。
Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice.
Steve Jobs
他人の意見に自分の内なる声をかき消されないように。
スティーブ・ジョブズ
おわりに
FIREを目指すことに関して、
と思っていた僕は、友人の話にとても驚いたものでした。
立場や見方によって、意見はいろいろと分かれるものなんだなぁと。
しかしそれこそが「世の常」です。
聞こえのいいものだけでなく、自分が正しいと思っていることも、他の人から見ればそうでもなかったりします。
と言った僕に対して、
といってきた人もいます。
それでいいのです。
FIREはあくまで手段。
その先にどんな生き方を求めているのか。
今一度考えてみてもいいかもしれませんね。
それではまた!
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