こんにちは。
最近どうも落ち着いてきたなぁと思い、原因を考えてみました。
そしたら様々な本を読んだことと、動画を見たことと、ワンピースを読みすぎたせいだということが原因であることに気づきました。
とある休日、外食をしていた時に大好物のチキン南蛮を「うまいうまい」と食べていたら、知らんおっちゃんが来店してきました(知っているおっちゃんが入ってきたらそれはそれで謎)
店員さんが女性店員さんばかりということもあり(※そういうお店ではない)、タメ語で横柄な態度でした。
「表示がわかりにくい!」とかあーだこーだと舌打ちばかりしていて鬱陶しかったのですが、店員さんは丁寧に対応していました。
最近の若い子たちは本当に偉すぎる…こんな人を相手にするなんて。
そこで若い頃の僕でしたら「お前、何だその態度は?」ってそっちのほうをサッと向いて、メンチ切って威嚇していたと思うんですよね。
それが今のすずきと言ったら何の動揺もなく、平然とチキン南蛮のタルタルソースを美味しそうに頬張っているではありませんか。
何か不道徳・差別的な発言があろうものならばガバッと立ち上がり、おっちゃんに詰め寄っていたと思います。
それまでは「自分の出る幕ではないな」と思って静かに着席していました。
変にトラブルを起こされる方がお店としても厄介ですからね。
ではなぜそんな冷静さを身につけることができたのか。自分なりに考えてみました。
ロジカルシンキングと悩む力を読む
英語を勉強している身からすると、この「シンキング」という表記がどうも発音的にむずかゆいのですがそれは置いておきまして。
最近、ロジカルシンキングー論理的な思考と構成のスキルを読みました。
一見、難しそうなハードカバーの本でして、背表紙を鈍器として使えるのではないかと思うくらいの硬さと重さなのですが、読んでみるととても読みやすく、改めて鈍器として扱えそうなものだと思いました。
タイトル通り論理的にプレゼンをしたり、論理的に文章を書いたりするためのお作法みたいな本です。
例えば、会社で難しい言葉を使いまくっているけれど、要は「みんなで頑張ろうって言いたいだけの人」。
若手社員が支離滅裂なプレゼンをしていて、それを聞いた上司が「(こいつ何言ってるんだ…ファクトを示せよ)」と心の声が漏れている挿絵。
ところどころで笑ってしまいました笑。
先ほどの「おっちゃん」は論理破綻しているというわけではなく、それ以前のCivility(礼節さ)の問題でしたけど。
僕はどうしても感情が先走ってしまうことが多いので、こういう場面でも注意が必要だなと思った次第です。
議論の際に「自分の主観的な意見」があってもいいとは思うのですが、証拠や事実、データに基づいて客観的に言えるほうがよりよいですよね。
また主観的であってもいいけれど、感情的になってはダメだと思います。
「ロジカルに考える」ということは、いろんな場面で力を発揮します。
この「おっちゃんの場面」でも、
- 彼がどんな発言をしているのか
- 内容に不適切なことはなかったか
を、耳をすませて聞くことのほうが大事だと、すぐに感情から理性にシフトすることができました。
特に議論の場においては、まず相手の話をしっかり聞くことはとても大切だと思います。
「相手を潰しにいくこと」「自分の意見を押し通すこと」を目的にするのではなく、お互いにとって生産的な時間になるほうがよいですからね。
以前より「相手または自分の主張に齟齬はないだろうか?」と考えるクセが身についてきたと思います。
また、最近DaiGoさんの悩む力も読みました。
これはクリティカル・シンキング(批判的思考)についてで、発音に関しての思いの丈は以下略です。
「批判的」と言いましても、以前よりはだいぶ意味合いも良い面で捉えられています。
要はこの情報社会で生き抜くために「それって本当にそうなの?」と、常に疑ってかかれということです。
「なぜこんなおっちゃんがいるのだろうか」とか「この話題を切り取ってこのおっちゃんを悪者にすることは果たして正解なのだろうか」など、無意味かつ意味不明で意味深な考えがどんどん浮かんでしまいました笑。
両方の本から享受できたことはなんとなく共通していて、客観的・論理的・批判的な立場に立って冷静に物事を見極めようっていうことでした。
このようなムカッとする場面でも、冷静かつ客観的に物事をとらえられるようになりました。
DaiGo・ひろゆきを観る
僕はAbemaのニュースとかディスカッションを朝に見るのが、最近のルーティンになっています。
それはひろゆきさんが出ているのもありますかね笑。
面白いんですよ。話の切り口とか突っ込み方が。
他にも若新さん、MCの平石さんなど、魅力あるレギュラー陣とゲストが面白いっていうのもあります。
ひろゆきさんは感情を切り捨てているという点においてはトップレベルなんだなと思って拝見しています。
「だから非人道的だ」という意見は飛躍しすぎていますが、常に波が一定で見ている側も妙に納得してしまうというか、毎回「へぇ〜」って言ってる自分がいます。
もうひと方はDaiGoさんです。とても若く見えますが僕より年上です。
彼は論文や本を読んでいる量が半端ないため、説得力の塊となり得ています。
自分のブランディング化や、起こしたビジネスなど本当に「戦略的でうまい」と思わざるを得ませんね。
ガッキーの結婚でやさぐれて感情的になっていたことは置いておいて、非常に頼れる客観的思考を持ち合わせており、毎回「へぇ〜」って言ってる自分がいます。(2回目)
彼らのライブは基本、お悩み相談でノーカット・ノー編集で1〜2時間しゃべり続けるものです。
これがまた今の時代にフィットしており、多くの悩みやコメントが寄せられています。
お2人ともポンポン回答していくし「よく言ってくれた!」と思うこともあるので、聞いていて心地よいですね。
彼らはある一種の宗教みたいなものだと思っています。
これは今に始まったことではなくて、アイドルやアーティストも一種の宗教(洗脳のような悪い意味ではなく)であって、何かすがれる・心の穴を埋めてくれる存在なんだろうなって思うんです。
多くの人々に価値を与えていますので、社会的貢献度はすずきの2億倍です。
僕は自分の知見を広げるために参考程度で見ています。
(※その後は見る番組を変えたりと、その時その時で自分の見たいものを見るようにしています。)
大切なのは彼らの言葉や発言にもしっかりと耳を向け、自分なりにリサーチしたり「ほんとかな?」と考えたりすることです。
こうしたインフルエンサーから受ける話し方や考え方の影響はとても大きいですから、うまく真似ていきたいところですね。
シャンクスになる
ここまでは前菜みたいなものです。
本当に冷静でいられる理由はワンピースに存在します。
僕は怒りそうになった時、いつも頭の中でシャンクスの言葉で気持ちを抑制するようにしております。
「ただ酒をかけられただけだ 怒るほどのことじゃないだろう?」
こ、こんなかっこいい男が存在しているなんて!
これはシャンクス率いる赤髪海賊団が、酒場で酒盛りをしていた際の話です。
山賊たちが突然入って来て酒を出せだのと暴れ散らかし、最後にシャンクスに頭から酒をかけた、その後のシーンです。
これに全く抵抗しないシャンクスはガンジーか何かかと思いました。
ただそれが逆に度量・器のデカさの違い・立っている土俵の違いをはっきりと表していることになっているんだなと。
それに気づいたのは30代になってからでした。(遅い…)
ちなみに主人公のルフィとゾロも同じような境遇に立たされますが、このシーンもまたカッコイイんですよね。
話は戻ってすずきとおっちゃんとの頂上決戦です。
店員さんに何か不利益になるようなことがあったら、僕も重い腰を上げていたと思います。
しかし最近は、何かあっても(例えば近くで大きな音が鳴ったりそういった失礼な人や怒っている人と出くわしたりした時など)、数テンポ置くようになりました。
(人が倒れたら即ダッシュで駆け寄りますけどね)
まずは冷静に落ち着いて状況を見る。
必要なら何かアクションを起こすかもしれませんが、基本的には「あの野郎!ぶっ潰す!」まで感情が昂ぶることはなくなりました笑。
シャンクスだったら、ルフィだったら、ゾロだったら、そんなことにいちいち腹を立てて食ってかかるようなことはしませんからね。
彼らならたぶん、後でワンパンで粉々にすることでしょう笑。
でも本当の強さとは、そう言った落ち着きとか余裕にあるんじゃないかなって思いますね。
おわりに
そのおっちゃんがセルフでお茶を汲みに行ったところ、たまたま僕が後ろに並ぶこととなりました。
またブツブツと「わかりにくいんだよ…どうすりゃお茶が出るんだよ!怒」と抜かしていたのですが、僕はじっと後ろで待機していました。
するとまた店員さんがお手伝いに来てくれて、ホントなんて優しい人徳者なのだろうと女神を見るように僕の心はホクホク温かくなったのですけれど、おっちゃんはまだブツブツとあーだこーだ言っていました。
その後ふと、おっちゃんが振り返りました。
なんということでしょう。
そこに図体のデケェ筋肉ゴリラが待ち構えているではありませんか。
おっちゃんは言葉を失っていました笑。
「女性店員ばかりだと思うなよ?」という暗黙の眼差しを向けたすずきの目には、すでにおっちゃんが「怯える小動物」にしか見えませんでした。
この戦いが、そこですでに終焉を迎えていたことは火を見るよりも明らかでした。
僕は意識していなかったのですが、覇王色の覇気が出てしまっていたようです。
上述したことは脚色だらけですが、要は筋肉を鍛えておけばオールOKという話です。
何事があっても冷静に対処できる30代であるために、日々脳と筋肉のトレーニングですね。
まだまだ感情のコントロールがしきれない時もあります。修行ですね。
それではまた!
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