何かを盲信しすぎることで柔軟性が失われる【属人化せずに組織化する】

人間関係

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、元同僚の友人たちとBBQをしました。

毎度、埼玉から神奈川までの大移動ですので笑、その道中では車で送ってもらいました。

教育の話に花が咲くわけですが、やはり、

  • 学校
  • 教育センター

などの組織では、属人化してしまう傾向があるようです。

要は、

この人がいないと回らない!

というように、ある人に仕事が偏ってしまうというものです。

それは組織としては、シンプルに「ダメ」ですよね。

今日はそんな属人化した組織で起こり得るような「盲信」について書いていきます。

組織にいて誰かを盲信しているようではダメだ。リスペクトを示しつつ、自分を持っていこう。

あまりにも属人化している組織は終わり

「属人化」と一口に言いましても、状況はそれぞれです。

数名でやっている会社なのに、

仕事を属人化させるな!

というのには、かなり無理があります笑。

小規模になればなるほど、というか僕みたいに個人でやる分には、もはや「その人にかかっている」としか言いようがありませんからね。

ただ、元同僚や僕が属していた「公務員」とは、輪番のようにいろんな部署を経験しては「与えられたタスク」をやっていくだけに過ぎません。

素晴らしいことや、画期的なことをすることもいいことですが、それを来年に引き継げなければ全く意味がありません。

  • 自分はすごいのだと見せびらかし
  • 周りに褒めてもらっていい気になり
  • また別の部署へと移っていくだけ笑

むしろ、邪魔な存在だと言ってもいいくらいです。

そうした多少なりとも大きな組織で、数年あるいはその先数十年とやっていくためには、

自分が何をやって、どういう結果が出たのか

を詳細に記し、データとして残しておかなければなりません。

それを見た未来の他の職員が、そのデータや資料をリバイズ(revise:修正)して、年々効率化していいものにしてゆくこと。

この前提をわかっていなければ、「その人の功績」でしかなく、それはただの自己満足です。

属人化が行きすぎてしまえば、

あの人がいなくなったらどうしよう?

という、組織としてあり得ない状況にもなりかねません。

仕事ができることは結構なこと。

ただ、その組織の中でタスクが何年も持続して機能させられるよう、属人化しすぎないことがカギですね。

多少なりとも大きな組織において、属人化が行きすぎると迷惑を被るのは他の職員だ。しっかりと考えて行動しよう。

リスペクトと依存は違う

そうした属人化の弊害の一つに、人を「神格化してしまう」人が出てくるというものがあります。

  1. 属人化することで
  2. その人が仕事を負担し
  3. 周りの人が崇拝してしまう

というものです。

これは仕事に限ったことではなくて、僕自身も政治について勉強中ですから、気をつけなければならないことですよね。

人をヘンに持ち上げ過ぎてしまいますと、

あれ?俺仕事も頑張ってるし、ちゃんと評価されてるぞ?

と、勘違いする人が出てきます。

また支持してしまう側も、

この人のおかげで仕事が回っているのだ

と、勘違いしてしまいます笑。

他人を褒めたり、素晴らしいと思ったりすることはいいことです。

しかし、こと仕事や職場について言うのであれば、これらの行為はNGだとすら思っています。

「その人」と一緒に仕事をすることは楽しいことでしょうし、力がみなぎってくるかもしれません。

でも属人化した結果、

この人なくしては、仕事ができない

となってしまいます。

そんな職場なんて、もう前提が崩壊していますよね笑。

公共の仕事や大きな組織では、乱暴に言えば、

そんなワンマン、要らない

というのが、みなさんの正直な感想ではないでしょうか。

そんなことより、

  • ちゃんと引き継ぐこと
  • 再現性のある内容にすること

これらが大事なのであって、リスペクトが行きすぎますと「盲信/依存」になりかねません。

褒めることは勝手にすればいいですが、

じゃあ、お前は一体何をしているのだ?

と思いませんかね。

素晴らしい仕事ぶりについては、それはそれとしていい意味でドライに距離を保ちながら、自分のできることをやらなければ意味がありません。

盲信してしまいますと、

  1. その人に依存し
  2. 自分では何も行動しない

という、悪い状況になってしまうのです。

リスペクトすることと、盲信したり依存したりすることはまた別の話。

職場だけでなくこの社会でも、気をつけなければならないことですよね。

仕事ができることは素晴らしいことだ。しかし、功績を得たり持ち上げられたりするために、組織に属しているわけではない。周りも盲信したり依存したりすることなく、ちゃんと自分の仕事に集中しよう。

ちゃんと自分を持つこと

属人化の話から、盲信や依存についての話までしました。

盲信しないということは、この社会においてもとても大切なことです。

僕も現在では、政党に対していろんなリサーチをしていますから注意が必要です。

それだけでなく、

  • 健康
  • 言語学習
  • 人とのしての考え方

など、いろんな面で「疑うこと」をしていかなければならないと思っています。

時代や立場によって、考え方や見え方は変わってきますしね。

先述した通り、「誰かをリスペクトすること」はとても素晴らしいことです。

では僕はどうなのか。

せいじって尊敬する人とかいるの?

と聞かれますと、毎回、

別にいない

と応えています。

言い方を変えれば、「この人しかいないのだ!」という依存はしていないということです。

ここでの「尊敬」とは、一般的な「尊敬」というよりも、もっとこう「この人みたいになりたい」というような意味での「尊敬」です。

だから僕は、

この人すごいなぁって “尊敬” はするかもしれないけど、別にこの人みたいになりたいなぁっていう意味では、”尊敬” している人はいないかな

と応えています。

あくまで自分の人生ですし、

  • すごい人はすごい人
  • 頑張っている人は頑張っている人

として客観的に捉えて、

じゃあ自分は今、何ができているのか?

と考えることです。

別に「自分がすごいから、理想とする人なんていない」とは言っていません笑。

そうした「すごい人」と「自分」は全く違う人間なのだという、当たり前のことを知っておくことなのです。

先述していた職場の話でも一緒です。

うん。その人はすごいけど、その人のことばかり言ってないで、自分のできることをやるしかないでしょ

と思うのです。

自分をしっかりと持てていない人ほど、

  • 盲信したり
  • 依存したり

して、なんとか自分のできていない部分を埋めようとします。

はっきり言いましょう。

自分のできていない部分を最終的に埋められるのは、自分だけです。

時に人に頼ったり、助け合ったりすることを否定しているわけではありません。

自分の「できない」から逃げるな

と言っているのです。

仕事である以上、「できない」を全て外注することはできません。

時に、依存することなく、自分で立ち向かわなければならない時もあるということ。

尊敬する人の「亡霊」に踊らされることなく、きちんと自分を貫いていきましょう。

他人をリスペクトすることと、そこにすがり続けて自分を持てていないことではわけが違う。ちゃんと自分を持ち、できることをしていこう。

おわりに

会社の属人化から依存、盲信まで書きましたが、要は、

あまり他人を神格化しすぎるなよ

ということです。

盲信してしまった時に自分が否定されたら、人を裁いたり批判したりすることしかできなくなり、

自分は絶対に間違っていないんだ!

と言うことしかできなくなるからです。

いつも自分の頭で考えて、行動していきましょう。

それではまた!

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