こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
30代になって始めた投資ですが、なかなか楽しいものでして、少しずつ幸福度が増しています。
最初に始めた積み立てNISAとiDeCoも、一度設定をしたあとは口座にお金があることだけに注意しておけば、定期的に買い付けてくれるので特にいじることがありません。
そんなすずきが老後の心配をしていると、ふと現在のお金の流れ、つまりキャッシュフローについても考えるようになりました。
人生一度きりしかない。
だから積み立ることは始めた。
「じゃあ次は今の生活をよりよくしよう!」という流れになったわけです。
そのために始めたのが高配当株投資。(怪しげな名前…)
配当金を得るために、高配当株をどのように買い始めたのか。
最初の配当金はどれくらいだったのか。
高配当株を買おうとしている方は、参考にしてみてください。
外国株式の口座を開設する
まず初心者のすずきがおこなったことは、SBIネット証券の口座開設欄にズラッと並ぶ口座のうちの一つ、外国株式という部分を開設することでした。
いたって簡単でして、開設の手続きを踏んでいくだけでした。
ただし「すぐに買い付け!」ということはできず、待てど暮らせどなかなか開設されなかったことを覚えています。
多少の時間がかかりますが、気長に待ちましょう。
「開設」(する)部分が「取引」のマークに変わっていれば、取引可能となります。
そこで「銘柄orティッカー」と出るので、例えばVYMのような略語(ティッカー)を打ち込めばヒットします。
その後「買付」ボタンを押して「何株買うか」などを入力していきます。
詳しい買い付け方法は、専門的なYouTubeチャンネル等を見たほうが間違いないです。
インストラクションに従いながら進めていますと、あっという間にできてしまいました。
最初に買い付けたときは相変わらず結構ドキドキしたものです笑。
でも慣れてきますと、「さて今日も買い付けるか」と言った感じで流れ作業に。
だんだんと事務的な作業のように、買い付けができるようになってきました。
初心者が買う高配当株
僕は専門的に教えるブログを書くことが目的ではないので、いろんな動画チャンネルやブログを見て出した、僕なりの答えを書いていきます。
どこでも言われることではありますが、投資はあくまで自己責任ですのでよろしくお願いします。
僕は最初に「米国高配当株がいい」という噂を聞きつけて、SBI証券で外国株式の取引をスタートしました。
これも時代の流れがありますので、絶対の正解とは限りません。
とはいえ、始めなければ何も得られない。
とりあえず右肩上がりでかつ、配当金も安定して出している(減配がない)ものを選ぶべきだという教えに従いました。
最初は評判がとてもいいVYMというETF(上場投資信託)を買うことにしました。
投資信託はお弁当パックみたいなものです。
中身は様々な会社の株が詰め合わさっている、という感覚でいいかと思います。
当時はコロナショックから立ち直り始めたときだったため、円換算すると8,000〜9,000円で1口買うことができました。
5月現在は1万円台ですね…それだけ調子よく右肩上がりになっているということです。
VYMも「お弁当パック」ですので分散が効いていますが、さらに「評判のよいものは全部合わせて買ってしまえ!」ということにしました。
SPYD(3,000円〜4,000円)とHDV(だいたいVYMと似た値段の動き)の2つのETFも、ついでに買い付けることにしました。
現在はこの3つのお弁当パックを、定期的に買い込んでいる状態です。
最初は覚えたての「ドルコスト平均法だ!」と意気込んで定期買付を設定していました。
それこそ「SBI証券ならではの特別なシステム」だったからです。
「これで毎月買ってくれるんだな?」と思っていたのですが、途中で「あれ?なんか違う」ということに気づきました。
別にやり方が悪かったわけではありませんでしたが、積み立てNISAなどのインデックスファンドは同じ額で積み立てていくのに対して、米国高配当株などでのアクティブ運用はその時の値段ごとに買い付ける値段が異なるというものでした。
定期的に買い付けることは、投資の機会損失を防ぐために悪いことではないのですが、できるのであればお目当てのETFの値段が下がった時にたくさん買ったほうがいいわけです。
口数を多くもっていることが、配当金に影響しますので。
そこで一旦定期買付をリセットし、少し値が下がったところで買い付けようと考え直しました。
実際は右肩上がりのファンドですで、下がるときばかりを待っていても仕方ありません。
結局は、不定期だけれど定期的に、自分の手で買い付けるようになりました。
こうすることである程度安いところを狙いつつ、時期も分散させて買っていくことになります。
定期買付とそこまで変わることではないですが、自分のタイミングで買い付けられるほうが性に合っていると感じました。
円換算すれば10,000円近くの「安くはないファンド」ですから、「これくらいかな」と口数を調整しながら買っていくのがよさそうですね。
配当金を得る
この3つのETFは、配当金を出すのが12月でしたので、2020年の暮れに「スーパー倹約貯金人間」が生まれて初めて配当金をもらうに至りました。大ニュースです。
この時もドキドキしたものでした。
「何ドルくらいもらえるんだろう?」と。
計算すれば概算が出るんですけどね笑。
結論から言いますと、高配当株投資も始めたばかりで20〜30万円分くらいしかETFをもっていなかったため、預り金のところに19USD(19ドル。当時約2,000円)だけ入っていました。
(四半期で入った配当金なので、年間だと2,000円×4で8,000円ほどとなります)
おおおおぉぉぉ!
たったこれだけの配当金に、正直嬉しさがこみ上げてきてしまいました。
僕は本当に預金しかしてこなかったので、その分お金の「使い方」や「増やし方」がわからず、もったいないことをしてきていました。
しかしそんな「預金ライフ」にも終止符が打たれたのが積立NISA・iDeCoの開始でした。
そしてそれに追い打ちをかけたのが、この配当金の獲得でした。
数千円で目の前の人生がバラ色になりました。
しかし、この配当金を使わなければ意味がない…
そこで今まで「買付」というボタンしか押してこなかった人間が、初めて「売却」ボタンを押すこととなりました。
預り金の10ドルだけを円に変え、それがネット銀行に入るという流れを見てみたかったのです。
結果は10ドルが為替で1,082円となり、ネット銀行に入金されていました。
すごい。
何もしてないのに、時間だけを味方にして野口英世を一人召喚することができたのです。
株や投資信託を買うことでこんなに人生豊かになるのか、と数千円でほくほくした30代でした。
おわりに
僕にはこのコツコツ何かを続けるということが、どうも性に合っているようです。
勉強の虫だったときから「必死なんだけど数ミリずつしか動かない」みたいなことはよく経験してきました。
「投資は入金力がものを言う」世界ですので、「配当金生活」なんて夢のまた夢です。
しかしこの配当金の額が増えていけば(増配・ETFの買い増し)、単純に資産として年間数万円が資産に追加され、必要に応じて何かに使えば、より人生を豊かにできるのです。
だから「投資の世界は単純に入金力の世界だ」と言い切るのは、少し違うのかなと思っています。
僕みたいな人間からすれば数百円・数千円が本当に嬉しいんです。
自分でいろいろ勉強してこまごました設定をして、今まで貯めてきたお金を少しずつ株に投資していく過程は楽しく、小さな木を育てている感覚を覚えたからです。
趣味というほど難しいメンテナンスをしたり、目がギンギンの状態で値動きを見たりもしてはいませんが、ちょっとした話のネタとして今後も続けていきたいですね。
何より生きている今を豊かにしたいですので、キャッシュフロー(お金の流れ)も意識して投資を続けたいと思っています。
始めてまだ1年経っていませんが、これだけの変わりようです。
ぜひみなさんも僕のように、少額から投資を始めてみてはいかがでしょうか。
それではまた!
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