こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
みなさんは自己肯定感が高いほうですか?
僕はそこそこあるほうだと思います。
しかしその理由は、ただただ「自信がある」というようなシンプルな理由だけではありません。
僕が「自己否定」をしないようにしているのは、特別な理由があるからです。
今日は「自己否定をしない理由」について書いていきます。
謙遜も自己否定もしなくていい
- 謙遜すること
- 自己否定すること
は、違うと言う人もいます。
僕はよく謙遜することが多かったのですが、最近ではそれもよくないのかなと思うようになりました。
せっかく相手が褒めてくれているのですから、素直に「ありがとう」と返事をするのが礼儀だと思い直したのです。
それでも、
と、頑(かたく)なに自分を否定し続ける人がいます。
やっぱりそれって、なにか違うのではないのかなと思います。
いえ、「頑張ってもいなくてダメダメな自分」だとしたら、100歩譲って自己否定をしてもいいですが、みなさん毎日十分に頑張っているじゃないですか。
少なくとも、前に進もうと必死に努力をされている。
それなのに頑張った自分を否定することは、自分に対して失礼だと思うのです。
- 周りがどれだけ褒めても、
- 最後に自分が自分を否定する。
こんな状態では、いつまで経っても「頑張った自分」は褒めてもらうことができません。
もし頑張った子どもがいたとして、誰も褒めてくれなかったら可哀想ですよね。
みなさんはそれと同じように、自分に厳しすぎます。
いや、「自己否定」していることを周りにアピールして、謙遜しているフリをしているだけです。
「日本独特の作法」とも言えます。
そんなものは要らないのです。
最後の牙城である「自分自身」が、自分のことを褒めてあげること。
それが「自分」に対して真摯に向き合うことであり、自分を大切にしている証拠だと思っています。
自己否定は他人否定と一緒
僕が自己否定をしないようになったのは、
「自己否定 = 他人否定」
だと思ったからです。
と思われるかもしれませんが、僕なりに考えていることがあります。
例えばランニング。
僕は定期的にランニングをしていますが、自分がやりきれなかった時は悔しいですし、
と思うことはありますが、それ自体がダメだとかレベルが低いだとか、否定的な感情は持たないようにしています。
なぜなら、同じように頑張っているランナー、あるいは僕よりも走る距離がずっと短く、遅いランナーの方々ことを、否定していることになってしまうと思うからです。
もちろん、これは間接的な話ですから、
と言われても仕方ありません。
僕が言いたいのは、そういった感覚を持っておくことが大事だということなのです。
自分のやってきたことと同じようなことをしている人、また自分の前にも後ろにも、無数に近いレベルで頑張っている人がいます。
自分が精一杯やってきたことを否定することは、他の人の頑張りをも否定していることにもなりかねません。
というポジティブな感情であればいいと思いますが、「自分はダメな人間だ」と自己否定する現場を、他の人が聞いてしまったら、
と感じてしまいますよね。
そんなシチュエーションは、確かにあまりないかもしれませんが、
- 自分と似たことを頑張っている人
- 自分と似た境遇の中で一所懸命生きている人
は、見えていないだけで周りにたくさんいます。
その人たちの「頑張り」を褒めてあげるという意味でも、「頑張っている自分」を否定をする必要はないのです。
過去の自分を超えてゆこう
僕にも、苦い過去はあります。
消し去りたい過去もあります。
どうしてもうまくいかなかったことや、調子に乗っていて時間をムダに過ごしていたことなんて、数えられないくらいあります。
何度も過去を振り返っては、後悔したこともあります。
それでも、過去の自分も受け入れるようになったのは、前に進むためでした。
自分の悪いところもまるっと受け入れて始めて、今の自分を好きになることができます。
- 過去の自分を否定すること
- 現在の自分を否定すること
は、全く別のことのように見えますが、しっかりとつながっています。
「自分に否定的な人」は、往々にして人生のどこかの「悪い部分」を切り取っては、集中的に自傷行為に走ります。
そうして「今までの自分」を受け入れることができていないままの現在は、当然ながら楽しくもなければ面白くもありません。
僕が過去を否定しなくなったのは、
と思えるくらい、今を変えようと行動し始めたからです。
人間ですから、自分の行動や考え方に否定的になってしまうこともあります。
しかしそれを超えてゆこうと努力をしていくからこそ、その過去に意味があったと思えるのです。
過去を否定するかどうかは、今の自分の裁量次第です。
今をひたすら一所懸命に生きていれば、
- 今も
- 過去も
肯定して生きてゆくことができます。
僕は、そうやって「一所懸命に今を生きている人たち」を見てきました。
では僕に今、一体何ができるのか。
ただ一所懸命、今を生きていくだけ。
それに尽きるのです。
何も否定する必要はない。
ありのままの自分でいて、成長し続け、前に進み続けるのです。
過去の自分を超えていくこと。
それは過去を否定して前に進むのではなく、過去を受け入れて前に進むことなのです。
おわりに
自分に否定的になる必要なんてない。
そう思えるようになったのは、自分のおかげでした。
もちろん、周りにいる素晴らしい人たちとの出会いもありましたが、最後に自分を救ってやることができたのは、他でもない自分でした。
自分を一番愛してやることができるのは、一番近くにいる自分です。
それを忘れてしまったら、自己否定に走り、楽なほうに逃げてしまいます。
「自分は何もできない人間である」という烙印を押すことで、気持ちが楽になるからです。
その状態であっては、「今」は何も楽しくならないですし、成長しようとも思わなくなります。
だから僕は、自分を否定することをやめました。
前に進むために。
みなさんはどうしたいですか?
前に進みたいですか。
それともずっと、自分を否定し続けたいですか。
答えは明白ですよね。
それではまた!
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