こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
バックパッカーとして旅をしていますと、いろんな人に出会いますが、とりわけ若い20代の子たちが多いことに気づきます。
僕が20代の頃なんて、ダンスに明け暮れていた毎日でした。
それはそれで良かったですし、後悔はしていません。
ただ、僕の友達にも留学をしていた人はいましたし、
と思いました。
今日は「若い世代が世界を知ること」について書いていきます。
ずっと渋っていた自分
僕が世界に飛び出したことがあるのは、
- グアムに5日間
- ロサンゼルスに1週間
だけでした。
旅行というレベルでも相当な経験不足です笑。
どちらも20代で経験したことですが、その旅行だけでも衝撃を受けたものでした。
しかし仕事が始まってしまいますと、国内から出ようと思わなくなってしまいました。
と、3つの「安」を獲得した僕は、国外に出ることをためらっていたのです。
いえ、拒否していたわけではありませんでしたが、そこそこ忙しかったこともあって(コロナもあって)なかなか国外に出られたなかったと言えば、それはウソではありません。
なぜ渋っていたのかと言えば、それは「怖かったから」だと思います。
それこそ、海外では安心や安全が必ず確保されていない状況なのは、間違いありませんからね。
大好きな友人たちとの時間もなくなりますし、自分が築いてきたルーティンも壊れてしまいます。
ちょっとした旅行ですら、
と思っていたくらいですし笑。
つまり僕は、「失う/減る」と言った現象にとてもビクビクしていたのです。
リスクの取り方がわかっていなかったのですね。
でも何かを経験したければ、まずこちらから何かを差し出さなければなりませんよね。
その事実が分かったからこそ、こうして旅を始めたのだと思います。
実は「渋る」という行為が、僕にとって一番手っ取り早く、
「楽に生活を続けることができる行動」
だったのでした。
30代という、少し出遅れたスタートとなりましたが、やっと「渋っていた自分」から抜け出すことができました。
だいぶ時間がかかりましたが、おかげさまで今は、いろんな体験をすることができています。
若い子たちの見る世界
30代でこれだけ「わー」だの「すげー」だの感じている「世界」ですから笑、若い子たちならもっといろんなことを感じることができるのではないかと思っています。
特に日本は「島国」ということもあり、周りの世界を見る機会に恵まれていません。
中には日本を飛び出す人もいますが、ある意味「暗黙の鎖国」のような状態になっているのは間違いないでしょう。
海外に出ると禁止事項もあったりなかったりですが、日本のように細かいところにいちいち目くじらを立てる人は少ない印象です。
もちろん、各国それぞれの基準があり、日本で当たり前のことが、海外ではダメということもあります。
それでも、
と、すでに感じているくらいです。
日本の若い子たちには、そうした「自由さ」を感じてほしい。
と。
僕は先生をやっていたこともあって、若い子たちが日本に対してどう思っているのか疑問でした。
と。
「自由を愛する僕」ですから、30代だろうと40代になろうと、その気持ちはいつまでも変わることはありません。
日本にいたときは、本当に「窮屈だった」という印象に尽きます。
ルールばかりで(だからこそきちんと回っている社会だとは思いましたが)、コロナの時は最悪でした。
と思いましたし、何か変なことをすればすぐに指をさされる環境がイヤで仕方ありませんでした。
まぁ、悪いところばかりではないのですけれどね。
でも、
と思っています。
だからこそ、20代で旅や旅行をしている人たちは、他の誰よりも視野が広がり、寛容になれるのだと思います。
彼らは20代とは思えないほどの話しぶりですし、何より心から世界を楽しんでいます。
日本の「お国柄」もあるとはいえ、僕も含めて本当に視野が狭い。
悪く言っているのではなくて、事実なのです。
今の若者たちには、もっともっと彼ら「旅人」のように世界を見てほしい。
そして何より、その感覚を助長してあげるのが、僕ら大人や教師たちの役目なのかなと感じています。
若い世代の子たちが視野を広げれば、日本もどんどん変わっていくんじゃないかなと。
これも教育の成せる業(わざ)ですよね。
先生たち、大人たちのやれることはまだまだたくさんあるということです。
まずは僕が頑張っていかないといけないですね。
世界を知っておくことの必要性
いざこうして旅を始めた僕が、偉そうに「世界を見て来い!」というのもなかなか面白いものですが笑、それくらい「必要性の高い経験」だと思いました。
僕自身が感じているように、海外に出れば容姿も言語も違う人たちで溢れかえっています。
日本人である僕は、
と思い、最初は物怖じしていました笑。
しかし数日でもすれば、いや数十分でも人と話せば、
と思うことができます。
この「一瞬の気づき」は、画一性の高い日本では非常に持ちづらい感覚です。
こればかりは、
と思いました。
30歳を超えていたって、こんな風に驚いているくらいなのですからね笑。
みなさんも友人の留学時代の写真を見せてもらう時に、多種多様な人種の方々との写真を見せてもらったりしますよね。
僕もそうした時、「へー」とかなんとか言いながらも、実感は全くありませんでした。
くらいです。
この「世界の人々との関わり」を、ぜひ若い子たちには「早々に体験してほしい」と思いました。
「マスト」とまでは言いませんが、この感覚を持っているだけで、とにかく人に優しくなれますし、仕事や考え方にも「多様性/柔軟性」が生まれてきます。
僕は先生をしながら「あぁだこうだ」と、偉そうに生徒に多様性を説いていましたが、実際に目で見て肌で感じる経験をしてから、
と痛感しました。
いつまでも日本は日本でいることができるのは、島国であり、国民が国から出ようとしないからです。(僕のように笑)
確かにお金もかかりますし、簡単なことではありません。
それでも欧米諸国の若い子たちだって(全員ではありませんが)、遠い国々からお金をかけてわざわざアジアに「体験」をしに来ています。
その実体験が、僕ら日本の若い子たちに圧倒的に足りていない。
世界に身を置くことで、外側から今の日本を見ることができます。
世界との格差が広がっていくのは、「体験を伴わない知識」ばかりが、日本の教育に蔓延しているからなのかもしれません。
それならまずは、教育者である僕が「実体験をすること」ですよね。
まずは僕自身がいろんなことを知って、体験して、日本に持ち帰ること。
それから少しずつ、世界を知る必要性を広めていこうと思います。
おわりに
周りに若い子たちがいて、驚きまくりの30代です笑。
もちろんもっと年上の方もいて、いろんなアドバイスをくださることもあります。
それでも、これからの社会を担っていく若い子たちに、もっともっと世界を見てほしい。
僕がそれを願うだけでなく、まずは僕自身が体験していくことが大切ですよね。
まだ旅は始まったばかり。
もっと新しくて、かつ楽しいことやツラいことを、いっぱい体験していきたいと思います。
それではまた!
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