こんにちは。
以前に家計簿や投資、散財(浪費)に関する記事を書いた際に、人にモノを贈ることを少し話題に出しました。
母の日、父の日とありましたので、節約を好むすずきが「ものを贈ること」によってどのような思考になったのか。
見ていきましょう。
「与える」思考
昔から他人に何か贈るという行為は、実はあまりしてきませんでした。
一番の理由はめんどくさいです。悪い意味ではないのですが笑。
特に何かを選んだりどうしようと考えるのが苦手だったんですよね。
その思考が変わったのは何かを与える楽しみやワクワク感を感じられるようになったからだと思います。
GIVE&TAKE:「与える人」こそ成功する時代という本に感化されたこともありますが、それ以上に「誰かのために何かを買う」という行為が好きになったのも事実です。
この気持ちは徐々に生まれてきたのですが、特に社会人になってホワイトデーや大切な人への誕生日の際に、お店やネットでチョコや贈り物を考えることが多くなったのが1つの要因です。
社会人になるまで、また社会人になりたての頃は、お金に余裕もなくて「誰かに与えている場合ではない」という状況が多かったです。
後輩に投資するということで一緒に外食などはしていましたが、ものを贈るということはなかなかしてきませんでした。
もちろん、大切な人と一緒の時間を過ごすというのも立派な贈り物ですけどね。
本当はそう言った自分にお金がない状態でも与えるという行為はするべきだと、多くのお金持ちが言っています。
彼らは「自分は昔からそうしてきた」と言います。
僕は「余裕ができてから」と思っていましたので、遅いほうでした。
「では実際に買いに行ってみよう」となると、やっぱり悩んでしまいました笑。しかしそれと同時に、
「何をあげたら喜ぶだろうか?」「どのように喜んでくれるだろうか?」
と想像をめぐらせるだけでも楽しくなり、「値段にはこだわり過ぎずかつ相手が引かない程度のものはどれかな?」と、様々なことを考えながら選ぶようになりました。
これもまた1つの投資になるわけですね。
めんどくさいという自己中心的な気持ちは、だんだんと消え失せていきました。
家族に
僕はこう見えて意外にも家族にモノを贈ったことがあまりありません。
身内こそ気をつかうべきではないし、必要ないとすら思っていました。
しかしだんだんと与えることが楽しくなってきますと、母の日や父の日、両親や兄妹の誕生日に何を送ろうかと悩んでくるようになりました。
ある意味一番無理に考えなくてもいい相手でもあるかもしれませんが、考えると面白いものでした。
情に熱い母には、
- プリザーブドフラワー
- 入浴剤
- メッセージボード
- 高級そうなお菓子
穏やかな父には、
- コーヒー
- ポロシャツ
- 扇子
- マグカップ
など。
兄妹は年が近いのでお菓子やギフトカード、子どものグッズなど様々です。
大切なのはあまり無理をして考えないことと贈る時に自分がいい気持ちになることだと思います。
もしかしたらこれは自己満であり、場合によっては感謝されている自分が心地よいととらえることもできます。
なんなら実際にそう感じて何かを贈っている人もいることでしょう。
ここで大切なのは、どう感じるかは相手次第だということです。
こちらが何時間かけようと、さらっとした気持ちで贈ったものであろうと、結局は受け取った側に感情はゆだねられます。
贈り物を選ぶときに、ストレスなくかつこちら側が楽しめるということが大切になるんですね。
例えば「GIVE&TAKE」を意識しすぎて「無理して贈り返さなきゃ!」と思う関係は、ちょっと違うんじゃないのかなと思います。
向こうは与えてしまったこと自体忘れていますし、こちらも変に意識して「与えてやったぞ」と思う必要はありません。
そうやって楽しむことができたからこそ、家族になにかを贈る時も楽しくモノ選びをすることができています。
職場に
どこか旅行に行くと、いつも職場の同僚のことが浮かびます。
職場によっては人数はまちまちだと思いますが、教員だと職員室の人数はバカになりません笑。
そんなときは何十個入りかのまとまった箱を買っていけばOKです。
ただしいつもお世話になっている方や特別な方には、別のものを買って行くようにしています。
この感覚は人それぞれでよくて、「職場でめったに話さない人に送っても…」と思うのであれば、その時点でストレスですから買わなくていいと思います。
「この人だけに買っていこう」というように、仲の良い方を一点集中してお土産を買うのもGOODです。
それぞれの感覚で問題ないのです。自由に贈る楽しさを感じましょう。
そしてすずき的一大イベントは、ホワイトデーです。
職場の全女性分を買いに行きます。
頭の中で人数をかぞえながら買う姿は、まるで動物園から出てきたゴリラそのものです。
両手にチョコやクッキーなど大量に持って職場に行くのですが、言わずもがなこれは女性陣の株をあげるためです。
冗談です。
別に僕からの贈り物ですよと添えるわけではないので、「ホワイトデーだから誰かが勝手に置いてくれたんだな」と思われて終わることが大半ですね笑。
でもそれでいいのです。
女性に感謝する日だと定義づけているすずきに抵抗はありません。
軽く樋口一葉さん、福沢諭吉さんがふっとぶくらいでしょうかね笑。
友人に
何か大切なことにお金をつかうことに抵抗がなくなったすずきは、川の流れに身を任せたスズキのようです。
友人にもたまに贈り物をします。
結婚祝い、出産祝い、出所祝い(はまだ経験していません)。
贈ること自体は多くはありません。
「ギブが全てで、与えた分だけ帰って(返って)来るものだ」と考えるのは非常に極端ですので、TAKERのよろしくない考え方です。
何でもかんでも与えれば、相手に「こんなにもらったんだし一応返さなきゃね…」と思わせて、「返すことを強制すること」になってしまいます。
そう思わせてはいけないとは言いませんが、それらは全て見返りを求めたギブになります。
自分に帰って(返って)来るのはあくまで結果論です。
しかも「あいつはどんな顔するかな?」とか「あの先輩の喜んでる姿…楽しみだなぁ!」って思う時点で既に十分にバックがあります。
そうして楽しんでる時間の分だけ、少なくとも僕は幸せな気持ちになることができるのです。
むしろそれが、贈り物をするときの醍醐味だと思うのです。
無理はしない
偉そうに書いてきましたが、贈ると言っても年に数回あるかどうかです。
旅行に行ったついでにとか、何か特別な日にとか、そのくらいでいいと思っています。
今度は「父の日」がありますけど、配達する日なんて大幅に遅れています笑。ごめんオヤジ。
それぞれのスタンスでいいのですが、細かいことをイチイチ気にしていたら僕自身が贈る側なのに何かに催促されているようでイヤになってしまいます。
「あ、父の日か」と思ってその日になってから贈るくらいがちょうどいい。
なんでもない日に気まぐれで職場にお土産を買っていくこともあっていい。
あくまでこれは「僕のスタンス」ですので、良い子の皆さんはマネしないでくださいね。
僕はもともとめんどくさがりですから、これぐらいじゃないとできないんですよね。
無理はしていませんし、選ぶこと自体がとてもハッピーな活動になっています。
そうやって選んでいる時に店員さんとお話しして、「どれがいいですかね?」ってオススメを聞いたりするのもまた楽しいんですよね。
特に昔から、女の子の行くようなオシャレなお店に行くだけで滝のように汗をかいていたすずきですから、このワザを習得して行くと「どれがオススメなのか」と筋肉ゴリラには絶対に聞けないことがいろいろ聞けるのです。
第三者を交えて贈り物を考えるとより一層楽しめますし、「悩んだなぁ〜」という自己満足感も得ることができます。
まとめ
「人に何かを贈るために何かを選ぶなんてだるい」と思っていたはずのすずきが、変わったあとでの思考をまとめます。
あくまですずきverですので、ご参考までに。
- 誰かのために贈り物を考える時間は楽しい
- ギブをすること自体が幸せに直結する
- 嬉しいかどうかは受け取る側の感情なので悩み過ぎない
- あえて相手に気を使わせるような額や頻度はNG
- 無理せず適当なタイミングくらいがちょうどいい
- 店員さんに聞く時間も楽しい(滝のような汗)
以上のことが僕なりのまとめです。
贈り物も投資のうちの1つなんですよね。
お金の使いどころは人それぞれあると思うのですけれど、僕がつかうところは「幸せに繋がるか」「無理のない範囲であるか」をポイントにしています。
他にも「リスクを取り過ぎない額」であるかなど、自分なりのスタンスでやっています。
ギブとのほどよい距離感は大切です。
根底にある自分の想いを考えつつ、見返りを求めないギブをしていきたいものです。
みなさんも大切な人に何か贈ってみてはいかがですか。
ほどよく、適当に、しれっとね笑。
それではまた!
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