こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、同僚の先生とダンスのステージに立つことがありましたので、初心者の彼に丁寧にステップを教えました。
すると、
と言われました。
こんなに基本に忠実になれたのは、実は基本をすっ飛ばした時代があったからでした笑。
今では、
- 基本
- 基本
- 基本…
と、ダンスの練習や語学の勉強をする際に、優先順位を「基本に立ち返ること」にしています。
今日は「基本を大切にすること」について書いていきます。
基本をすっ飛ばした時代
高校生だった頃、僕はとんだ「勘違い野郎」でした笑。
- 少しの努力もせずに大技に挑んだり
- とにかく手当たり次第に難しい問題を解いたり
と、器械体操部の部活においても、受験の時の勉強の仕方でも、これでもかというほど基本を怠(おこた)っていました笑。
もちろん、何も実ることはなく、
- 部活動は中途半端に引退し
- 勉強は見事に失敗して浪人すること
となりました。
当然ですが基本がないまま応用に入ってしまったため、中身が空っぽでした。
中身が空っぽですと、
- 説得力に欠け
- 応用に繋がらない
というデメリットがあります。
多くの方が勉強やスポーツをされてきてわかると思いますが、基礎基本は当然ながらとても大切なことです。
そこを飛ばして、
と自慢するのはナンセンスです。
ちなみに僕は「これそのもの」でした笑。
応用への繋がりが全くなく、結局基本に戻らなければならなくなり「二度手間」となりました。
体操も勉強もうまくいきませんでしたが、逆にその経験があったからこそ、
と、改めてやり直すことができたのでした。
「失敗」は、いつでも大切なことを思い出させてくれますね。
お陰様で、今となっては「基礎基本を大切にする人」となることができました。
結局何事も「段階」があり、一歩一歩着実に踏み締めていくことが最短距離なのですね。
行き詰まったら基本に返ろう
人間誰しも、自分の得意なことや好きなことが何かしらあります。
しかし、
- どうしてもうまく行かないこと
- 八方塞がりになってしまうこと
もまた同時に起こります。
そんな時、やはり僕を救ってくれたのは「基本に返ったこと」でした。
ダンスで上手く行かなければ、YouTubeで基本練習やドリル的な練習の動画を見ましたし、英語でうまく行かなくなれば、超基本単語の暗記や例文の音読をしたものでした。
それらがなぜ「救い」になったかと言いますと、
「基本の上に、応用が成り立っているから」
という、極々シンプルで変わらない事実があったからでした。
応用の部分で行き詰まっている時は、自分が「中級〜上級」にいると考えてよいでしょう。
ということは、その前段階のどこかでつまずいているか、まだ足りていないことが何かあるということになります。
自分が中上級に位置しているという自覚を持ち始めますと、どうしても、
と思ってしまいがちです。
もちろん、高校生が小学生の単語をやれというような、極端な意味ではありません。
「少し前に戻ること」が大切なのです。
それができるようになりますと、「自分の中に何が足りなかったのか」が見えるようになってきます。
また同時に、基本を組み合わせることで応用が活きるようにもなります。
「基本の反復」は精神衛生上も良く、自分ができることを増やすことができますし、直接的に自信に繋がります。
すると「基本の土台」が固められていき、応用が乗っかりやすくなるのです。
現在は社会人の方々に英文法を教えていますが、
という声も聞いています。
それは僕が受験時代に失敗し、そこから学び直した経験がありますので、
と、自信を持って言うことができるのです笑。
何かに行き詰まったら基本に返ること。
これが何より成長を加速させるのです。
基礎基本を大切にする人とは?
以前の僕は、
- 何か小難しいこと
- 特別に見えること
をやろうとしてはうまくいかなかったものです。
それはひとえに、
「基本をおろそかにしたこと」
が原因でした。
このような考え方をもっていた僕は、どうあがいても「うまくいかない悪循環」から抜け出すことができませんでした。
「基本をおろそかにする人」は、総じて大切な部分が抜け落ちていることがあります。
それは「ものごとの核心や本質を大切にしていない」ということです。
という人を目にしますが、それは間違っていないと思いますし、数%はそういう人がいるかと思います。
ただ、トップを走るような、
- アスリート
- ビジネスマン
- ミュージシャン
このどれをとっても、「必死で努力していること」は誰もが認めることでしょう。
基礎体力のない人がアスリートを語ることはできませんし、経営や営業のノウハウや経験のない人が成果を収めることもできません。
なんとなくで楽器を弾けるようにはなりませんし、トレーニングを積むことなく歌がうまくなることもありません。
それがわかっていない人ほど、基本から丁寧に努力している人たちを「天才」という一言で片付け、自身は難しいことをやろうとし空回りします。
そうです「以前の僕」です笑。
「何事においても段階があり、それを一歩ずつ上がっていくこと」
これは全てのことにおいての「本質」です。
その本質を理解している人は、どの分野においても丁寧にゆっくりと、階段を上がっていくことでしょう。
基礎基本を大切にすることは、他のものごとにも良い影響を与えます。
それはもっと抽象的な、
- 人間関係
- 生活習慣
- 基本的な態度
などにも通じますから、結果的に全ての「中核」を大切にできるようになるのです。
- 基本の挨拶
- 朝のルーティン
- 礼節さや感謝の意
など、どんなに抽象的なものごとにも「基本」は必ず存在します。
どの分野に行っても基本を忘れることなく、何かうまくいかなくなったら基本に返るようにしましょう。
それが、結果的に成功へと導くのだと思っています。
おわりに
基礎基本は地味でカッコ悪く、やっていても楽しくないこともあるでしょう。
しかし「華やかさ」の裏には必ず血の滲むような努力があります。
それを否定する人はいないでしょう。
誰もが簡単に「応用じみたこと」ができるのならば、
と言っているようなものです。
職場の人間関係やご自身の生活習慣などにも、「基礎基本」があります。
楽してうまくいくような社会だったら、こんなに悩む人が多いわけがありません笑。
何も「苦しめ」と言っているわけではないのですが、地道に足場を固める必要がある時というのは、必ず訪れるということです。
そんな時、基礎基本を思い出してみましょうね。
それではまた!
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