こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
僕には10年以上続けている趣味があります。
それが「ダンス」です。
皆さんがイメージするような、オシャレなイメージではなく、その何倍も泥臭く激しい、バトルよりの「ブレイクダンス」です。
「あぁ、あの頭で回るやつ?」と安易におっしゃる方々が多いので、仏と言われたこのすずきも、さすがに黙っているわけにはいきませんね。
一言だけ言わせてください。
「全くもってそのイメージで間違いない」
ということを笑。
ただし、ブレイクダンスと言ってもアクロバティックなものだけではなく、現代は本当に自由をそのままにしたようなダンスへと変化を遂げています。
ダンスはもはや、
- 中学校の体育で必修科目となっており、
- パリ五輪では正式種目に選ばれる。
と、人気を博しております。
TikTokやインスタとの相性もよく、スキルが必要ではないダンスもたくさんありますので、現代の若者たちの間では、熱狂的なブームが巻き起こっています。
僕自身も19歳の時に大学のダンスサークルでブレイクダンスと出会い、今までこれほど打ち込めるものには出会ったことがありませんでした。
これだけ長く続けていますと、だいぶうまくなってきたものですから、
「すずきはもともとセンスがあるんでしょ?」
と言われることがあります。嬉しいことです。
でもほんとは誰でも始められるものなのです。
今日は、そんな僕の人生を変えてくれたダンスの魅力を書いていきます。
「始めてみたい!」という初心者の方のお手伝いができればと思っておりますので、何かの参考になれば嬉しいです。
ダンスの魅力
余談ですが、僕は楽器はめっきりダメです。
弾いたり、叩いたり、歌ったり、奏でることが、人生において一番「苦手」です。
兄妹の音楽的センスが抜群で、その恩恵にあずかろうと思ってはギターやピアノにトライしたのですがてんでダメでした笑。
少し触ってみたことはあるのですが「あぁ、できない!」とすぐに投げ出していましたので、続けることは困難でした。
そんな僕でも、音楽を聴くことと音楽にノることは誰にも負けませんでした。
音楽が流れ始めれば、ついつい首や身体が動いてしまうなど、昔からこのクセは治っておりません。
今思えば、これはダンスを始めるための「大きなポイント」だったのだなと思っています。
つまり、ドラムなどのビートが流れた時に自然と身体が動いてしまう人は、十分ダンスを始められる素質があります。
よく聞くことですと、
- 「私はリズム感がないから」
- 「音楽が苦手だし」
- 「運動神経も必要でしょ?」
という言葉です。
果たして本当にそうでしょうか。僕はそうは思っておりません。
「音感」や「芸術的センス」は別にして、音楽に合わせて手拍子を打つことはほとんどの人ができると思います。
それができなくても、練習すればいずれできるようになるはずですよね。
だから大丈夫。
音楽を楽しむ気持ちさえあれば、誰でもダンスを始めることができます。
では音楽にノって体を動かすことの、一体何がいいのでしょうか。
答えは簡単です。まず「楽しくなるから」です。
別にふざけているわけではありません笑。
音楽の力とは絶大でして、
- 映画やドラマ
- アニメ
- 商業施設やモール
- 街中
で必ず流れています。
人間の琴線に大きく影響していることは間違いありませんよね。
またダンスによって、運動を運動と思わずにできてしまうこと。
さらに音楽や運動を楽しめると同時に、表現活動でもあることも魅力のうちの1つです。
他にも、
- ストレス発散にもなる。
- 簡単なステップならば老若男女問わずに始めることができる。
など魅力が目白押しです。
そして最後に、
- 音楽(スピーカーやイヤホン、スマホなどの音楽プレーヤー)
- 身体一つ
この2つさえあれば、場所を気にせずほぼほぼどこでも踊ることができるということ。
これがダンスの最大の魅力ですね。
ダンスの始め方
僕は幸いにも「ダンスサークルなるもの」があったため、勇気を振り絞ってそこへ飛び込むことで、教えを請い、その場で成長することができました。
今の時代は、
- YouTubeやSNSなどの動画がたくさんあること
- スタジオやジムで、初心者向けのレッスンが組まれていること
など、ダンスを始めるには非常に恵まれている環境があるのだなと感じています。
ダンスを始めようかどうか迷っているそこのあなた。
こればかりは「本をたくさん読めば解決するよ!」というものではなく、自身で体験して初めて、
- 「楽しいな!」
- 「格好いいな!」
- 「もっとうまくなりたいな!」
と感じるものです。
一番いい方法は「身近な友人や家族に教えてもらうこと」ですが、やはり教えるスキルを持っている人に教えてもらうことがベストです。
上達も速くなりますし、正しい知識を得ることもできます。
また1人で練習するよりも、複数で振りを考えて「できた!」とか「できない…」と、わちゃわちゃ楽しむ方法も魅力的です。
僕は当時、
「飛んだり回ったり止まったりっていう、あのカッコイイ、ガチのやつをやりたい!」
と意気込んでいましたので、ストリート(駅や道端)の練習でお、怖がりながらも飛び込みました。
結論から言いますと、ストリートの方々は「コワモテ」に見えますが、ほとんどの方は礼儀正しくとても優しいです。
初めてであれば握手するのがマナーですので忘れずに。
ストリートに飛び込んでみるというのも、1つの始め方なのかもしれませんね。
ダンスを始めたての頃というのは、必ずと言っていいほど「自分はダサくて下手だ」と思うことは避けられません。
しかしダンスを経験している人であれば誰しも、必ず下手な人を笑うことはないでしょう。
僕を含めて、彼らも下手だった時代を経て、同じ道を歩んできたからです。
だから怖がらずに楽しむことを重視して、ダンスを始めてみてはいかがでしょうか。
ダンスをしている人たちは、お互いにリスペクトがあり、そのストリートの文化はとても魅力的です。
初心者用のプラットフォームも確立されつつありますので、知人やジムなどを通してダンスという文化に触れてみましょう。
カッコつけよう
僕がダンスを始めた頃は、iPhoneどころかSNSもなく、知識や経験を現地調達するしかありませんでした。
今でも覚えているくらい、僕はかなり「ダサい格好・ダサい服装」をしていました笑。
現代の子たちは、みんなお洒落でスキルも高く、「時代は変わったなぁ…」としんみりしてしまいます。
SNSでのロールモデルやプロダンサーも現れましたので、ストリートの服装や格好はそこらへんの方々を真似ることから始めてみましょう。
ダンスは「表現活動」でもありますから、身につけるものは自分なりのこだわりがあったほうがオリジナリティが出て良いです。
例えば、
- NIKE、adidas、puma、FILA, New Balance…
- 1つのメーカーで上から全部揃える(例:服から靴まで全部NIKE)
- 古着屋でオーバーサイズのものを羽織る
- キャップやハットを深く被ってみる
- イヤリングやピアス
- 髪を編み込む
など、自分ができる最大限の表現をしてみて、とことん楽しみましょう。
僕はオールドスクールが好みですので、練習は基本的にNIKEやadidasなどのジャージやシャカシャカパンツです。
靴にこだわりはありませんが、「converse」や「pro-keds」が好きです。
NIKE、adidas、puma、FILA、NB、などなどソールがクッション性でキュキュッと止まれるものなら何でもよいです。
総じてダンスにおいて大切なのは、その人のシルエットです。
練習を重ねていきますと、その人にしかできない表現も生まれてきます。
「ただ単にダンスを楽しみたいだけ」の人であっても、自然と「どうやったら格好良く踊れるだろう?」と考え始めると思います。
その時は、たくさん鏡を見てみてください。
もし大きな鏡がなければ、動画を撮って自分を客観視してみてください。
特に「誰か特定の人に向けてダンスを発表する人」であれば、なおさらですね。
自分のダンスがどのように他人に映っているのか。まずは自分で自分を確認してみましょう。
自分をたくさん見つめて、自分なりの踊りができてきますと、自然とオリジナリティが出てきて味が出てきたり、渋みが出たりするものです。
これもダンスを続けていく楽しさの1つなのです。
おわりに
今回はダンスの魅力を伝えただけで終わってしまいましたが、僕はこの10年間(+α)、多くの場面でダンスに助けられてきました。
何か困ったり落ち込んだりした時も、
- 「ええい音楽を流せ!」と、スピーカーから流れる爆音に合わせて激しくフットワークを踏んでみたり
- イヤホンから流れるJ-POPのビートに合わせて頭を振ってみたり
そうやって疲れを吹っ飛ばしていたものでした笑。
以前に「ジャズダンスを踊りながら帰宅していくサラリーマン」のCMを目にしたことがあります。
まさにあの空気感ですよ。
- ダンスで喜びを表現しつつ、
- ダンスによって喜びを得ている
と言った、「好循環」だと思うのです。
まだまだマイナースポーツ&カルチャーですので、珍しがられることは嬉しいです。
僕はガチで続けているため、「なにか踊ってよ」と言われればしっかりと見せることができるのも、僕の武器として重宝させてもらっております。
サークルを引退し、社会人となっていった周りの友人は、99%くらいダンスから離れています。
ダンス「サークル」ですからね。そもそも本気で取り組んでいたのは一握りでした。
ただみんな(ガチの)ダンスを辞めていても、どこかで生活の中で身体が勝手に動いてしまうことがあるように、生活の一部となっているでしょう。
では僕は、なぜそこまで「ガチ」で続けているのか。
それはいつまでも成長のできる、無限の表現活動だからなのかもしれません。
踊っていると気持ちよくて、とても幸せな気分になりますし、何よりカッコイイのです。
趣味だとしても、みなさんが始める価値は十分にありますし、激しいダンスでなくても身体を揺らしたり音楽にノったりすることは、最高のことであることは間違いありません。
踊っていれば楽しいですし、スキルや表現力を磨いていけば、見ているほうも楽しくなります。
まさにwin-winの空間を作り出すことができるのです。
ダンスをしたことのない人も、まずは手始めに音楽を流して手拍子を打ったり、首でノってみたり、右に左にと簡単なステップを踏んでみたりしてみてはいかがでしょうか。
ダンスを始めるといろいろと楽しい人生になると思いますので。
それではまた!
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