こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
最近また、ディベート関係の動画を見ています。
今ここにもう1つ動画を載せようと思っていたのですが、なんと先日(2024年9月6日)に放送されたAbema TVの動画が非公開となっており、載せることができませんでした。
その内容はかなりセンシティブで、牛角の「女性割引キャンペーン」についてだったのですが、東大教授のかなり偏った発言があったからなのか、残念ながら非公開となってしまいました。
ディベートの内容についても話したいところですが、その際に「大事にしたいこと」なども含めて、今日は書いてきます。
痛い話にも耳を傾けてみよう
上の動画にもあるように、僕はあまり学歴厨(=学歴至上主義みたいな人)が好きではありません。
一方で、自分もかなり勉強してきたほうですので、人と話をしていますと、
と感じること、つまり「学歴を考えてしまうこと」はあります。
もちろん、勉強にもいろんな形があって、僕なんかペーパー試験は良くても、実践のビジネスなんてダメダメです笑。
楽器だって吹けませんし、泳ぐこともできませんからね。
「学び」にもいろんな形があることを知っておく必要があるということですね。
だから僕は現実社会がどうあれ、「学歴が全てだ」という人はあまり好きではありません。
話を戻します。
そういった「学歴にこだわる人」の意見は強いため、聞いているとむしゃくしゃするものです笑。
しかしここで大切なことは、
と、耳を傾けることです。
相手がこちらの話を聞く気があるかどうかはひとまず置いておいて、こちら側としても、
と聞いてあげることです。
それができて初めて、討論とは成り立つものですからね。
実際に彼(学歴厨)の言い分を聞いてみますと、結構筋も通っていて「なるほどね」と思わされることもありました。
かなり偏見や主観もありますが笑、YouTubeというエンタメにおいては、とても面白いですし、ただただ不愉快にさせるような発言だとも言い切れませんでした。
一方で、話の合わない人と最初から取り合わないようにしてしまいますと、先日非公開にされてしまった動画のように笑、
と思われてしまいます。
意見が違うからこそ耳を傾けてみる。
その上で「ここは違うんじゃないか」と意見する分には、問題ないのです。
人の話を聞くから議論になる
自分の主観に基づきながら、客観的事実を集めて議論することはいいことです。
やはりある程度は、
という気持ちがあるからこそ、ディベートができますからね。
しかし、先日消されてしまった動画では、
- 相手の話を理解しようとしない
- 相手に理解をさせようとしない
という状況が続き、
と思ってしまいました。
この間書いた記事でもそうでしたが、「偏(かたよ)り過ぎて人の話を聞かないこと」が続きますと、
なんて思わなくなります。
もちろん、この世の中に正解なんてありませんから、意見を持つことそれ自体はいいことです。
その意見を説明することが大事なのであって、「意見を押し通して論破すること」は重要ではありません。
よく勘違いしている人がいますが、「論破すること」とは別に何も生み出しません。
相手へのリスペクトがありながら議論をすることで、お互いに、
と思わせることですよね。
僕も生徒さんたちとよく話をしますし、議論をすることはあります。
でも「僕の意見が正しいんだ」と思って言うことはありませんし、相手の意見もちゃんと聞きます。
そもそも僕が聞く耳を持たなければ、生徒さんたちも「この人と話をしよう」だなんて思わないでしょうしね。
大事なことは、意見を交換することです。
いろんな動画を見てきましたが、イラッとしてしまう(というか議論になっていない)のは、
「相手が全く話を聞こうとしない時」
ですね。
そんなのを見ていても、全然楽しくないのです。
だって、全然議論する気がないんですもの。
見ている側も不快になりますし、悪い印象を与えてしまうため、その人にとってもメリットはありません。
人と話をする時は、まず人の話を聞きましょうね。
寄り添って生産的にする
自分の意見が固まっている上でディベートとは行われるべきではありますが、一方で、
では、ディベートにはなりません。
ディベートや議論の面白いところは、「自分は正しい」と思って “自分の中では結論が出ていながらも”、納得できる証拠を提示してわかりやすく話をわからせるところに、本質があります。
例えばですが、
と言う人と僕が議論したって、一応僕も話は聞きますが「タバコなんて吸わない」という結論は出ています笑。
だからもしディベートしろと言われても、実はその本質は「相手を変えること」ではありません。
- そこにどんな根拠があって
- どういう「メリット/デメリット」があって
- だから自分はこれが「良い/良くない」と決めている
と、論理的に自分の中で整理ができているか。
そして観客がいれば、彼らにいかにわかりやすく伝えることができているか。
そのあたりが重要になってきます。
上の動画で学歴厨(笑)にも支持があったのは、彼の言い分がわかりやすく、具体例も提示されていたからでした。
お互いに「話したくなんてない」というわけではなく、
を考えていたのです。
そうした「エンタメ」に昇華してくれますと、「反対の立場」に立っている人たちも「なるほどね」と納得できる部分が出てきます。
- 考え方
- 伝え方
- 論理の立て方
など、「話術」という意味でも勉強になりますし、
の勉強にもなります。
その根本には、
「相手の話を聞こうとすること =寄り添って話を聞こうとすること」
が大前提にあります。
もちろん、ディベートと相談やカウンセリングは別ですので、ちょっと気質が違うかもしれません。
ただ、このようなエンタメ(公開のディベート)に限らず、相手の意見を聞こうと思って話を聞いてあげることですね。
すると自分の意見を論理立てて伝える練習にもなりますし、相手のどの部分が欠けているのかも伝えることができます。
僕は先生だったこともありますが、「寄り添うこと」で相手は自分の話をしてくれますし、お互いにとって生産的な時間になるのです。
おわりに
議論の番組を見ていて楽しい時というのは、
「人の話を聞かない、変な人が出てくる時」
ではありません笑。
と勉強になったり、両者の意見を客観的な立場から見て、納得できたりする時です。
僕らは社会的動物ですから、
- いかに話を聞けるか
- いかに自分の気持ちを適切に伝えられるか
が大事ですね。
毎日誰かと話し、寄り添って議論していきましょう。
それではまた!
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