こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
オンラインで講師をしていますと、実に様々な人とお話しをします。
先日は、
と相談に来た方がいました。(僕はカウンセラーではない笑)
僕もなかなかの経験がありますので、
と、何度も強く念を押して言いました。
確かにひどいことを言われますと、人間どうしても言い返したくなってしまいます。
ただそれは逆効果です。
「耐えろ」という意味でもありません。
今日は人との付き合い方について書いていきます。
僕はTakerだったからわかる
その昔、僕も「欲しい」と言っていたほうでした。
意外に思われるかもしれませんが、僕も「Takerの気質」がありました。
「根っからの」とまでは言いませんが、やはり人に対してGIVEする時は、必ず見返りを求めていたものです。(GIVEしてるだけマシかな笑)
だからこそわかることですが、Takerとは「もらったこと」なんて覚えていないというのが前提です笑。
ゆえに「彼/彼女」を更生しようと、
と言っても、
と言って議論をすり替えてきます。
つまり「不毛」なのです笑。
Takerとは、人の恩なんて感じないからこそ “Taker” なんですよね。
残念ながらこればかりは、自分で気づくしか解決策はありません。
他人を変えることは基本的に無理ですので、「その人から離れる」という選択肢一択ですね。
だってどうしたって変わる気がないのですから、誰にも救いようがないのです笑。
だから「離れてあげること」が、Takerにとっても良いことであり、いろんな人に離れられて初めて気づく人もいれば、全然気づかないまま一生を終える人もいます。
ある意味一番の報復の仕方が笑、「離れる」ということなのです。
「相手にされなくなった」という事実を、「彼/彼女」がどう受け止めるかは、その人次第。
確かにいろんなことを言われて、
と思うかもしれません。
ただ、その怒りにすら気づけないレベルの人ですので、またこちらが再度消耗し、またTakerに時間を奪われてしまいかねません。
それは自分にとってもデメリットです。
言いたいだけ言わせておいて、その後に一切の連絡を断ちましょう。
それから彼らが気づくかどうか。
あとは彼らに任せておけばいいのです。
言い返さないメリット
以前の僕は、若干のTaker気質がありながらも、うざったい先生にはよく言い返そうとしていました。
「論破」じゃないですけれど、なまじ頭が良かったので、
という謎の自負すらありました笑。
結論、これは誰にも得を生みません。
仮に僕が、相手を言いくるめることができたとしましょう。
それでスッキリするのは自分でしょうけれど、相手側がかなり素直でない限り、また反撃しようとしてきます。
結局、関係は泥沼化してしまい、
- ストレス
- 人間関係の悪化
を生むだけとなってしまうのです。
本当に素直な人は、論破されるも何もすぐにお互いの感覚で理解し合おうとし、素直に謝ったり改善を試みようとしたりします。
カチンとくるようなことを言ってくる人が、素直にこちら側の意見を受け入れるものでしょうか。
僕はそうは思いません。
だから「離れる」ことが最適解なのです。
例えば相手が、
と言ってきたとしましょう。
あなたが本当に悪いことをしていたら、それは改善すべきですが笑、理不尽に言ってきた場合、
と言って、そこから一切話すことをやめましょう。
という態度を出すのです。
話しかけられても無視で大丈夫です。
だって「どう言ったって認めようとしない人」に、何を話すことがあるのでしょうか。
ちょっとしたことでも、関われば関わるほどその人のことがイヤになってきますから、本当に事務的なこと以外では話さなくて結構。
別にイジメでもなんでもありません。
先にひどいことを言われているのは、こちら側なのですからね。
立場的にもこちらに堂々と言えるような相手なのでしょうから、こちらが離れる分にはなんの問題もないでしょう。
言い返せばお互いストレスが溜まるだけですからね。
と言って離れましょう。
それは「こちらが大人になる/大人な対応をする」という意味ではありません。
単純に、記憶から抹消するだけのこと。
何年もの付き合いの果てに、そういう風になることもあります。
僕も数人(本当に一握り)ですが、そうした経験をしました。
基本的には、僕の周りには素晴らしい人しかいません。
と思ったら言い返さず、戦わずして離れること。
戦えるくらいの相手なら、ちゃんと理解してくれるでしょうからね。
好きな人と一緒にいよう
そうして僕は、本当に好きな人とだけ一緒にいるようになりました。
僕も未熟ですから、お互い足りない部分があるのは仕方のないことです。
どうしてもうまくいかなかった時は、ただただ「どちらが悪い」という責め合うような議論をするのではなくて、
とすればいいだけのこと。
とてもシンプルなことなのです。
一方で、価値観が合ったりお互いを認め合ったりすることのできる友人同士ならば、ちゃんと “議論” ができるはずです。
価値観の違いを認め合うことも大事ですが、人のことを攻撃してくるような人まで受け止めていたら、こちらが持ちません。
というのは、「幻想」です。
僕も性善説に基づいて人と関わっていきたいものですが、世の中にTakerがいることは事実。
それは彼らが悪いのではなく、単純に気づけていないだけ。
人にはタイミングがありますからね。
そんな人に自分の時間を割いたところで、彼や彼女にとって「今が変わるタイミング」なのかどうかは、こちら側にはわからないことです。
変わらないものを待つのではなくて、その時間を、
- 好きな人
- 大切な人
- 応援してくれる人
に割いていきましょう。
それこそがお互いのためであり、精神衛生上とても健康的なのです。
好きな人との時間を過ごせるようになってきますと、どんどん余裕が生まれてきます。
ストレスも溜まらなくなりますので、どうしても音楽性の合わない人と出会っても、
と、余裕を持って対処できるようになります。
たっぷり「幸せ」を吸っていれば、与えることもできるようになりますからね。
合わない人を省くとかキラうとか、そういうことではなくて「会わない」という選択をするだけのこと。
その人はもしかしたら、他のところで花を咲かせるかもしれませんし、大抵そういう人は嫌われることで自分の愚かさに気づきます。
大切なのは「自分」です。
まずは自分のことを大切にして、その上で好きな人と大切な時間を過ごしていきましょう。
おわりに
時々こうした相談は受けますが、僕は心理カウンセラーではありません笑。
ただ、先生としていろんな人を見てきましたし、
- 自分の愚かさ
- 自分の優しさ
ゆえに、精神を消耗してしまったこともありました。
自分が「この人無理」と思ったら離れることです。
これができない限り、いつまでもストレスに苛(さいな)まれることでしょう。
そうならないよう、まずは自分を大切にしましょうね。
それではまた!
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