こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、英語の教師の方(オンライン上では生徒さん)とお話をしました。
学校とはなかなかに難しいものでして、僕も現役の教師時代は考えることがたくさんありました。
いろんな人とぶつかりながら、教育事業に従事し、楽しく教員生活を送っていました。
学校、あるいは教育とは人の「要(かなめ)」であり、国として一番大事なものだと信じています。
そこには制度上の問題から個々人の問題まで、多岐に渡ると思っています。
今日は再び、教育熱を携えた男が「教育」を語っていきます。
政府が国をあげてやるべき
僕が一番思うのは、

ということです。
私立の無償化とか訳のわからないことをしたおかげで、国公立の力が弱まってしまう危険性が危惧されています。
僕も元教員として思うところはたくさんありますが、まずは各学校の施設が老朽化していることは明らかです。
もっと設備投資していいということ。
他にもあげればキリがありませんが、
- 部活動
- 40人の学級
- 教員教育の欠如
- 実務過多(特にムダな業務)
- 文科省から降りてくるくだらないアンケートや点検作業
これらを見直そうともせず、
- 公立の学校は統廃合し
- 私立の学校は乱立していく
なんてことは、全くもって意味がわからないのです。(天下りか?笑)
僕も公立高校教員を辞めてしまったので偉そうなことは言えませんが、

と思ったのです。
「ぶら下がりおじさん」とは、ずっとそのポジションにしがみつきつつも、全然働かないような「税金泥棒」と呼ばれているような人たちのことです。
公務員であるがゆえに、(ある程度)仕事をしなくても毎月お金が入ってボーナスがもらえるからですね。
もちろん、企業ではないからこそそういう空間が生まれてしまうのですが、政界と同じような「職場の高齢化」やシステムそのものの問題点があるのだと思っています。
全て政府の責任にするつもりはありませんが、「私立無償化」なんて政策を見てしまったら、
と思わざるを得ないですよね。
と思う先生が出てしまうのは、そこで働く職員にも責任があるかもしれませんが、僕は政府の問題だと強く思っていますね。
個人でできること
さて、ここからは個人のお話です。
教員の方と話していますと、
とグチをこぼしていました。
大前提として、先生たちだって完璧ではありません。
だから勉強しなければなりません。
僕だっていまだに英語を勉強していますし、9年間の教育現場で学んだことの中には「純粋な英語力」もありました。
- 試験を受けたり
- セミナーに行ったり
- 勉強会に参加してみたり
と、「先生」としての質を自分なりに上げてみました。
そうやって、自分の質を上げることですね。
ただ一方で、上の立場の人たち(ベテランで経験のある先生方)も、
とか、
と、圧力をかけて「自分で勉強しなければならないのは当たり前。舐めるな」と言い過ぎてもよくありません。
- 自己研鑽(けんさん)を促しつつも
- 自分も頑張りながら後輩(年配)を育てていく
ことが大事です。
逆に年上の人たちに対しても、
と言い切ってしまっても、関係が悪化します。
ちなみに僕は「このタイプ」でした笑。
絶妙なバランス感覚にも見えますが、実は構造はいたってシンプルです。
- 自分は頑張る
- 折り合いをつけながらみんなで頑張る
しかないのかなと。
学校上のシステム(政府)の問題でもありますが、不平を言ったって人が変わってくれるわけではありません。
今ある人材で、どこまで何ができるのかを考えること。
つまり「配られたカード」で、どこまで戦えるかがポイントということですね。
僕みたいに見限って辞めてゆく人もいますが、現場で働いている方はぜひ「職員間でのバランス」をうまく取りながら、コミュニケーションを取ってみてください。
キレイごとに聞こえますが、若い人から年配の方々まで、みんなで前に進めるように考えていくこと。
そこに強制力や批判が集まってしまったら、同じ職場でやっていくには難しくなることでしょう。
全体で取り組んでいくこと
- 学校で
- 個人で
取り組んで行けるようにするために、政府が公立の学校を支援したり、学校の先生たちも誇りと責任を持って仕事に従事したりすべきですよね。
僕が思うことは、

ということ。
国としてしっかりと支援をしつつ、公立の学校を存続させられるようにすること。
一方で学校に勤務する先生たちも、そのポジションに甘んじて、やる気のないまま仕事を続けるなんてことはしないことです。
僕も実は、学校の先生になったばかりの頃は、

と思ってやっていました。
授業も適当でしたし、できない先生を批判しては、自ら対立構造を生み出していました。
大切なのは、

ということ。
按配が大事ですね。
僕にもできないことはありますし、それはお互い認めなければならないことです。
自分は自分として、
- 英語学習
- 授業力の向上
- 業務の効率化
を図っていくこと。
そしてチームとして先生たちを鼓舞しながら、
を考えてゆくこと。
それと同時に、政府や地方の教育委員会も、公立の学校にお金を回して、
- どうしたら現場がよくなるか
- どうしたら学校で働きたくなる人が増えるか
を考えてゆくべきですね。
この両者が噛み合った時に、日本の教育は素晴らしいものになってゆくと信じています。
…と、現場から離れた人が偉そうに語っていますが笑、僕は現場を離れても教育事業に携わり、今でも(むしろ昔以上に)英語を教えています。
それくらい、日本の教育にはまだまだ伸び代があると思っています。
旧態依然としたシステムを変えていけば、現場にいる先生たちも全力を尽くすようになるでしょう。
これからの日本はどうなるのか。
- 政府に
- 先生たちに
かかっていますね。
おわりに
生徒さんと教育について話をしていますと、あっという間に時間が過ぎていきます。
僕はいつまでも「教育者」ですし、現場にいない人間だとはいえ、いろいろと経験をしてきたからこその「見方」もできると思っています。
- 国として
- 個人として
教育に熱を注いでいきましょう。
それではまた!
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