30代ぼっちが地方の名瀑を見に行くことで得た経験【袋田の滝へ】

雑談

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

だいぶ前のことなのですが、記憶が新しいうちにお伝えしようと思い、筆をとった次第です。

僕は旅行が苦手でした。

というよりも、知識と経験と勇気がなさすぎました。

「リョコジョ」こと「旅行系女子」の方々が、

「この前の休みで、海外行ってきたよー!」

と簡単に言っているのを、指をくわえながらよく見かけることがあります。

「倹約の権化」であった僕は、「なけなしの20万円」をぶっ込んで、アメリカに短期旅行したことくらいしかありません笑。

そんな僕には、どうしても行っておきたいところがありました。

それが「袋田の滝」です。

今日はそのひとり旅の一部始終を、お伝えしていきます。

まずは水戸へ向かおう

「神奈川が生んだ特攻野郎」がまず向かったのは、東北への玄関口である「上野」でした。

起床はいつも通り「朝の6時半」です笑。

この日は1月2日でして、2回目の緊急事態宣言が出される直前でした。

「なんとかこの名瀑、しかも凍っている滝である氷瀑を見たい」

そんな衝動を抑えきれなくなった僕は、すぐにネットで調べて名瀑へと向かうことにしました。

それも「電車で」です。

わずかながら奮発して、上野から出る特急電車に身を任せた僕は、茨城県は「水戸」へと向かいました。

ここから「水郡線」という、「ど」ローカル線に乗ることになります。

そこで問題が発生しました。

「あれ?出発まで1時間以上あるのだが?」

「行きたい」と思ったら即リサーチしてみよう。そこで問題が発生するのもまた、旅の醍醐味の1つだ。

水戸散策をしよう

ここで1分1秒も無駄にしない僕は、旅人の鑑と言っても過言ではありません。

着いてからすぐに水戸周辺を調べ始め、近くの「千波湖」を見ることにしました。

大変失礼な言い方かもしれないのですが、田舎の街の駅はとてもデカくていい感じですよね。

得意の「散歩」でちょっと歩くこと20分。

「ものすごくデカい湖」が目の前に現れました。

「さすが地方!」としか言いようがありませんでした。

この日は天気も良かったので、駅から歩いて千波湖の半分くらいまで行き、水戸駅まで引き返してきました。

東京でちょっと自然を見ようと思うと、調べるだけでも時間がかかり、大変なものです。

駅近に圧倒的な自然を誇る地方の駅にいくことのほうが、一周回って楽ですのでオススメします。

大好きな地方の街の雰囲気を感じながら、ワンマンカーの水郡線に乗り込みました。

地方の駅は大きく構えていて、独特の雰囲気がある。
都会で無理やり「自然に触れよう」とするのではなく、思い切って地方に足を伸ばしてみると、自然は目の前に訪れる。

水郡線から見える景色

一駅ずつ停まって最終目的地、カッコよく言えば「ターミナル」である袋田駅まで1時間15分

そこに見える景色だけでも、僕にとっては「絶景」でした。

僕の親の実家は宮城県ということもあって、ローカルな街並みも知らないわけではありませんし、むしろとても好きな部類です。

こうしてワンマンカーに揺られて何も考えずにたまに読書する時間は、多忙な僕にとって貴重な時間でした。

ところどころで見える川は綺麗で大きく、川を見るたびに子どものように、

  • 「うおー!」
  • 「すげぇ…」

と独り言を発していました笑。

これがあるから「電車」での旅は、いいんですよね。

時間さえ許せば、揺られるだけで目的地まで行けてしまうのですから。

地方のローカル線に乗って景色を見る。これだけでもメンタル的なデトックス効果がある。

いざ「袋田の滝」へ

お昼前に袋田駅に到着しまして、「着いたら目の前に名瀑が!」とはならないのが秘境・名所の難しいところです。

そこから普通に「バス」を使うのですが、急がないと間に合わないと思っていたところ、電車からバスが見えました。

「大丈夫なのか?間に合うのか?」と思い、急いでいる風を装ってバスに乗り込みました。

急いで乗り込んだ割に、全く出発する気配を見せないところもまたご愛嬌。

さすがローカルです。

時間通りではありませんでしたが、きちんと「袋田の滝付近」まで乗せていってくれました。

年始ということもあってか、車で来ている人たちも多かったです。

「この先袋田の滝」という看板を見ながら、歩くこと15分。

歩いていくと関所がありましたので、

  1. チケット代を払って洞窟のようなトンネルを抜け、
  2. さらに密を避けながらエレベーターに乗り、

やっとお目当ての「名瀑」に出会うことができました。

電車やバスを乗り継いで秘境に向かうことはハードであるが、旅自体を楽しめるのもまた良い。

袋田の滝

袋田の滝は、

「最低でも各季節に1回ずつ、計4回来ないとその素晴らしさはわからない」

と言われています。

僕が見たのは氷瀑でした。

圧巻でした

その大きさすら、写真では伝わりません。

旅行のブログは様々ありますけど、やっぱり行って見てみないとその素晴らしさは分からないのだなと思いました。

とはいえそこにとどまった時間は、30分もなかったかと思います。

しかしその短いほんのわずかな時間でさえも、自然の雄大さと堂々たる風格に、僕はただただ圧倒されてしまいました。

「行って見たい!」と思いを募らせ、空いた時間ができたので行動に移した。

たったこれだけでした。

これだけの行動で、この名瀑との時間を、僕は人生の1ページに刻むことができたのでした。

どんな絶景も、「生」で見なければその素晴らしさはわからない。

昼飯とサウナでシメる

  • 「はぁ〜」
  • 「やべぇ…」
  • 「すごかったなぁ」

と一人息を漏らしながら、バス停までくだりました。

まだお昼を食べていなかったので、袋田の滝付近にあった「けんちんそば屋」に入ることにしました。

野菜たっぷりで温まり、とても美味しかったのを今でも覚えています。

グルメに弱い僕も、なかなかリサーチできたほうではないでしょうか。

さて、それでは帰りのワンマンカーに乗りましょう。

「あれ?2時間以上あるの?」

と、再び空き時間ができてしまいました。

そこでふと、

「これはサウナチャンスなのではないか?」

と思い、付近のサウナを探しました。

関所の湯という施設が出てきましたので、調べてみますと袋田の滝駅から徒歩20〜30分。

「これは行くしかない!」と思い、早速歩き始めました。

少し登り坂を上がれば、やっと着きました。

タオルは一応持っていたので大丈夫。サウナに入ることにしました。

その日はとても寒かったです。なんと水面が凍るレベルでした笑。

サウナはとても小さく、3〜4人用。あまり人が来ない場所だからでしょうかね。

それでも1人でまさかの独占でした。

なんと水風呂は外。

極寒の茨城で、3セットきめ、ととのうことができました。

旅の途中で「いいな」と思ったら迷わず飛び込んでみよう。

帰りに一杯

無事ワンマンカーに揺られて再び水戸駅へ戻りました。

夕方も過ぎていたのですが、サザコーヒーというお店があるという情報、を知人から仕入れていました。

「徳川将軍珈琲」を一杯いただき、特急で東京方面に向かって家路につきました。

驚くことなかれ、これ日帰り旅行なんですよね笑。

自分はスマホの充電も、着替えも持たずに出て来てしまったのですが、できれば一泊して次の日に水戸周辺の美術館を見るのもよかったのかと思います。

こうして地方を旅していますと、関東の路線がいかに強いかがわかりましたね。

そんな不便な旅でも、僕はフラッと飛び出してしまいたくなるのです。

こうして週末や長期連休に「どこに出かけよう?」と考えることがとても楽しいからです。

今はこんなご時世なので、なかなか思い切った場所には行けませんが「次はどこに行こうかな?」と考えるとまたワクワクするものです。

今回は「袋田の滝特集」でしたが、またどこか関東から遠い場所に行く機会がありましたら、お伝えしていこうと思います。

それではまた!

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