こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
僕は昔も今も車を持たずに、電車でのんびりと漫画や本を読みながら移動することがほとんどです。
着いた駅から歩いては、目的地である美術館や公園、サウナ施設を目指します。
車は維持費がかかるだけでなく運転も怖いし何より「酔う」のでNGです。(論外)
そんな自称「散歩協会名誉会長」であるすずきが、学問のすゝめならぬ散歩のすゝめを書いていきます。
散歩をすることの良さを語っていきます。
散歩をすることのメリット
散歩と聞きますと、
「すずきは30代になっておっさんになってしまったんだな…あの頃の若さを忘れてしまったのか?」
と、言いたい若者が渋谷から押し寄せてくること間違いないでしょう。
しかし待ってください。
そもそも散歩はですね、結構疲れるんですよ。
僕みたいな「サウナー」は、リュックにサウナハットとタオルが入っていますし、電車で読むための本も入っているからです。
ここでの「散歩の定義」は、自宅の周りを無意味に散歩することだけでなく、目的地まで歩くことも指すことにします。
散策、ウォーキングも入ります。
つまりいい運動になるということです。
若い人であれば体力に問題もないかと思いますので、散歩やウォーキングも十分いい運動ですから、日々の中に取り入れていいと思います。
逆に普段あまり運動しない人にとっても、もちろんいいと思います。
スマートウォッチ(スマウォ)さえ買ってしまえば歩数も出ますし、そもそもスマホ自体にもそういった機能が付いています。
「ジョギングすることと何か違うのか?」と言われそうですので、次のメリットも合わせてお考え下さい。
僕が一番重視しているのはその街や人が見られることです。
車を否定するわけではないのですが、車だとdoor to doorで目的地まで行けてしまいますよね。
結果だけ見れば「効率的」なのですが、旅というのは過程そのものに価値があると思っています。
車は車の良さがあるんですけどね。音楽聴いたり、友人と普段話せないことを話したり。
ただ散歩でも友人とゆっくり話しながら歩くことはできますし、一人でふらっと出かける場合であれば、音楽を聴きながら歩くことも良いかと思います。
話を戻しまして、例えば旅先の街並みをじっくり見たい時に、散歩すること・歩くことはかなり良いアクティビティだと思っています。
歩くことによって、気になる神社やお寺、お店や「何を営んでいるかわからない建物」をそっと覗くことができます。
本来は「目的地までGO!」で終わる旅のはずなのに、そこに散歩が入りますと小さな・細かな発見が次々と現れます。
これも散歩ならではの魅力ですよね。
だから僕は、この「街や人の空気を感じること・新たな発見をすること」がとても好きです。
30代になったとはいえ、世界はおろか日本ですらまだ見たことのない景色や場所があります。
一度しかない人生、そんな見たこともないところに行くというだけでワクワクしませんか?
今はこんなご時世ですから、自分の近辺などで行ったことのないところに足を運び、どのように人が暮らしているのか、一体そこには何があるのかを見ていくのも悪くないですよね。
五感を研ぎ澄ます
散歩と言っても幅は広いですよね。
森林浴として緑のある場所を歩いたり、街中を歩いたり。
僕はいろんなところに行きますが、目的地の最寄り駅に着いたらまず行うことが匂いを嗅ぐことです。
最近は自分の人生に疑問を抱きつつも「どうしたら幸せになれるだろうか?」と考えていましたら、懐かしい匂いで思い出がフラッシュバックした時がありました。
未だデジタル化されていない嗅覚には、思い出を想起させる効果がありますよね。
特に女性は「匂いで人を覚えている」という逸話が流布しているくらいです。
駅に着いたら僕は一瞬マスクをずらして、思いっきり空気を吸います。
僕だけなのかもしれませんが、「あぁ生きてるなぁ」って感じるんですよね。
すると自然と雑踏や生き物の音、街の音や人の声、波の音や仕事の音、様々な音に感覚が向くようになります。
そうです。音楽を聴いている場合ではないのです笑。
通勤や決まり切った場所の移動と違い、初めて降り立った場所です。
「鼻」の次は存分に「耳」も解放してあげましょう。
そしうたら「視覚」を使っていろんなところに目を向けてみます。
これができるのは散歩しているからこそです。
車のスピードでこれを感じて行くのは至難の業ですからね。
さらに肌で空気を感じるのもいいでしょう。
こうして自分の体をその環境に投じ、その街や自然と一体となることで、真理を獲得することができるのです。
悟りを開いてしまいました。
その街を散歩する時間は、多く見積もっっても20〜30分程度なんですよね。
歩くと考えれば少し長いし、とはいえ「いろいろと感じたいな」と考えますと短い時間な気もします。
でも僕は分かってしまったのです。
友達に車で連れられていった場所も楽しいですけど、最近一人で行った新しい場所、散策した場所はより鮮明に覚えているという事実に。
それくらい体験しているレベルが違うんだなと感じました。
もちろん目的が違いますので、友達と遊びに行く場合は手間や面倒を切って、効率的に目的地に向かったほうがいいですね。
その時は「友人との時間」が一番大事ですから。
その街を存分に楽しむ
あと忘れてはならないのは味覚、「食」ですよね。
残念ながらすずきは「食通ではない」のでここは弱点です。
突かれると瀕死状態になります笑。
ここで僕の合わせ技を炸裂させてみましょう。そうです「美術館」と「サウナ」です。
以前の記事でも書かせていただきましたが僕は最近美術館とサウナにハマっていることが幸いし、散歩とミラクルフィットしたというわけです。
一つの例は世田谷美術館でした。
成城学園前駅から歩きましたが、砧(きぬた)公園がとても気持ちよかったからです。
さらに食通ではないなりに美術館でご飯を食べたり、サウナ後にご飯を食べたりするようになりました。
たまに近くのカフェやレストランを探すこともあります。
これは「非グルメ」のすずきには思っても見なかった収穫でした。
事前に友人に聞いておけば、グルメの方が教えてくださることもあります。
話のネタに
「友人に聞く」という点は、実は大きな意味を持ちます。
常に週末に新しい場所へ行き、自分の知らない世界の範囲を広げてアップデートしていきますと、話のネタが増えます。
「〇〇に行ってきたよ」というだけで、友人や同僚との会話が盛り上がるんですよね。
それがその人の地元だったのであれば、なおさらすごい盛り上がりを見せます。
特にその周辺を散歩しておけば、地元の雰囲気や空気感もくっきりと思い出すことができます。
先ほどのすずき独自の「合わせ技」を使っておけば、
- 美術館好きな人にはその美術館の話を。
- サフレ(サウナフレンド)にはサウナの話を。
と選んで出していけば良いのです。
さらに相乗効果として、自分のアウトプットになるという利点も挙げられます。
こちらから話を振れば、今度は新たにその友人から再びオススメを紹介されます。
例えば僕の苦手な「グルメ」であれば僕としては非常に嬉しいわけです。
僕が開拓するチャンスになりますし、そもそも信頼のおける友人たちが言うのですから、間違いないはずなのです。もう行くしかありませんよね。
「散歩のすゝめじゃねぇじゃねぇか!」と言われそうですので、話を戻します笑。
僕は、Google Mapの時間予測で徒歩30分くらいであれば射程圏内ですので、歩いちゃうんですよね。
そうすると、行ったことある人やその土地を知っている人からしますと、
「えぇ?歩いたの?!」
と驚かれます笑。
散歩によって街やその場所の空気感を捉えられるのは間違いなく、僕にとって数十分の徒歩はその土地の雰囲気をつかむための大切な手段となっていますし、幸せを感じる目的にもなっています。
おわりに
サウナがなくても美術館がなくてもテーマパークがなくても、一人でも二人でもグループでも、歩くという行為は大切な時間をもたらしてくれます。
デートとして歩いてもいいですし、ワイワイしてもいい。
新情報をインプットしてもいいですし、何か新たなお店を見つけるかもしれない。
たまに道を間違えるかもしれない。
僕はこの散歩している時間が、体を動かして五感でその空気を感じていることから、貴重な時間だと思うのかもしれませんね。
みなさんもなかなか「自分、生きてるなぁ…」って感じることはないじゃないですか。
このルーティン化された時代と社会の渦に飲み込まれてしまっては、自分を見失っていくだけです。
毎日毎日同じことの繰り返しで、社会というシステムの歯車の一塊と化してゆく自分…
あぁもう嫌だ!
と、ネガティブになる必要はありません。
僕が求める幸福度とは、たぶん簡易だけど核心をついているものが多いんですよね。
何より自分がイイと思ったものばかりなのです。
万人にウケるとは思っていませんが、何か皆様の役に立つことができたらそれこそ幸いです。
そうやって「誰でもできる小さな幸せ」を見つけて実践して、提供していくのが僕の役目だと思っています。
皆さんともまた、散歩しているときにふとすれ違えるといいですね。
それではまた!
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