こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、広島旅行をしている時にも気になって仕方なかったのは、宮城県知事選でした。
自分の両親の故郷である宮城には、
- 古川
- 白石
に毎年の盆と暮れに帰っており、思い入れのある土地です。
しかし今回の選挙では、残念ながら土葬問題やメガソーラーに対して積極的な村井知事が再選することとなりました。

20年県政をしていながら、何も残せていない現状を見ますと、
と思ったものですが、
- 高齢者の支持
- 組織票による数
- 若者たちの無関心
などが相まって、このような結果となりました。
しかし僕は、
と思ったのです。
今日は選挙の面白さと、その結果について書いていきます。
これが選挙の戦い方?!

まず今回の宮城県知事選が熱くなったきっかけとは、参政党の神谷党首が、
と、参院選中に街頭演説をしたことがきっかけでした。
村井知事は否定をしたものの、民意を止めることはできず、
という批判の声が高まりました。
ということで、自民党員である和田政宗候補に対立する形で、神谷さんが参政党から出馬させるかと思われましたが、衆院選解散の準備の忙しさから、
ということになったのです。
和田さんも以前にはクルド人の擁護などで批判を浴びたこともあり、そこをクリアにするために討論会なども行ない、それらはネットで配信もされました。
こうして、
- 党自体からは候補を出さずに
- それでいて他の候補者を支援する
という構図を作り上げたことには、
と感じました。
参院選で発言したことをきっかけにして、そこから宮城県民だけでなく多くの人がこの知事選の行く末を見守っていました。
その後も、和田さんの街頭演説に参政党の方々が駆けつけるという形で、何度も仙台で演説をしていました。
「国取り合戦」なんていう言葉がありますが、現代版の「戦」のように思えて、とても感銘を受けましたね。
結果について

XやYouTubeを見てみるとわかる通り、
という批判と落胆の声が飛び交う状態となってしまいました。
僕が思うに、結論から言えば、
ということです。
あえて楽観的に言うのであれば、
- 国民の多くが宮城を問題視していた
- 宮城県の20〜40代は和田さんに投票していた
- 討論会などで現職の知事に対して問題をぶつけた
- 結果はかなり均衡した状態であり、これからも監視は続く
と言ったような、多くのメリットを残したと思っています。
投票率は4年前に比べて9%ほど落ちてしまいましたが、明らかに若い人たちが現在の移民問題を重視しており、他県の人たちも、
という「睨み」を利かせる状態となりました笑。
知事に対しては「リコール」ができることもあり、公約を破ったり民意を損ねるような行動を起こせば、県全体から署名も集まるかもしれません。
人口が多い自治体の場合、「80万を超えるときは、80万を超える数の8分の1と40万の6分の1と40万の3分の1を合計した数以上」でリコール。
(※こう書かれていますが、宮城県については調べても分かりませんでしたので、直接問い合わせることが無難でしょう)
しかも今回の知事選は接戦であり、
という希望すらありました。
現職の知事を倒すとしたら、ジャイアントキリングもいいところです。
対抗馬の和田さんは「1万票ちょっと」で負けてしまったようですが、それだけ村井知事の政策をよく思っていない人も多数いるということですし、ここまで追い込めたのは20年で初めてのようです。
何か間違ったことを起こせば、自然と知事に矛先が向くようになったということ。
これはすごいことです。
今まで関心のなかった人たちも、徐々に「地方選」を意識するようになったのではないでしょうかね。
批判ばかりせずに次へ

残念な結果に対して宮城県民を批判する声もありましたが、僕は希望が見えたと思っています。
当然、結果も大事ですが、それだけ「みなさんの意識が高まってきた」ということがわかったからです。
という声もあり、いいなと感じました。
何人かアンチ参政党の方々や、あるいは左翼と呼ばれるリベラルな人たちは、
という声を上げていましたが、僕がそうした「アンチ側」にいるとしたら、気が気ではなかったと思っています。
だって「現職が負ける可能性」が出たくらいですからね。
結果も「圧勝」からは程遠く、少しでもボタンを掛け違えていれば、和田さんが勝っていたかもしれなかったからです。
心中穏やかではなかったことでしょう。
- 組織票で勝ったところで僅差だし
- これからも政策には監視がつきまとう
のですから、好き勝手に県政をすることはできません。
村井知事陣営側の内容としては、
といったところが関の山。
これからは村井知事の政策に反対していた20〜40代の人たちが大人になってゆくのですから、いずれは自然と勝てなくなることでしょう。
だから僕は、
と思いました。
正直今回は、内容では和田さん陣営の圧勝だったとすら思っています。
結果は結果ですが、そこでもたらした争点や議論は、県民だけの問題ではなく日本全国に広がりました。
と言う人もいますし、現職の村井知事に投票した人の気持ちも「民意」なのは事実ですから否定はしません。
選挙の内容を見れば、これ以上批判をする必要はありませんし、そもそも今回の知事選への注目は異常だったのですから、それだけでも神谷さんの思惑通りだったのではないでしょうかね。
僕は、参政党を全面支持できるほど知識があるわけでもないですし、それは村井知事だって誰だって同じこと。
日本の国益に資することができない政治であれば、僕も民衆も黙っていないという、ただそれだけのことです。
今年の2025年から、政治家がたちには「かなりのプレッシャー」がかかっていると思っています。
新たに首相が高市早苗さんになったこともまた、時代の変わり目。
批判に終始せず、前を向いていきたいところですね。
おわりに
熱かった県知事選が幕を閉じました。
それだけ、多くの国民が日本の動向について注目しているということ。
今後も政治家たちの前向きな動きに注目ですね。
それではまた!
