こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先生をしていますと、
- 学校によって
- クラスによって
勉強に対するモチベーションが、全くと言っていいほど違います。
僕は進学校から困難校(と言う)まで経験しましたが、結論どちらでも楽しかったです。
ただし、僕が教えたい「英語」や「ダンス」に限って言えば、
というのが本音でした。
教える側に立つとすれば、誰しもがそう思うことでしょう。
という人もいますが、僕は「違う」と思っています。
今日は「モチベーションのある人と関わっていくこと」について書いていきます。
モチベーションの引き上げ方なんてない
先生を9年もやっていますと、
と聞かれることがありますが、結論「ない」と思っています。
これは逆の立場で考えてみれば、簡単にわかる話です。
今、みなさんが英語学習に対して「やる気のない状態」だとしましょう。
どうしてもやりたくないし、興味もない。
いわゆる「やらなければならない状況」ではないといった様子。
そんな中、先生から「やったほうがいいんじゃない?」と言われた場合、みなさんならどうしますか?
答えは「やらない」です。
たぶん、僕でもやりません笑。
だって「やる理由」がないのですから。
例えば、
- 将来的に英語を使うつもりがなく、
- 特に今も英語学習自体に興味がない。
そんな生徒を目の前にして、先生が「教えたい/やる気を引き出したい」と思うでしょうか。
僕なら放っておきます笑。
そんな生徒に時間を割いている余裕はないからです。
それなら、
- もっとやる気があって、
- 英語の能力を伸ばしたいと思っている。
そのような生徒に時間をかけるほうが、よっぽど有意義な時間ではないでしょうか。
「やる気のない人」は、必要に迫られたり、自分でやらなければと思わない限りは「無理」です。
「やらない」と決めているようなものですからね。
こちら側からやる気を出させる理由も、いまいちよくわかりません。
ってなりますよね笑。
そもそも、
と思うのは間違いです。
まずは自分で「やりたい/やってみたい」と思えるものなのかどうか。
その気持ちが出発点であり、そこから自分なりに教えを乞うたり、環境を変えたりしてゆくことが大切です。
0→1の後は簡単だがとても大事
「やる気0」から少しでも興味が湧いたり、何か行動してみたいと思ったりすれば、それが大きな一歩となります。
一方でその後が、とても大事な段階になってきます。
例えば僕の場合ですと、
と思ったのは高校時代でした。
その後はとにかくYouTubeを見て技を参考にして、家の家具をどかしては練習に励んでいました。
当時は、YouTubeなどの動画サイトのプラットフォームがまだ整っておらず、情報を得るのに必死でした。
一番最初に興味を持った時の僕は、
だなんて、1ミリも思いませんでした笑。
とにかく自分で情報を探し回ったものでしたね。
その後はダンスサークルに入ったり、駅の練習に顔を出したりして、そこから一気に輪が広がり、多くの人からアドバイスを教えてもらうことができました。
最初の「やってみたい」という情熱は自分の内側から湧き出てきますが、
と思ってからの「次のステージ」は、なかなか難しくかつ大切な場面です。
そこで僕が「環境」を変えたように、
- モチベーションのある人
- すでに何歩か先を行っている人
に出会うことが重要になってきます。
間違ってはいけないのは、「モチベーションを上げてくれる人」に会うことではありません。
いつまでも、モチベーションとは「自分の内側から」出すものです。
いいえ。
それは、あなたがすでに「ジムに行っている」という行動を起こしているからこそです。
その後にモチベーションを引き上げてもらうことは難しいことではありませんし、元はと言えば「自分が鍛えたいから」ジムに行っていますものね。
大切なことは、その後「どういう環境にいるか」ということです。
例えば会社を例にあげますと、周りがモチベーションの(そもそも)高い人たちがいるのか、そうでないのかで、自分のやる気も変わってきます。
そう感じたら、出て行きましょう。
「熱量の違う人たち」と一緒にいても、こちらの時間だってもったいないです。
それなら、やる気のある人たちと一緒にいたほうがいい。
さらにその上で、性格や細かなベクトルが合うかどうかを探っていく。
- 自分がやりたいと思ったら、
- 環境を探して飛び込んでみる。
- 熱量や性格が合わなかったら、
- 違う環境を求めて探してみる。
いつも発信元は「自分」ですからね。
他人や環境のせいにしてずっと居座るのではなく、「ダメだ」と思ったら環境を変えてしまいましょう。
自分のやる気やモチベーションを大切にしてあげましょうね。
結局楽しいし成長できる
僕が教育をしている時に「楽しい」と感じる瞬間は、生徒と関わっている時です。
しかしそれと同じくらい「教育の中で好きな時間」は、
- 生徒の成長が見られた時
- 生徒の成長をサポートできた時
です。
「真剣に取り組む」ということは、意外にも敬遠する人が多いです。
以前の僕もこんな感じでした笑。
でも「本気で何かに向き合うこと」は、ダサくないどころか大きな価値があります。
- 自己肯定感が増す
- 自分の成長が見られる
- 人と熱量を共有できる
特に勉強やスポーツはわかりやすいですよね。
チームとしての一体感も感じられますし、本当の意味で「仲間」と感じられる存在ができることもあります。
苦しいこともありますが、「成長」に向かっていますし、途中で「小さな成功体験」もちらほら経験することができます。
英語においてもダンスにおいても、そのスキルやレベルは関係ないと思っています。
僕が初めてブレイクダンスを見て、
と思い、胸が高鳴ってとてもワクワクしていた頃のことを覚えています。
もしそんな人を目の前にしたら、
と思いませんか?
僕は今、英語もダンスも長く続けていますから、
と、そう思うのです。
仮に下手だとしても、一所懸命頑張る姿を見ていれば、教える価値は十二分にあります。
僕だってまた何か新しいことを始めれば、「初心者」です。
でもその熱を逃さずに環境に飛び込んでいき、仲間を作っていくこと。
それが結局は、自分の中に最初の頃にあった「火種」を大きく燃やすことに繋がるのです。
教育者として感じることは、
「やる気のある生徒に教えること」
のほうがよっぽどワクワクし、お互いに成長するであろうということ。
やる気が出た後、そこから関わる人や環境が大切です。
そんな人たちと一緒に何かができれば、その時間は楽しいに違いないのですから。
おわりに
やる気のない人のやる気を引き出す。
こんなことができれば、先生たちも苦労しません笑。
ただ僕は、数年から大切にしている、
「自分が一番がんばり、楽しそうにすること」
を心がけてみました。
すると周りにも、
と思ってくれる人が出てきます。
僕はそれで十分なのかなと思っています。
あとはやる気のある人に対して、アプローチしていくこと。
今後はこの方法で、英語やダンスなどを必要としている人たちと関わっていこうと思っています。
それではまた!
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