過去を否定する必要はない【過去とうまく付き合う方法】

幸せ

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

僕は以前、自分が「未来志向型である人間だ」という記事を書きました。

しかし昔はそうでもなく、「自分の過去にクヨクヨしてしまうこと」もありました。

過去は過去のままであり、その捉え方は後からいくらでも変えることができるのだと、最近学びました。

自分が今まで積み上げてきた過去と、一体どのように向き合っていけばよいのか。

過去に囚われてしまいがちな人に向けて書いていきます。

過去の自分から少しでも成長できたかがポイント

僕は現在、島根県松江市に来ていますが、実は以前に青春18切符を買って、学生時代に「出雲駅」に来ていたことを思い出しました。

以前の写真を「mixi」から引っ張り出し、

  • 今の自分と顔つきがどう変わっているのか。
  • 今の自分と考え方がどう違ったのか。

を、考えてみました。

ふと様々なことに想いを馳せていますと、ここ1年で学んだ量はすさまじく、

  • お金
  • 人生論
  • 人間付き合い
  • メンタル
  • マインドフルネス
  • 食生活
  • 肉体改造

と、これ以外にもまだまだ「以前と変わったこと」がたくさんありました。

また「新しく出会えた人」も、尋常じゃないレベルで広がりを見せ、自分の世界が劇的に変化しました。

僕の場合はわかりやすく変わっていると思われがちですが笑、みなさんの中にも以前の自分から「わずかながら変化したこと」が、必ず何かあるはずです。

  • 考え方
  • 顔つき
  • 肉体
  • 知識
  • 経験

などですね。

もしまったく思いあたらないというのであれば、それは非常に残念なことです…

しかし、

  • 自分の仕事を一所懸命続けていたり、
  • 「何か変わらなければ」と思っていたり、
  • すでに何か行動に移していたり

している時点で、それはすでに「変化していること」を意味しています。

  1. 自分に何かしらの、
  2. 本当に小さくてもいいので、

変化があること。

こうなれば、もうすでに今の自分は過去の自分ではありません

その意識さえ常に持っていれば、

  • 5年前の自分と今年の自分
  • 去年の自分と今年の自分
  • 先月の自分と今月の自分
  • 先週の自分と今週の自分
  • 昨日の自分と今日の自分
  • 朝の自分と夜の自分

と、少しずつ自身の比較対象を近い過去の自分にしていくことができます。

まずは、

「数年前と比べれば、まぁ確かに変わっているかもな…」

と思えればしめたものです。

段階的に「過去の自分」を、遠い存在から近い存在にしてあげること。

毎日自身をアップデートできている人は、

「過去よりも、もっともっと前に進むのだ!」

と、日々成長しています。

まずは大きな時間枠で捉えてみて、徐々に自分がアップデートしている感覚を短くしていけるようにしましょう。

過去に比べて自分は成長できたか。その期間が短くなればなるほど、過去が遠いものではなくなり、今までの自分を褒めてあげられるようになる。

過去を否定する必要なんてない

人にはそれぞれ「歴史」があります。

人生の1分1秒を切り取っても、「この人は完璧だ…」という人は確実にいないでしょう。

人は失敗してこそ成長し、強くなっていくからです。

僕の例をあげます。

  • 浪人した。
  • 勉強しかしてきていない。
  • お金の稼ぎ方の知識はまるでない。
  • 人間関係で失敗したこともある。
  • 海外経験がほとんどない。
  • 離婚した。

これらの過去を、否定的に捉えることはできます。

  • 「あの時、あのようにしていたら」
  • 「あの時、あれをしていれば」

「たら」「れば」は人生においては、いくらでも自由に発することができる「グチ」でもあります。

  • 信頼を失うような
  • 人の道に背くような
  • 取り返しのつかないような

そんな過去も人によってはあるかと思いますが、基本的に失敗というものは「起こって当然のこと」です。

過去を否定するということは、

「人は人生において、一回も失敗することがない

ということを意味しています。

しかし、当然のことながらそんなはずはありません。

過去は過去のままであり、変わることはありません

たとえ過去で失敗したとしても、タイムマシンでも存在しない限り、その当時の行動を今更変えることなんてできないのです。

その事実を受け入れてしまえば、過去のことを否定することがいかに意味のないことかがわかってきます。

It is no use crying over spilt milk.

これは日本のことわざである「覆水盆に返らず」を意味する英語版のことわざですが、若干意味が異なります。

「こぼれたミルクは仕方がない。けれども、また注げばいいじゃないか」

というポジティブな意味合いがあります。

過去のことを「失敗/成功」とジャッジするのは個人の自由ですが、それを否定的に見たところで「今」は何も変わりません。

人生における「過去」という点が、いつか線になるという視点が大切です。

むしろ無理やり「線にしてしまうこと」が大切なのかもしれませんね。

  • 浪人したけど、その辛さを教えることができる。
  • 勉強を武器に、新しいビジネスができる。
  • お金の知識がないため、ゼロから挑戦していく過程を見せることができる。
  • 人間関係で失敗したことを、今後の自分にも、悩んでいる人にも伝えることができる。
  • 海外経験がなくても、英語の上達法を発信することができる。
  • 離婚したことで、自分の未熟さや相手への配慮がなかったことに気づけた。

過去を一面的に、あるいは否定的に捉えずに、多面的に、肯定的に捉えれば、自然と点と点が繋がって線となっていくのだと信じています。

過去にあった失敗した点を否定的に見る必要はない。それが人生のどこかで繋がり、一本の線になるからだ。

過去の自分を笑って愛してあげる

「失敗を笑いに変えることができない人」は、みなさんの周りにもいると思います。

そうです。

以前の僕ですね笑。

それは、

  • 小さなプライド
  • 恥ずかしさ

などからくる「マインドブロック」のようなもので、常に誰かの目を気にしているからこその反動です。

その感覚を良い方向へと向けること(反省材料にするなど)ができればいいのですが、必要以上に抱え込み、

  • 抹消したい。
  • 過去を過去として認めたくない。
  • これからも「恥ずかしい過去」にならないように行動したい。

と思う人は多いです。

僕も「そちら側の人間」でしたが、今となっては失敗をもろともしないメンタルとなりました。

人生、一度きりしかない」という発想からですね。

過去は取り戻すことができない分、一生自分について回ってくるものです。

だから人間関係や他人のことは切り話すことができても、過去の自分とはうまく付き合っていかなければなりません。

僕は以下の手法を使うようにしています。

「過去の自分は、ある意味で他人である」

と考える方法です。

これによって過去の自分と今の自分を、一旦「切り離すこと」ができるようになります。

「自分のことなのに、それってちょっと無責任なんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、過去のことを自分に所属しているものだと思いすぎてしまうと、

  • 黒歴史
  • 恥ずかしい経験
  • 包み隠したい過去
  • 消し去りたい過去

を思い出すたびにいつも、「過去が自分を作り上げている全てなのだ!」という意識が強まってしまいます。

一旦、

「そんな過去の自分(もう一人の自分)もいたなぁ」(他人事)

と思えれば、恥ずかしさも感じず、また次へと進むことができるのです。

そして自分のことを笑ってあげた後に、もう一人の自分を愛してあげること。

「なんだ。自分も可愛いところがあるじゃないか」

と思ってあげれば、「単なる他人事」として自分と切り離して終わることなく、結果的に過去の自分を受け入れられます。

「ほどよい距離感を保つ」ということは、

  • 過去にとらわれず、
  • かといって無視もしない。

という絶妙な按配です。

「自分の過去」はどうしても変えられませんので、

  1. 笑ってあげて、
  2. 愛してあげれば、

自己肯定感も高まりますし、これからの小さな悩みもへっちゃらになります。

ぜひ、みなさんも過去の自分を愛してあげてくださいね。

過去の自分を忌々しく思うこともあるかもしれない。しかしずっと付き合っていくのは自分自身だ。過去も含めて自分を愛し、次へと歩を進めていこう。

おわりに

誰でも過去の自分の、

  • 恥ずかしいこと
  • 忘れたいこと

は1つや2つ、必ずあります。

しかしそれとうまく付き合っていかないと、悶々としたり、他人にほじくり返された時にイラッとしてしまいます。

今後の自分もまた、瞬間瞬間で「過去のもの」へと移り変わっていくものです。

失敗はしてもいいのですが、そのあとどう処理するかは自分の課題です。

過去の自分を認め、愛してあげましょう。

そうすれば、きっとこれからも生きやすくなるはずですから。

それではまた!

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