勉強においては言い訳をしないこと【ただし長い期間の鍛錬が必要】

投資

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

英語を教えていますと、

先生、この点については覚えなくてもいいですか?

と聞かれることがあります。

結論から言えば、全て覚えたほうがいいに決まっています。

しかし、日本語でもわからない表現やちょっと専門的な言葉があるように、

なんでもかんでも覚える価値がある

とは言い切れません。

ではなぜ僕は、

これは必要だけど、ここからはレベルが高いかな

と判断できるのでしょうか。

実はこれ、誰にでもできることなんですよね。

今日は再び「英語の勉強」について書いていきます。

英語の勉強においては、要不要を考えるのは難しい。一段ずつ階段を登っていこう。そうすれば見えてくるものがある。

日本語に置き換えてみる

僕がいつも生徒さんたちに伝えることとは、

まずは日本語に置き換えて考えてみたら?

ということです。

例えばですが、日本語で「行く」という言葉を活用させようと思えば、

  • 行かない
  • 行きます
  • 行く
  • 行けない
  • 行こう

など5段活用するだけでなく「行った/行って」などの特殊な活用もあります笑。

もし日本語学習者の方がみなさんのもとに来て、

すみません、これって覚えなくてもいいですよね?

と言われたら、みなさんはどう思うでしょうか。

いやいや笑。これ言えなきゃどうしようもないでしょ

と返すのではないでしょうかね。

外国語になった途端に、

  • 要る
  • 要らない

と決めつけるというのは、一体何がどうなったらそうなるのでしょうか。

いきなり日本の新聞を読み始めて、

これって覚える必要がありますか?

と海外の方が聞いてこられたら、「さすがにそれはまだ必要ない」とみなさん突っ込むかと思いますが笑。

英語を学んでいる人が、いわゆる “教科書” などを持ってきて、あるページを指差し、

これって要りますかね?

と聞くのはよくわかりませんよね。

教科書や参考書は、それなりに “必要だから” 載っているのであり、それらをこなせてから、

会話では使わないよね

とか、

これはあんまり出てこないと思うんだよな

と、初めて判断することができます。

日本語に置き換えれば、どういう表現が必要かは大体わかります。

もちろん、どうしてもわからないこともありますが、長く勉強していればわかることです。

それはまた後述しますね。

英語を勉強する際には、一度日本語に置き換えて考えてみるといい。すると自分がやっていることが大体わかるものだ。

勉強では近道をしない

さて、今回僕が言いたいこととは、単刀直入に、

言い訳するな笑

ということです。

別に言い訳してきた生徒さんがいるわけではなくて、シンプルな疑問として、

どこまで覚えたらいいですか?

という質問をされることが多いからです。

答えは簡単でして、

教科書やテキストに載っている「基礎」の部分は、何度でもしっかりとやりなさい

ということです。

僕が今学んでいるネイティブ表現や、特殊な表現は、

  • 例外だったり
  • スラングだったり

します。

それは基本がしっかりとできてからの話。

もちろん、順序が明確にあるわけではありませんし、

初心者はスラングを口にするな!

と言っているわけでもありません。

一方で、また日本語に置き換えてみたらわかることもあります。

例えば、

マジで?ガチでやばいね

としか言えない外国の方がいたら、みなさん、

もっと日本語の基礎から学んだほうがいいと思うよ

とアドバイスをするのではないでしょうかね。

スラングなどはキャッチーで目を引きますが、一過性のものであってあまり価値はありません。

ムダだと言っているわけではなくて、

もっとやるべき基本があるだろう?

ということ。

その言語を「話したい/運用したい」と思うのであれば、

  • 発音
  • 文法

がまず先にあって、数字や色、身の回りの名詞、そして活用なども覚えていくしかありません。

何度か記事にしてきましたが、勉学において近道(王道)とはありません。

例えば「基本文法」と書いてある冊子がありましたら、ただただそれをやるしかないのです。

要るとか要らないとかではなくて、

基本なんだから全部やれ

なのです笑。

確かに、頻度が低いものや受験であまり現れないものに関しては、その都度判断して切っていってもいいですが、そうだとしても、

完了形って要らないよね?
関係代名詞なんてなくてもしゃべれるよね?

と言っていますと、いつまで経っても勉強が終わりを迎えることはありません。

まずは基本に忠実に。

それができるようになってくれば、

あぁ、これはちょっと応用なんだろうなぁ

と、だんだんと思えるようになるはずなのです。

勉強を始めたのならば、どこかに楽な道はないかと思わないことだ。基本から地道に進めていこう。

長い時間をかければわかること

基本がわかってきますと、どんどんその道の「深み」へと向かいますよね。

みなさんにもプロフェッショナルとしてやっていることがあるように(あるいは趣味でもいいですが)、

あぁ、そこはまだ早いかな

と言えることってありますよね。

スポーツや芸術もそうですが、一筋縄では行かないことは、その道の人ならよくわかっていることです。

長年やっているものであれば「まずは基礎となるものからやれ」と思いますよね。

勉強についても同じです。

先生、これってどこを覚えたらいいですか?

ではなく、基礎からできるように指南書がたくさん出ているのですから、そこは「必須」だと思って全部覚えるのです。

そうやって少しずつ応用へと向かっていければ、

  • 何が必要で
  • 何が不要なのか

が、大体わかってきます。

何かしらのプロや専門と呼ばれているみなさんなら、そこに行くまでに「基礎を積んできた」はずですからね。

それは言語においてもスポーツにおいても、何事においても一緒です。

長い時間をかけて「その道」に入ってみること。

僕も教育者になる前は、

これだけ勉強し、教育への熱があるのだから、うまく行くに決まっている!

と信じてやまず、最高のスタートを切ったとさえ思っていました。

しかし実際は、「現場」に長くいたことで理解できたことのほうが、圧倒的に多かったですね。

  • 医者になる前に知識をつけてても
  • 証券会社に働く前に経済学を学んでいても

現場でそれらを活かすには、当然「現場」にいなければなりません。

スポーツもそうですよね。

まずはやってみないとわからないよ

と言う人はたくさんいることでしょう。

英語を始めたての時は、確かに最短距離を目指したくなるものです。

その考え方が、間違っているわけでもありませんし、

できる限り早く!

と思うことそれ自体は、悪いことではありません。

ただ、だからと言って「数百語覚えりゃいい」とか「これだけやっておけばいい」という言葉には騙されないことです。

いつでも日本語や、みなさんの仕事に置き換えてみてくださいね。

そんなわけない笑

と思うに決まっています。

まずは基礎から徹底的にやって、何年も積んでこい

と言うはず。

勉強も一緒。

まずは小さな石から、積み上げ始めていきましょう。

長い時間をかけると、いろんなことがわかるようになる。始めたての頃は要不要を決めたくなってしまうが、長年やってわかることのほうが多いものなのだ。

おわりに

英語の勉強方法などを聞かれますと、時々、

ん?何を言っているの?

と思うことがあります。

いつでも自分が長年かけて培ってきたものについて、一度考えてみることです。

そうしますと、

簡単に成し遂げられることなんてない

と思えるはずですから。

それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました