こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
いよいよ本日で最終日となる、マサチューセッツの秋。
長い間アメリカに滞在したことで、英気を養うことができ、新たな挑戦も始めることができました。
旅の形は人それぞれですが、日本を飛び出て190日間ほど駆け抜けてきた僕としては、ほとんど全てが行き当たりばったりの旅となっていました笑。
多くを感じつつ、アメリカでゆっくりした僕。
さて、旅のラストに向けて「安定している生活と旅に出ること」について書いていきます。
安定している場所にとどまることの意義
「生活を安定させること」については、以前の記事でも書かせていただきました。
この旅を始めてからというもの、ところどころで泊めさせていただいたことはありましたが、ここまで長く滞在した(1ヶ月以上)のは初めてでした。
日本ではいうまでもなく、何不自由なく暮らしていましたから、その時の「安定さ」を今でも鮮明に思い出すことができます。
僕は神奈川が生んだ「ルーティン野郎」でもありますから(どゆこと笑?)、あの生活ほど心地が良かったものはありませんでした。
- 毎朝スーツに着替えながら
- オートミールやブルーベリーを食べて
- 出勤して教育現場に携わり
- 帰ってブログを書いては
- たまの休みにサウナに行く
と、「完成されたルーティン」を作り上げてしまい、ある意味「上がり」となった状態でした笑。
そこには、
- 幸せ
- ストレスのない生活
- 運動も行動も自由な状態
がありました。
旅を続けてきたからこそわかります。
と。
去年の2022年は、お金も時間もどちらも使い方が洗練されていましたからね。
安定した生活が約束されていれば、当然精神的にも安定しますし、同時に何か物足りなさを感じるようになります。
一方で、今の旅ほど「訳のわからないお金の使い方」(いい意味で)をしたことは、今までありませんでした。
「安定する」って、すごいことなのです。
旅の途中でここまでゆっくりできたことで、僕はいろんなことを学ぶことができました。
安定こそ人間が求めるもの。
僕は去年、すでにその境地に達していたのでした。
そして旅の間でも、改めてその「幸せ」を感じることができました。
いつでも大切なのはバランス
しかしここで面白かったことは、
という変な性格を、僕自身が持っていたからでした。
- 単調な日々
- 変わり映えのない生活
- 変わろうとしない職場
様々なことが積み重なっては絡み合い、今の僕の結論を導き出してくれました。
アメリカでの「安定した定住」は結論最高なのですが、同時に去年の日本での「安定した過ごし方」を思い出しますと、
と思えるくらい、狭い世界で生きていたのだなと痛感させられました。
安定することは、旅の中で僕が欲しがっていたものではありましたが、一方でバックパッカーで旅に出てしまうくらいの性格ですから、じっとしていたくない気持ちも混在していました。
こうしてアメリカで長く安定した生活が続きますと、今度はまた、
と思うようになるわけですね笑。
日本でも同じような思いがありました。
面白いことに、
- 旅をしていて不安定だと安定を求めるようになり
- 安定した生活が続くと今度は不安定を求めるようになる
のです笑。
人間の「ないものねだり」なのでしょうかね。
でもこれは、僕が「不安定な生活」になって初めてわかったことでした。
「安定さ」にありがたさを感じるようにもなりましたし、「不安定さ」に対する魅力も感じることができました。
一般化できるとは思いませんが、やはり僕は「この両方が必要である」と思っています。
鬱屈とした日本での生活にも戻りたくはないですし、かといってずっと放浪し続けるのもまたストレスが溜まります。
なんとも難しい按配ですよね笑。
そのバランスを探っていくことが、僕にとって必要なことなのかと。
自分の人生を満足させていくためにも、そしてより幸せを感じるためにも、両方必要なことなのですね。
さぁ、再出発をしよう
安定した生活が続きますと、
と思えるようになり、今度は「その生活を続けたい」と思うようになりました。
これは旅をしている中で感じた、特別な感情でした。
そう思われる方もいるかもしれませんが、少し違っていまして。
旅があまりにも速かったものですから笑、
と感じたのです。
現地に数日しかいなかった旅だったのに(それはそれで最高でした)、アメリカではまるで日本の生活に戻ってきたかのように、ゆったりと過ごしていましたからね。
一方で、長きに渡ってアメリカにいますと、
とも感じるようになります笑。
思い出すのは、漫画ワンピースにおける主人公たちの旅の仕方です。
海賊たちも少し国に関わりつつ、ある程度の期間(ログが溜まって次の航路が決まるまで)が終わったら、また次の島へと移動します。
この按配は絶妙であり、長いからこそ生まれるドラマもあれば、短いからこそ感じるものもあります。
僕にとって、アメリカの生活はとても長かったです。
居心地がいいからこそ、
そう思うようになりました。
迷惑だとかそういう意味ではなくて、バランスを取りたいと思うようになったのです。
実はこの旅では、
- 長くいればいるほど
- お金はかからないしゆっくりできる
というメリットがあります。(国や地域にもよりますが)
なぜかといえば、短く世界を周遊しようと思いますと、短期間で一気に渡航費がかかるからです。
安いホステル(安い地域)さえ見つかれば、じっくりとお金を浪費しながら、少し稼ぎつつ旅を長くすることができます。
ただ「そのスタイル」は、僕にとっては合っていませんでした。
形は人それぞれですからね。
同時に、
と感じた1ヶ月。
エネルギーが溜まったら、次の航路に向けて出発する。
ワンピースで出てくる海賊たちのように、自由気ままに世界を周遊していけばいいのです。
ただただ今が、僕にとっての出発の時。
さて、荷造りを始めましょう。
おわりに
旅の形は人それぞれ。
「どこかに長く滞在すること」を経験できたことは、本当に貴重なことでした。
そもそも日本に30年以上も滞在していたからこそ、
- その安定さを好み
- その安定さから抜け出したい
と思っていました。
だから旅においても、同じような気持ちになるのは当然のこと。
と思ったら変化の時です。
旅に出た時もそうでしたからね。
自由自在に、自分の思うがままに、旅を続けていきましょう。
それではまた!
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