こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日読了した本「サイコロジー・オブ・マネー」に、「テールイベント」という表現が載っていました。
「ロングテールの法則」という言葉があるように、マーケティングでいうところの「大量の売れない商品たち」からきています。
しかし、
「多くのものがある中で、実際に力を発揮しているのはほんの数パーセントのものである」
という事実から、たくさんのテールイベントを持っておくことで、最後に勝てるのだという主旨が載っていました。
例えば資産家ウォーレン・バフェットの資産についても、思いっきり成果を上げているのが1つ2つあれば、それで全てのマイナスがまかなえてしまうといったイメージです。
今日は、僕が大量にブログ記事を書いたことで起こった「テールイベントの力」について書いていきます。
多作はいいことなのか?
僕はこうして毎日ブログを書いていますが、結論から言いますと、とにかく書きまくればいいというものではありません。
いえ、
- 稼ぎたい
- 質のいい記事を書きたい
と思っている人には、オススメする必要はないのかなと思っているのです。
ただただ僕が決めてやっていることですし、雑記ブログですので特に収入もありませんしね。
「とりあえず書きまくればいい」ということも、それはそれで正解かもしれませんが、他にもまだまだ「別の正解」は世の中にたくさんあります。
一応お伝えしておきますと、僕はこれだけ記事を書いていますので、「毎日読まれている記事」も実はいくつかあります。
そういった意味では、自分が意図していないところで、
という発見はありました。
また、たくさん書いていく中で身に付くスキルもありましたから、「多作であること」にもメリットがあるということはお伝えしておきますね。
特に最初の頃を思い返してみれば、読んでくれていたのは「友人ただ1人のみ」でした。
その後、多くの記事を書いていったからこそ、自分の思考の整理ができましたし、記事に対する反応も出てきました。
「多作」にフォーカスを当てるというよりも、「継続していたこと」のことのほうが大切だったのかもしれません。
その点におきましては、
とは思いました。
いずれにせよ、質を高めるには「圧倒的な量」が必要なのもまた事実です。
試行錯誤していく中でこそ、生まれる質もありますからね。
一概に「たくさん書け」「たくさんやれ」とは言いませんが、やはり何かをやるからには、
- 量
- 継続
は、ある程度必要なのかなと思っています。
テールイベントをたくさん持っておく
僕は「とてもニッチな趣味」を持っているつもりでしたが、
と言われることがあります。
どれもこれも発信していることもあってか、そう見えるようなのです。
例えば僕の中では、
- ダンス
- 筋トレ
- ランニング
は、「鍛える」という同じカテゴリーに入っています。
それでもこのように3つに分けられるように、意外にも細分化されていることに気づきました笑。(遅い)
すると、この3方向に向かって発信ができるということになります。
さらに「食生活」「生活習慣」などにも話題を広げることができます。
なるほど。
そうなると確かに「多趣味」に見えなくもないですね。
実はこの感覚はとても大切です。
「英語」においても、考えればいくらでも同じようなことができます。
- 英文法
- 集団授業
- スピーキング
などなど。
さらに「教育観」「生徒指導」といった教育現場についても知識と経験がありますので、その点においても語ることができます。
広げれば「旅」「旅行」「海外文化」などについても語れますよね。
これは僕のブログにも生きています。
何か1つの「テールイベント」を細かく切り刻んだり、違う視点からアプローチをかけてみたりすること。
すると1つの側面だけでなく、新しい一面を切り取ることができるのです。
自分の視野が広がるだけでなく、様々な分野の人と繋がる「フック」にもなります。
以前にも、
というアドバイスをいただきました。
「リソース(=資源)」が多いということは、簡単に言えば「趣味の数/発信できるものの数」が多いということです。
確かにシンプルに考えてみれば、多くの人と出会いたいのであれば、多くのコミュニティ(趣味)に入ることは最短経路ですからね。
僕にとって「ブログをたくさん書くこと」は、自分の持っている考え方や普段感じていることを、総動員させて発信しているということになるのですね。
そして、それらに反応してくれる人がたくさん出てきてくれるのです。
そして全てをテールにしないこと
「テールイベント」と言ってしまいますと、僕のやっていることが全部瑣末(さまつ)なことのように思えますが、そんなことはありません。
ブログの記事にも優劣はありますが、(一応)全部全力で書いています笑。
趣味に関しましても、続けていることもあってか1つ1つに「好き」が込められています。
人間は体1つしかありませんから、Amazonのようなロングテール(多くの売れない商品)を持っておくことは至難の業です。
僕にも「できないこと」はたくさんありますから、
- できること
- 好きなこと
- 得意なこと
に全集中するようにしてみました。
つまり、マーケティングで言うところの「ロングテール」のようなものではなく、実際はもっとショートなものなのです。
ブログでもたくさんの記事を書いてきましたが、そのうちの数記事がたくさん読まれているのは、趣味の根っこの部分が深いからこそだと思っています。
たくさんリソースを持っておくことは大事なことかもしれませんが、僕が発信していることは、全て好きなことや得意なこと、継続してきたことです。
「人一人」という点では、大規模なマーケティングとは違うというところが注意点ですね。
だから僕が大切にしていることは、
「ただ、自分の持っている趣味のそれぞれにおいて、誠実に取り組んでいくこと」
ですね。
というスタンスよりも、自分の持っているリソースをゆっくりと広げていくほうがいいのです。
僕がブログで似たようなことを何度も書くのは、そう言った理由からです。
僕は最終的にこの形になってしまったのですが笑、お陰様でいろんな人と繋がることができました。
そういう意味では、ブログやSNSでたくさん発信していたことは、ウソじゃなかったんだなと思っています。
多岐にわたって行動していますと、スキルが身につきつつ、人との繋がりが持てます。
その1つ1つに、自分一人ができる全力を投入していくこと。
僕はこれからも、そうやって多くのこと(できる範囲)を発信していきたいと思っています。
おわりに
多岐にわたって発信することは、デメリットが多いようにも見えます。
ただ、それぞれが自分の「好き」から始まっていれば大丈夫です。
だから続きますし、続くからこそ「見てくれる人/共感してくれる人」がいます。
そうやって少しずつ、持っている「リソース」を広げていきましょう。
そのうちの1つや2つが、思いがけないフックになるはずですから。
それではまた!
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