こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
急遽カッパドキアに来ることとなったこの旅。
それはホステルで会った若い日本人の男の子から、
という情報をもらったからでした。
しかし、結果として強風のため2日間とも見ることができませんでした。
そう思って、イスタンブールに戻ることにしました。
今日は「後悔をしないこと」について書いていきます。
天候は神のみぞ知る
旅をしたり、旅行をしたりしていますと、必ず「天候」が影響してきます。
これには苦い思い出を持っている人も多いはずです。
僕が思い出せることといえば、
- 千葉の鋸山
- 北海道の知床
に行った時でした。
それぞれ時間の関係や天候の関係で、見たい景色が見られなかったのです。
しかし結論、
とは思いませんでした。
と、そう思うことができたからです。
「絶景を見たい」と思えば、天気の影響は必ずついてまわります。
逆に言えばこの旅の途中で、とても美しい景色を見ることができた場面もありました。
それは「ラッキーだったから」であり、たまたま見られなければ「ツイてなかった」としか言いようがありません。
これだけ長い旅をしているのならば、
- 見られる景色
- 見られない景色
があって当然のこと。
「世界の絶景を見るために何日も待っているロケ」
なんて、みなさんもテレビ番組で見たことがあるかと思います。
旅をして始めて、その時の「成り行き」が大切なのだということがわかりました。
僕の旅の目的は、もちろん「絶景を見ること」でもありますが、
とはならないのです。
ある程度気が済むまでトライしたら、次に行くこと。
どうしても見たければ、また来ればいいだけの話ですからね笑。
天候にいちいち文句を垂れるのではなく、そこでの時間を大切にすること。
結果的にパキスタンの女性グループやルームメイト、そこで出会ったご夫婦などとたくさんおしゃべりができたので、ある意味「強い思い出」となりましたしね笑。
要は捉え方の問題。
いちいち嘆かずに、次へ次へと進んでいきましょう。
鮮明に思い出に残る
僕がすぐに「苦い思い出」を引っ張り出すことができたように、過去の失敗した経験とは「悔しさ」として鮮明に残ります。
それでも僕が固執しないのは、
と思っていることもありますし、当初の目的もそうではないからでもあります。
絶景は(ある意味)いつでも見られますが、その時に特定の人と会えるかどうかは奇跡でしかありません。
また僕が旅を始めていなければ、こうして「見ようとしても見られなかった」という経験すらできなかったでしょうしね。
ここで大切なことは、そうしたシーンは「エピソード」として記憶に定着するということ。
知床や鋸山の悪天候のほうが、他に見た絶景よりも話としては面白く、今でもスラスラと話すことができますしね笑。
以前の僕だったら、ものすごく悔しがっていたと思います。
と。(今回も残念ではありましたけど笑)
しかしそれを言い始めますと、この旅で一体何度後悔すればいいのかという話になってきます。
僕にとって大切なことは、「まずはそこに行ってみること」でした。
それから初めてわかることや気づくことがあり、この経験は必ず次に生きていきます。
そもそもカッパドキアに行こうだなんて思っていませんでしたから、これも何かの教訓なのかもしれません。
というよりも、「丘の上で何人かと話したシーン」のほうが鮮明に記憶に残っており、僕としては大満足の時間となりました。
日本に帰っても、
と、いくらでも再出発することができますし、友人と一緒に「リベンジ旅」なんかもいいかもしれませんしね。
それくらい、
- 国内であっても
- 海外であっても
「訪れたい場所」はずっとその場所にあり続けてくれます。
それなら、その時その時の時間を大切にすることのほうが、よっぽど良い時間となりますよね。
大切なことは、「絶景を見る」ということに固執し過ぎて、本当に大切なものを失ってしまうことにあります。
それぞれの優先順位は違うかもしれませんが、それよりも「今」を大切にしていきましょう。
僕はそう信じています。
必ずポジティブにしなくていい
ポジティブ思考と言えば僕の十八番でもありますが笑、決して、
と思っているわけでもありません。
「うまくいかないこと」は、人生でいくらでも出てきます。
それなら「それをありのまま受け入れる」ということが、僕らにできる最大限のことなのだと思っています。
無理やりポジティブに考えようとすると、強がっている自分がいることに気づいてしまいますしね。
今回のバルーンは「残念だった」の一言に尽きるだけであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
だんだんと僕はそう思うようになりました。
今までだって、スキップしてきた国はいくらでもあります。
時間とお金があれば、そして僕の目的が「世界を隅々まで回ること」であれば、僕だっていくらでも多くの国を訪れています笑。
限りのある資源の中で、それぞれがそれぞれの思う旅をしてゆくこと。
実際、僕の旅は「大きな決断」でしたが、始めてしまえばなんでもない。
それだけ日本のパスポートは優秀であり、僕ら日本人は豊かな暮らしができているということです。
傲慢になるつもりもありませんが、僕が旅をしていて分かったことは、
- お金
- 時間
- 体力
さえあれば、世界中のどこにだって行ける時代だということ。
大切なのは「今目の前で起こっていること」に対して、新鮮な気持ちで対峙し、記憶や経験として人生の糧(かて)にしてゆくこと。
まずはその姿勢がなければ、僕の旅は後悔にまみれた旅となり、何年もかけて回ることになりかねません。
そんな旅でももちろん構いませんが、それは僕の旅の当初の目的ではありませんからね。
無理に無理にと自分を追い込んでまで、「良い経験」だけで記憶を埋めていくようなことはしないこと。
その按配は僕が決めればいいだけのこと。
- 見たもの
- 感じたこと
- 触れ合った人々
をダイレクトに感じることで、それらを旅の思い出にしていきましょう。
これは人生全体においても、同じことなのだと思っています。
おわりに
こうして「ダイレクトに何かを感じること」もまた、旅の中の醍醐味です。
日本国内ですら、
と思った時がありました。
世界でしたら、なおさらそのタイミングは合わないものです。
しかしそれもまた旅の良さ。
無理に記憶を変えようとするのではなく、積極的に事実を受け入れてゆくようにしていきましょう。
それではまた!
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