先生から旅人になってみて思うこと【すごく弱く、すごく強い】

幸せ

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先生をやっていた僕ですが、先生から旅人になってみますと、まるで生き方に対する感じ方が変わってきます。

先生だった時は、「権威/権力」という衣を羽織っていることができましたし、何よりちょっと「偉そう」にすることができます笑。

一方で旅人となりますと、とても「弱い立場」になります。

日本人の旅人に限らず欧米諸国の旅人たちも、他の国ではいろんな人とコミュニケーションを取っていますし、そこでトラブルがないわけではありません。

旅人って大変なんですね。(他人ごと笑)

今日は「先生から旅人に変わって感じたこと」について書いていきます。

旅人とは弱い立場である。しかし僕を強くしてくれるような、そんな立場でもあるのだ。

先生と違うところ

旅人になってみて思ったことは、

全くもって先生という職種とはかけ離れているものだ

ということでした。

全ての「しがらみ」がなく、自由奔放に歩き回ることができるからです。

実は僕は、この「自由」が欲しかったのだと思います。

「なんでもかんでも自由だ」とまではいきませんし、お金や時間のことだって少しばかりは考慮しなければなりません。

それでも、教員時代では考えられないほどの「自由度」があることは間違いありませんでした。

教員時代は、

  • 一日のルーティンがある
  • 月〜金のルーティンがある
  • 年間のスケジュールがある…

と、あげればキリがないほど、

ガチガチに予定が決められたスタイル

でした笑。

これには、会社員である方々も近しいものがあると思います。

僕は「ハイブリッド型」の人間ですので、

  • 自由でも
  • ルーティンでも

どんな環境でも、好き好んで生きていけます笑。

「ルーティン」も好きな人間でしたから、そこまで窮屈には思っていませんでしたしね。

しかし旅を始めてからというもの、

こんなにも時間の感じ方が違うのか

と思うようになりました。

大雑把に言えば、「刺激」が全然違うということ。

日本にいた時は、先生であると同時に「熟練の日本人」でしたから笑、日本で生きていくことに全くの抵抗がなく、もはやプロフェッショナルで安心しきっていました。(そりゃそうだ)

しかし国を少しでも変えるだけで、「熟練度」は一気に下がり「初心者/新参者」となってしまいます笑。

これは新鮮な感覚でした。

この歳になっても、初心者の立場になることがあるんだな

と。

自ら学ばなければいけないことばかりですし、時に恥を捨てて生きていかなければならない時もあります。

こんな体験は、先生のままではできませんでしたね。

先生という肩書きを失くしてから旅人になると、毎日が新鮮だ。改めて初心者になることを体験しているのだ。

すごく弱いけど強くなれる

旅人になった当初は、

  • 韓国
  • 台湾
  • 東南アジア

などで、

自分は今、とても弱い立場にいるのだ

という認識の方が強かった印象があります。

一方で、インドやヨーロッパなど、海外の滞在時間が長くなってきた後半ですと、だんだんと旅に慣れてきます。

今でも「弱い立場だ」という認識は捨てていませんし、それは国内で旅をした時にすら感じたことでした。

自分の住み慣れた場所から一歩でも外に出るだけで、寂しさやしんどさを感じるのは、誰でも同じことなのだと思います。

でもこうして世界に飛び出してみますと、自分が強くなっていることも感じているのです。

常に笑顔で接することで、相手に好印象を与えることを意識し、できる限り仲良く平和にコミュニケーションを取ろうと思うようにもなりました。

どこでも生きていくことができる

僕が僕自身に対して、この事実を証明したかったのだと思います。

旅をしていますとお金もなくなってきますし、他国で言語が通じなくて舐められることもあります。

しかしそれ以上に、そこに住んでいる人よりも「強くなること」ができます。

君はここでのベテランかもしれないけど、こっちは旅で来てるんだぜ?

とね。

いえ、別に「自分が上だ」と言いたいわけではありません笑。

人類みな平等ですし、僕が日本にいたら旅人に優しくすると思います。

いずれにせよ自分の、

  • 体が
  • 精神が

強くなっていることは事実です。

「経験」という強さが、僕の体の周りに「装備」としてまとわれているのかもしれませんね笑。

先生の時にも、「強さ」は確かにありました。

しかしその時でも、「権威」ではなくて毎日努力した結果として、強くなっていたような気がしました。

どこにいても、

  • 経験や努力
  • 挑戦や失敗

が人を強くするのですね。

旅人はその全てを感じることができる、とても良い「トレーニング」だからこそ、強くなれるのかもしれません。

旅人の立場は弱い。しかし強くなれることも事実だ。いろんな挑戦と失敗を繰り返して、経験を積んでいこう。

自由で縛りがない

当然のことですが、教員と比べて自由度が高くて特に大きな縛りはありません。

お金と時間、国のルールが許す限り、ある程度は「自由な毎日」を送らせてもらっています。

それは僕が「働かない」と決めたからでした。

こちらでオンライン授業なるものもできたのかもしれませんが、

そうすると本当の意味で旅を楽しむことができない

と思い、

お金はなんとかやりくりしていけばいい

と思い、「働くこと」を選択肢から外しました。

今は「資産を消費していく時間」でしかありませんが、それこそが旅の目的でもありました。(頑張ってプラスにしようともしていますが笑)

日本にいても、お金の使い所がなく、資産が増えていく一方だったからです。

結果論かもしれませんが、僕は「正解だったな」と思っています。

  • 自由に
  • 好きなように
  • 自分のペースで

生きていくことは、教員時代には不可能なことでしたからね。

どちらの生活も僕は好きでした。

しかし、

  • 教員時代のちょっとした会議
  • 時間や教科書に縛られている授業

には辟易(へきえき)していました。

立場も肩書きも捨てて「旅人」になることで、

本当の自由ってなんだろう?

という問いに対する「答え」に、ようやくたどり着けたような気がしています。

ここからが「ハイブリッド型」の真骨頂です。

日本でも海外でも、僕は両方の生き方のいいところを取っては、自分なりに「もっと良い生活」を目指していくのです。

それは「より裕福な生活」ではありません。

僕の生活水準は、これ以上特に上がることがないからです。

もっと自分らしくかつ自由に、心地よいルーティンも生み出せるような、そんな生活を望んでいます。

旅人になってから得た経験。

これを持ち帰れば、いろんなことに応用していけそうですね。

旅人になってから本当の自由を得た。教員時代といい意味で比べながら、自分なりの生き方を作り上げていこう。

おわりに

教員生活を経て、旅人となった僕。

実はそんな人は、日本には多いそうです。

「ものすごい縛りの中での生活」から解き放たれたわけですが笑、旅人は旅人なりのツラさがあります。

守りたいルーティンもありますからね。

それでも、弱い立場ながら強くなっている自分がいるのも事実です。

この経験は必ず今後に生きてゆくはずですので、大事にして世界を回っていきたいと思います。

それではまた!

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