こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
旅をしていますと、人との出会いは本当に一瞬だと思わされる毎日です。
でもその一瞬が温かくて、毎度グッときてしまいます。
この間は日本の方にハノイの旧市街を案内してもらいましたし、今回はニンビンという都市でいろんな出会いがありました。
今日は「人の温かさ」について書いていきます。
人は温かい
旅をしていますと、いつもいつもみながみな、優しいわけではありません。
ベトナムの人たちは基本英語が分かりませんし、なんだかしかめっ面をしています笑。
先日、夜遅くまで作業をしていて、
と思って、雨が降り頻る中、バインミーを食べようとお店に寄りました。
おばちゃん(お姐さん)3人が出迎えてくれて、もちろん英語はわからないのですが、ホカホカの鶏肉のバインミーを300円くらいで作ってくれました。
その後、
と聞かれたことから、日本人だと伝えていたら、
とかなんだとか笑、ベトナム語とジェスチャーを交えて伝えようとしてくれました。
全く意味はわかりませんでしたが笑、なんだかとても温かい気持ちになったことは間違いありませんでした。
また、スクーターを借りてニンビンを走り回っていますと、駐車場でお金の払い方がわからず、お金を回収するおじちゃんたち(お兄さん)とも色々話すことになりました。
いよいよ駐車場を出る時に、なんだか金額が間違ってるみたいなことを仕切りに言ってくるので、
と僕が素で確認していますと、
と思いっきり笑顔で、
と握手を求められました。
基本的にベトナムの人たちは怒っていませんし、おおらかで適当です笑。
日本人からすると、
と思ってしまいがちですが、実際はそうではありません。
ホスティルのおじちゃん(お兄さん)は、夜遅くに僕が着くやいなや飛び切りの笑顔で、
と言ってくれて、ホスティルを出る時には水をくれました。
そうやって、人の温かさに触れることの多い旅となってきました。
と決めつけているわけではありません。
ホスティルで出会う欧米の方々も、本当にいい人たちばかりでした。
そんな風に思えている旅となっています。
自分も温かくいること
いつも人が温かいというわけではありません。
僕が泊まったホスティルの中には、「汚さ」が酷すぎて目立っていたものがありました。
ただ、だからと言ってクレームをつけたいわけではなかったので、シンプルに理由を伝えてホスティルを去ったところ、後からサイトを通して連絡が来て、
と、僕のせいにされたことがありました。
以前の僕だったら、納得がいかないことから口論を始めていたと思います。
ただ、そこで口論をすることに意味はないと思い、それを受け止めた後は特に意見することなく、そのホスティルを後にしました。
僕は旅人やお客さんである一方で、一人の人間でもあります。
- いつでも僕が弱い立場であるというわけでも
- いつでも偉い立場であるというわけでも
ありません。
あくまでお互い同じ人間であり、みな同じラインに立っています。
そんな中で、どちらかが感情的になって「コト」を起こせば、それは僕の旅にとっても時間と体力のムダとなってしまいます。
旅をしていますと、そうした人間関係に限らず、
- 遅延やミス
- 言いがかりなど
も多々あり笑、神経質に生活していたらやっていけません。
僕自身もここ数年でだいぶ成長しましたが笑、他の国の他の文化に触れるほど、輪をかけて柔軟になっていると思います。
大切なことは、僕自身が「いつも温かくいること」です。
こちらが穏やかでなく、文句ばかり言って人のせいにしていたら、相手も不愉快に思います。
日本では、ミスをとにかくお店のせいにすればいいのかもしれませんが、僕はこちらに来て、
と思うようになりました。
決して日本のやり方が違うと言っているわけではありませんが、ちょっとした「余裕」みたいなものはあってもいいのかなと。
「自分自身が温かくいること、笑顔でいること」
は、相手にも伝わります。
ただ優しすぎると騙されることもありますので、うまく危険を回避しながら生活していかないといけないですね。
みんな温かくありたいと願っている
この旅で一番感じたかったのは、
「国民性が違っても、ちゃんと相手とやりとりすることができるかどうか」
ということでもありました。
もちろん言語は違いますし、やりとりがぎこちないことばかりです。
それでも、
「人は人である」
ということ。
僕はこの事実を突き詰めたかったのです。
そのために、
と思っていました。
今日で20日目となる旅ですが、現地でコミュニケーションを取るほど、「人の感じの度合い」は日本と異なりますが、
と感じることができました。
- みんな豊かになりたいし
- みんな人に優しくありたい
そう願っているのだな、と。
僕らはどこかで、この大切で当たり前のことを忘れてしまっているのかもしれません。
今や「発展途上国」という言葉はなくなりつつあるとはいえ、世界でも日本でも都心部と地方では生活のスタイルに大きな差があります。
それでも、みんな心のどこかには優しい気持ちがあるはずだし、お互いに温かくありたい。
その部分を大切にして生きています。
社会が発展してきますと、だんだんと人に優しくなれなくなってくるのは、僕はある程度正しいと思っています。
誰もがそうだとはいえませんが、以前の僕は「人にあらざる人」のようでしたからね笑。
社会が動き続けるために、僕らも止まることが許されなかったり、競争を強いられたりするからでしょう。
発展すること自体は僕もすごく好きなことなのですが、一方で忘れてはならないこともありますよね。
あまりにも片方に力が入りすぎてしまいますと、人間バランスを失うものです。
たった数カ国を見て回っただけでも、見たことのない様々な街並みや暮らしがありました。
それでも僕らは、同じ人間です。
本当に大切なことを忘れることなく、どんなに発展しても温かく生きていきましょう。
おわりに
いろんな人と触れ合えば触れ合うほど、感じていく人の温かさ。
一方でいろんな人もいて、生活に困窮していることからイラ立っている人もいます。
僕ら日本人は、こうした様々な生活を肌で感じる必要があるのかもしれません。
特に僕なんて、衝撃を受けている毎日ですからね笑。
「世界を知ったもの勝ち」
ではありませんが、見て知っておくことは大切なことだと思いました。
これからも旅を続けていく上で、心の温かさを忘れずにいたいと思っています。
それではまた!
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