こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
以前に「飲みすぎて気持ち悪くなってしまった」という記事を書きました。
最近読みました夢をかなえるゾウのアドバイスの1つにも、「腹八分目を心がけるように」という課題があったことを覚えています。
僕の場合は結果的にそうなってしまっただけなのですが、「お腹いっぱいにする」ということはここ最近ではあまりなくなってきました。
「お腹をいっぱいにする」ということの、一体何がいけないのでしょうか。
すずき的「腹八分目理論」を展開していこうと思います。
判断が鈍る
以前の僕なら、ビュッフェでも行こうものならば、
「すべての種類のものを食べ尽くしてやる!」
と、元を取らんばかりの勢いで皿に食料をありったけ盛り付けていました笑。
たくさん食べていた時期は、
と、食後はある意味幸福度が最高潮と言っても間違いではありませんでした。
しかし「食生活改善プロジェクト」(なにそれ)による影響もあり、バリバリに野菜を食すことで「ビュッフェでの戦い」では熱くならなくなりました笑。
すると胃がご飯やパン類を受け付けなくなるのと同時に、必要以上に食べてしまった時に「う…動けん」と感じるような体になってしまったのです。
「お腹いっぱい食べる」と言うことはそのときは幸せかもしれませんが、
- 次に何かをしようとした時に、体が動かなくなる
- あるいは動きたくなくなってしまう
のです。
すると次の行動への判断が鈍るようになってきます。
特に「お腹いっぱい食べること」で気をつける時間帯は、「お昼」と「夕飯」です。
お昼後に満腹になってしまいますと、貴重な午後の時間に「もう動けないよ」となってしまいます。
夕飯後の満腹は、僕の場合はブログ更新が控えていますし、単純に「今から寝ますよ」という時間帯に身体に不要な炭水化物を入れても太る原因となってしまいます。
さらに僕は運動することが多いですので、満腹ですとダンスやランニングに影響が出てしまい、動けなかった自分にめちゃくちゃ後悔します。
と。
次への行動のためにも、脳や身体をフレッシュな状態にしておくことで、判断する力が十分に発揮されるのです。
必要なエネルギーや栄養素だけを摂取して、1日を乗り切っていきましょう。
自分をコントロールすることのメリット
ここでふとした疑問が出てきます。
「お腹いっぱいになることは、幸せなことなのではないのか?」
これに関しましては、いろいろと考えを巡らせたのですが…結論、あまり幸福度をあげることには効果的ではないなと思ったのです。
即時的にはその場で「快楽的な経験」を得ることができるのですが、その後動きにくくなることもそうですし、特にコントロールが効かずにバカスカ食べてしまった後は、自身の不甲斐なさに落ち込むこともあります。
「ご飯の食べすぎ」だけに限らず、
- サウナに入り過ぎたり(1度に3セット以上入る)
- コーヒーやカフェラテを飲み過ぎたり
- お金をとにかく使いまくったり
する必要はありません。
以前にも「足るを知る」について書いていますので、読んでみてください。
つまり、普段の生活の中で自分をコントロールすることは、人生の主導権を自分が握ることに他なりません。
一見すると、
- 節約・倹約をしよう。
- 節制を心がけよう。
- 自分をコントロールしよう。
という言葉たちは、ストイックに見えてしまいます。
しかし、これができないからこそ人生に悩んでしまったり、弱い自分に嘆いて自己嫌悪に陥ってしまったりする人が大勢いるのです。
(もちろん「振り切ってしまうこと」で人生を謳歌したいのであれば、それはその人の自由です)
そしてかくいう「僕」も、基本的には節制などせず、
「お腹いっぱい食べる➡︎運動して相殺」
という発想でした。
食べているものにも気を使わなかったのは、「自分は運動をしているから…」ということからでもありました。
「腹八分目」が身についてきますと、本当に大切なことの取捨選択ができるようになってきます。
僕にとって「食欲」は、なかなかコントロールすることが難しい欲望でしたので、そこを抑えることができてくると、一日中の行動全てが俊敏になり、文字通りの「フッ軽」を手にすることができたのです。
感覚も研ぎ澄まされるようになり、身の回りのことに対してすぐに反応できることが多くなりました。
また欲望に打ち勝っている自分を俯瞰することで、自己肯定感も増し、今後どんなことがあっても感情的に即断してしまったり、冷静さを欠いて「愚断」することも減ったりしたと思っています。
具体的なこともあげておきます。
- 無駄にコンビニに入らなくなった。
- 無駄にお菓子やジュースにお金を使わなくなった。
- お昼過ぎに眠くなることがなくなった。
- 体調や便がよくなった。
- ものすごくお腹が減ることがなくなった。
- 運動するときに「お腹がいっぱいで動けない」ということがなくなった。
- コンビニ弁当やラーメンや丼などの炭水化物に手を出さなくなった。
- 自分はゾロに近づいていると錯覚すら覚えた。
などです。
さらに「食生活改善」「節約・倹約」とも見事に連携していまして、普段の生活に「好循環」が生み出されてきました。
「腹八分目」に対する足りなさや不満、デメリットみたいなネガティブな感覚は、今のところ出てきていませんね。
バランスを取りながら幸福度をあげてゆく
しかし僕がやりたくないと思っていることは、毎食を精進料理で済ませてしまい、「食」に対する楽しみを自らなくしてしまうことです。
極端なダイエットも悪い例だと思っています。
ここもバランスが大切で「外食を楽しむときや友人と飲む時は、ある程度許容があってもいい」というようにすることです。
以下、僕の実践例です。
- 平日5日間は基本的にルーティンは崩さない。外食はほぼしない。(我慢はしていない)
- 「お腹が減った状態」になるまで我慢するのではなく、プロテインバーやナッツの間食なども積極的に取り入れる。
- 土日は「ブランチや昼食」を外食にすることを1つの楽しみにするが、帰ってきてからは平日と一緒の晩ご飯にする。
- スイーツやカフェも満喫するが、お腹がいっぱいになりそうだったら寄らない。
普段から「腹八分目」を刷り込んで自分の食生活習慣を管理していますと、友人との会食でも1人で食べ歩く時でも、自分の限界やちょうどいい目安というのがなんとなくわかってきます。
そこで「自分がコントロールできること」のほうが、「とにかく腹を満たすこと」よりも幸福度に直結するのだと感じるようになりました。
- 自分で決定し、
- 欲望に打ち勝ち、
- なおかつ後悔もせず、
- また次の行動にすぐに移れる。
ちょっとかっこよく聞こえますが、僕自身も毎度できているわけではありません笑。
時にハメを外して失敗し、後悔してしまったこともありましたが、普段の生活の8〜9割をコントロールできていると思えば十分なのかなと思っています。
すると、実はハメを外しているつもりが、意外にもそうでもないレベルで収まっていたりするものです。普段の習慣のおかげですね。
こうして身につけた「腹八分目マインド」は、僕に「金銭面」や「食欲面」でほどよいバランス感覚をもたらしてくれたのでした。
おわりに
振り返ってみますと、1年前の僕は欲望を抑制できていなかったのだなと思います。特に食欲笑。
「我慢」と「自制」は大きく異なり、やはり後者のほうが「主導権を握っている感覚」が大いにあります。
有名な投資家であるウォーレン・バフェットも「自分の体」を1台の車に例えていまして、1つしかない車を乗り換えることはできないと言っていました。
代えがきかないからこそ十二分に気を使うべきであり、常に「お腹いっぱい?もう十分?動けないくらい食べるなよ?」と対話することが必要です。
「自分と向き合う」とは何も精神的・知的な部分に限らず、こうした体調や食事管理でも簡単にできることです。
今までの僕はそれを怠っていたために、体調を崩したことが幾度となくありました。
腹八分目を心がけてみますと「内側から発せられる声」が聞こえるようになり、自分との対話がスタートするかもしれませんね。
僕もがんばって続けていきますので、ぜひみなさんも始めてみてください。
それではまた!
コメント