30代で簿記3級に合格するまでの道のり【独学での学び方】

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こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

お金の勉強をしていた時によく耳にしていた単語は簿記です。

受験勉強や英語の勉強はものすごくたくさんしてきた僕ですが、「簿記」という概念は全くありませんでした。

しかし数字が大好きで数学の先生になりたかったくらいですので「よしこれはいけるだろう」と思いました。

早速2021年1月に勉強を始め、すべて独学で勉強して、2021年の4月頭に簿記3級に合格しました。

合格までの流れや勉強方法が何かの役に立てればと思います。

最初にやったこと

僕が勉強の教材に使い始めたのは、友人から教えてもらったStudy Proというサイトでした。

非常にわかりやすいサイトだったので、勉強しやすかったですね。

  • 「仕訳(しわけ)もよく知らない」
  • 「借方・貸方(かりかた・かしかた)も全くわからない」

そんな僕が、誰にも聞かずにゼロからこのサイトだけでやりきりました。

ただ僕は「勉強の鬼」と言っても過言でないくらい、参考書や教材があれば突き進めてしまう男です笑。

そういう意味ではオススメしない方法になってしまうかもしれません。

僕の勉強の仕方は、

  1. とにかく問題を解いて間違えまくり、
  2. その都度解説を見て理解ができなければネットで調べる

という、とてもシンプルかつ効率の悪いものでした笑。

その代わり自分であぁだこうだと考えなければならないため、1回1回の勉強でものすごい量のインプットをしていました。

どの勉強でもスポーツでもそうですが、始めたてはとにかくツラいものです。

僕がダンスを始めた時も「あんだけクルクル回れるなんていいなぁ」と何度も思いましたし、中国語をNHK講座で勉強し始めた時も、発音が難しすぎて挫折しかけました。

特に簿記は「数字の計算」と「仕訳」という概念も合わさるので、しんどかったです。

それでも地道に頑張り続けました。

Study Proという勉強サイトがオススメ。最初は仕組みを理解するのに本当に苦労するが、根気よくやってみよう。

必要な勉強時間

これはあくまで「個人による」と思っています。

僕は丸々3ヶ月費やしましたが、

  • 好きかどうか
  • 得意かどうか

も大いに関わってきます。

僕は数学がもともと好きだったので、そのことも勉強を後押ししました。

ただ電卓をハジくだけでしたので、計算している感覚はありませんでしたけどね笑。

仕訳の作業がとても面白かったこともあって、続けることができました。

どこかで見かけたのですが、

「簿記は毎日勉強して、感覚を養う必要がある」

という記事を見かけたことがありました。

行動に定評のあるすずきは早速、

  1. できる限り毎日、
  2. 1時間でも2時間でもいいから、
  3. 家に帰ったら机にむかって

勉強していました。

この「継続して勉強する」ということができない人が多く、挫折する原因となっております。

ペンと紙と電卓を用意し、ほぼ毎日「Study Pro」の問題を必死に解いていました。

それで1〜2ヶ月ほどでサイトの学習内容をほとんど終わらせ、練習問題まで取り組んでみました。

ただ一方で本試験を丸々やろうと思うと、まったくもって太刀打ちできませんでした。

毎日机に向かえるくらいの習慣がないと続かない。簿記もいわゆる「勉強」に近い性質があるので、すぐに身につくものだと思わないでおくと気が楽。

参考書を買う

やはりここで登場するのが「紙ベースの参考書」です。

僕はすぐさまBOOKOFFにダッシュし、練習問題やわかりやすそうな参考書を買いました。

僕が買ったものは以下のものです。

スッキリわかる 日商簿記3級 第11版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ) 

確かこのシリーズは2冊ほどやった覚えがあります。

とにかく様々な問題に触れ、穴をなくしていきました。

ザーッと解いていて感じたことは、なんだかんだ言ってやはり「仕訳が命」ということでした。

「資産と負債」「費用と利益」などどちらがどちらか最初は分からず、

「資産と費用がなぜ同じ借方のほうに入るのか?」

とずっと疑問でしたが、慣れてきてしまえばこっちのもの。

仕訳でのミスが少なくなりました。

仕訳のミスが減ってくると、第1問の仕訳の問題で45点中、30〜40点くらい取れるようになって来ます。

するともう半分くらい点数が取れたようなものなのです。合格は70点以上ですからね。

そうすると、第3問の「損益計算書」「貸借対照表」などが出題されても、安定して点数をとることができます。

さすが参考書。

受験時代に学んだやり方は地味ですが、僕にとっては一番効果の高いものとなりました。

StudyProのネットの勉強がある程度終わったら、参考書などの購入はケチらずに予想問題など時間を計って取り組んでみる。

試験を受ける

僕が受けたCBTの簿記試験は各商工会議所で行われるため、かなり短いスパンで何度もトライすることができました。

結果から言いますと、受けた回数は2回でした。

CBTとは要するにパソコンで試験を受ける形式のもので、タイピングが弱くてもそこまで不利にはなりません。

登録や申し込みは全てネットで完結するので、定期的に行われるペーパーベースの試験よりも柔軟に感じました。

商工会議所での試験ですので、だいたいはビルの中だろうと思われます。(僕は2回とも同じ会場でした)

スペースは狭く、ロッカーに携帯も時計も入れさせられたので、電卓だけ持っていきました。

1回目の時は緊張しすぎてしまい、第2問で「法人税の中間納付と確定申告」に答えられないまま、めちゃくちゃ時間を使ってしまいました。

結果、撃沈。

これは簿記3級試験の解き方の鉄則だったのですが、まずは第1問と第3問を解くことです。

どのサイトにも参考書にも書いてあります。

それなのに僕と言ったら、

  • 「勉強は裏切らない」
  • 「信用できるのは自分だけだ」

と高をくくっていたのでしょう。

「全問正解して簿記の神となる!」と勘違いしてしまったのです。

結果的にフルボッコにされ、挫折し、泣きわめき、打ちひしがれ、ようやく2回目を受ける決意をすることができました。

幸い、2回目を同じ場所で受けられる日が空いていたので、すぐに申し込みました。

前回よりリラックスして受けることができました。

先に第1問と第3問を解き、第2問はほとんど解けませんでした。

結果ギリギリでしたが、見事合格することができました

自分のやってきたことが証明されたような気がして、とても嬉しかったですね。

CBTの試験のほうが柔軟であり、一定期間を置けば短い期間で受けることが可能である。落ちても気にせず、第1問目と第3問目に集中して試験を受けてみよう。

おわりに

簿記を勉強していて難しかった部分は減価償却費決算です。

やはり減価償却(建物や備品の価値が下がっていくこと)につきましては、数字が強いに越したことはないと感じました。

僕はこの問題がめちゃめちゃ好きでしたし、「減価償却費」という言葉をよく耳にしてはいたものの、実際の内容を知らなかったので、それに関する知識が増えて嬉しかったこともありました。

決算の際は前受賃料や前払い手数料など、「当期」というスパンをちゃんと考えられないと解けない問題なので苦労しました。

これもちょっとした算数の問題だと思えば気楽でした。

僕は受験していたこともあって、

  • 時間内に多くの計算をしたり、
  • 効率よく解いていったり

するノウハウはあったと思います。

勉強してみて、簿記の勉強(特に3級)は本当に役に立つと思いました。

自分がいつ起業するかはわかりませんが、わずかながら会社のことや経済のことに触れられたような気もします。

いろんな人とお金の話をすることもありますので、簿記を取っていると説得力も出てきますからね。

今後も少しずつ勉強を続けようと思います。

皆さんもぜひ、勉強して受検してみてください。

きっとマネーリテラシー向上に、ひと役買ってくれる資格になると思います。

それではまた!

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