こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
本日僕は、2度も自分の意見を伝える場がありました。
- 職員間での雑談
- 学校をやめていく生徒と保護者に対して
です。
普段からインプットばかりしているすずきも、こう見えて細々とブログをやっていますので、普段から自分が思っていることをすんなりと伝えることができるようになっていました。
話すのはあまり得意じゃなかったのですが、だんだんと呂律が回るようになってきましたね笑。
今日は実際に話した内容を交えて、お伝えしていきたいと思います。
同僚と雑談した話
僕は恋愛がド下手であり、僕の人生の中で1、2を争うほどの苦手分野です。
とはいえ、一応「結婚→離婚」という経験を若いうちにしていますので、他の人の2倍の速さで人生を経験しているような気もします。
今回は、同僚の方がマッチングアプリを話題にあげていましたので、そこでお話をしていたらいろんな方向に話が飛びました。
一貫性がないですが、話題に事欠かなかったので書いていきます。
恋愛においては価値観が大切
僕はこう見えて結婚という名の「人生のピーク」を終えていますので、それなりに他人と一緒に過ごす時に大切なことがわかっていたつもりでした。
しかしよくよく思い返してみれば、僕自身は「全く持って何もわかっていないまま」お付き合いしていたのだなと思い知らされました。
「付き合う」あるいは「結婚する」上で最も大切なことだなと思ったことは、価値観の擦り合わせでした。
それが顕著に出るのが「お金や時間の使い方」なのだと思います。
これは自分の人生論にも直結しますので、この部分を曲げてまで付き合ってしまいますと、結果的に破綻していくことになります。
ひるがえって当の同僚は「浪費グセがある」と言っていましたので、
- どこに浪費をするのか?
- 何に価値を置いているのか?
- その浪費を「するな」と言われたらどう思うのか?
- 一緒に浪費するのが楽しいのか?
など様々な質問をぶつけてみました。
この作業を常に1人でやっているような寂しいすずきは、軸がブレなくなったおかげで「今は彼女は要らない」という、謎の「ストイックな解答」に落ち着いております。
- まずは自分に問い、
- その後パートナー(となり得る人)にその価値観をぶつけてみる。
- そして相手の価値観も聞き入れて…
という形で「すり合わせ」をしておく。
すると付き合っていく中で受け入れられることも増え、お互いがお互いを認めて信じ合い、素晴らしい2人になることができるでしょう。
これも自分の経験と、その後たくさん勉強していたおかげで実った価値観でした。
テレビは見ない
話は飛び、「浪費グセということは、部屋に物が溢れているのではないですか」とミニマリストの僕が質問をぶつけてみました。
先に言っておきますが、「ミニマリズム=正義」ではありません。
物が溢れている部屋も、それはそれで魅力的です。ただ僕には合っていないというだけです。
さて当の同僚は「その通り。物で溢れているんだよね」と答えてくれました。
そこで僕は、
「この前テレビを売ったんですよ。だからここ1年近くは、テレビは見てないんですよね」
と話をしてみました。(サウナで見る程度です)
すると周りの先生たちがギョッとしていましたので笑、「ネガティブな情報が入らないようにしているのだ」という話もしてみました。
先生たちはまだかなりビックリしていたのですが、ここで一番驚いたのは、僕が全く動じずに自分の考えをとうとうと話していたことです。
以前だったら思考が右往左往しながら、
「た、たぶんこういう効果があると思うから、こうしたほうがいいんじゃないのなぁ…なんて思ったりしちゃったりしてたような感じです汗」
と、どっちなのか全くわからない「ミスター・ブレブレ野郎」だったのです。
しかし今となっては別人のように、
「自分はこうこうこうしたら、自分なりの幸せを手にいれることができたから」
と明確な理由を伝えることができました。
それを押し付けもせず「自分はこういう信念を持ってやっている」とはっきりと言えたことに、自分の成長を垣間見ることができたのです。
ただただ「僕には信念がある」ではなくて、しっかりと日々考えてきた上で出した結論ですから、簡単にはブレませんよね。
根拠もありますし、論理的に様々な角度で出した答えですしね。
もちろんそれも「正解」というわけではありません。
ただ普段から考えているからこそ、的確にスラスラと伝えることができたのだとは思っています。
学校を去る生徒に向けて
僕は「不登校」について様々な疑問や考え方を呈してきましたが、いよいよ今回は生徒と保護者と三者面談をして、学校を去っていくこととなった生徒に話す機会をいただきました。
以前の自分とは変わったマインドを、スラスラと伝えることができました。
いろんな生き方がある
僕は、不登校に関して否定的ではありません。
そのテーマに関する思考の整理はある程度済んでいましたので、当生徒にはいろんな話をすることができました。
- バイトで時間の切り売りをしてみてもいい。
- 起業してみてもいい。
- どこか遠くを旅して来てもいい。
- 失敗はたくさんしてもいい。
- 新たな環境で新たな友を見つけてもいい。
など、様々なオプションを提示することができました。
さらに「何でもいいからやってみな。失敗したっていいからさ」と伝えることもできました。
「人生は一度しかない」と自分が自分に一番強く言い聞かせていますから、自然と生徒に向けても同じような言葉が出てしまいます。
一方で生徒は、
「学校はやめるつもりだけど、こうしてやめていってしまう自分もちょっと不安」
と回答してきました。
このような感情は、この手の生徒の典型的な例です。
しかしそんなもの、一蹴してやりました。
僕が好きな考え方である「原因自分論」を伝えてみることにしたのです。
- どこに行ってもいろんな人がいるので、上手くいかないことや人間関係のトラブルも今後きっとあると思う。
- しかし「それを選択したのは自分だ」ということを忘れないこと。
- 無理してでも学校にいようとしているのは自分。それを決めたのも自分。
- イヤなら「自分発信」で環境を変えてしまえばいい。
- 君はどっちにしたいんだい?
「もう生徒の答えは出ているかな」と思い待っていますと、沈黙の後に生徒は学校を去ることを決断しました。
これも、普段から思考の整理をしていたおかげでできたアウトプットでした。
ここ数年で「生徒が辞めていく経験」をたくさんしてきたこともありますが、普段のアウトプットの賜物だと思っています。
ブレない価値観を作り上げる
こうして200日以上もアウトプットをしてきますと、似通った内容や繰り返しお伝えしている内容も多々あります。
それはみなさんだけにでなく、僕自身にも跳ね返って来ますので、自分が一番勉強させていただいております。
今回、同僚や生徒、保護者と話してみて気づいたことがありました。
それは以前の自分と違って、様々なテーマについて自分の価値観をブラさずに話すことができていたことです。
「AがダメならBだと思うし、CとDの考え方があってもいい」といった具合です。
「教員」という狭い枠から考え方が飛び出たおかげで、広くインプットとアウトプットをするようになったからでしょう。
他にも元教え子とDMで投資の話をしていた時、
- 「投資」と「投機」は違う。
- 短期か長期かで変わってくる。
- 手段と目的をはっきりしないとダメ。
- 「適正なリスク」をとれるように。
- 働き始めたら積立NISAとかやってみるといい。
- YouTubeにある「まとめ動画」は、入りはいいけれど身につかない。
などを伝えました。
これもまた恋愛の話と一緒でして、「実地経験」と自分の「肌感覚」「感じたこと」を合わせて伝えた例です。
こうして積み上げてブログに書いてきたことで、対面でアウトプットするときにすでに思考が整理されていると感じました。
普段から自分の意見を文字に起こし、客観的に見るクセをつけておいてよかったです。
そういう点でも、ブログは続けていきたいなと思いました。
おわりに
雑談などでアウトプットをする際は、
「自分がこれだけじっくりと熟考してきたのだから、君たちの考えと一緒にしないでくれ」
と思わないように気をつけています。
確かに長く、深く考えた末に出した結論のほうが一見良さそうですが、それでマウンティングして悦に入ることが、雑談やアドバイスの主旨ではありません。
ただ一方で、自分が考えてきたことをすぐに曲げてしまうのであれば、それはまだまだ自分の思考に穴があったということになります。
人と話していますと、普段から1人で考えていることとは別の視点からの意見ももらえることができます。
また自分の気持ちを口頭で言語化するのも、こうしてブログに書くこととは一味違った感覚のアウトプットとなり、新たな発見があります。
- 普段からインプットをする。→ブログに書く。
- 雑談でアウトプットしてみる。
- 別視点の意見も取り入れる。
- 自分の価値観がブレていないか確認する。
- 自身のアウトプットした内容を再びインプットする。
この繰り返しで、さらに僕の価値観を強固なものにしていくつもりです。
普段の思考整理のエクササイズも、こうしてちゃんと形になっていくのですね。
今後もますますブログに精力を注ぎ、かつ人と話していこうと思います。
それではまた!
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