30代教員による「ここがヘンだよ教員の仕事」【事務的な仕事の多さ】

雑談

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

教員を長く続けていますと、やはりまだまだ教育現場は、アナログの部分が絶えないものだなと思う毎日です。

特に「書くもの」(ペーパー)が非常に多く、

これは、ミスをしないほうがおかしい

と言っても過言ではありません。

  • 出席簿
  • 提出物
  • 通信簿

など、デジタルにならないかなという願いばかりが募ります。

さて、僕は「教務」というグループに所属しています。

「学習支援グループ」というところもあり、呼び方は様々ですが、やることは「事務的なこと」に特化しているグループだと思っていただければ大丈夫です。

実は学校現場だけでなく、みなさんの所属する会社でも、まだまだ「ガラパゴスの部分」があるかと思います。

今日は僕が思う教育現場の課題点を取り上げ、みなさんと共有していきたいと思っています。

学校業務には、理解できない部分もある。そうした部分を是正してゆくことが大事だ。

そもそもお金が足りていない

そもそも、学校には基本的にお金が足りていません

  • 古い校舎
  • 汚いトイレ
  • 固くて重い椅子と机
  • 改善されないアナログ教材

など、目も当てられない状態です。

学校に限らず民間の会社であっても、

全てをデジタル化しよう/効率化しよう

とすることは、簡単なことではありません。

言うのは簡単ですが、導入するためには多額の費用がかかるからです。

学校が成り立っているのは、

  • 国公立であれば税金
  • 私立であれば生徒保護者のお金

のおかげです。

小さな学校の場合、私立であっても資金調達は大変です。

「ドーンとキレイな施設」を備えた学校を作れるのは、在籍生徒数の多い人気の私立校でしょう。

公立高校は大変でして、

  • 少子高齢化
  • 交通の便の悪さ
  • 私立入学への援助金

など、私立に比べると「ディスアドバンテージ」がたくさんあります。

あきらめたくはないのですが、日本国内の人口層を見る限り、若い人のためにお金を使っていけるような未来は、まだまだ遠いように感じられます。

こんな状態では、学校のあらゆる部分を刷新したくてもできません。

早速、「学校現場に変わってほしい点」をあげていきます。

これから先生になる人は、ぜひ参考にしてみてください。

出席簿

出席簿は、いまだに「紙」です。

これはみなさんの出退勤を、ペーパーでチェックしているようなものだと思っていただければ、わかるかと思います。

会社の中にも「出退勤カード」的なものを採用しているところもありますが、僕の目の前の生徒は30〜40人近くいますので、シンプルに時間がかかります。

  • 欠席した生徒の部分に斜線
  • 遅刻してきたらバツ

と、ちょっとした手間になる作業が多いです。

先生、ちゃんと出欠席の記録をつけたの?

と聞く生徒はほぼおらず、いたとしたら皆勤賞の生徒が結果を気にしているくらいです。

先生たちの「手書きの記録」に、生徒たちも疑いがないものだから驚きですよね。

僕は朝のホームルームが終わった後に、自分の机のパソコンでエクセルに入力しています。

二重の作業になるので普通はしないのですが、これをすることで学期末の成績処理が格段に速くなっただけでなく、何度かチェックもするようになったのでオススメです。

人員配置

学校には「行事」がたくさんあります。

その都度、グループの先生方が、

あぁでもないこうでもない

と、立ち番など係の割り振りをしています。

ランダムに配置すれば簡単ではありますが、人間関係や配置の場所も大切になってきますので、やはり人間の手でやらなければなりません。

こればかりは、

  • お金で解決
  • 他の第三者機関に委託

というわけにもいかず、歯がゆいところです。

いつまで経っても、会議で出てくる要項はペーパーが王道。

見やすいですし持ち運びもしやすいのですが、「ペーパーレス推進派」である僕からすると、まだまだ改善の余地はありそうですね。

配布物

生徒に対しても先生に対しても、基本的に「紙文化」はなかなかなくなりません。

民間の保育園や幼稚園では、基本的にメールで報告があるため、お子さんが小学校に上がってから受け取るプリント類が多くなり、イヤな気持ちになる保護者さんも多いそうですね。

学校によっては「ペーパーレス化」を推進しているところもありますが、全国的に見るとまだまだ浸透はしていません。

  • 通知表
  • 学年だより
  • 会議資料

など、驚くほど紙が多いですね。

単純な事務仕事

教員に限らず、どの職においても「事務」や「雑務」はどうしても出てきてしまいます。

なんでもかんでも外注できればラクでしょうが、実際はそうもいきません。

僕が携わっている「次年度の時間割作成」も、「学校以外の第三者」に任せることは困難です。

結局のところ、各先生から要望が出るからですね。

職員室で聞いて回るほうが、遥かに効率的であることは間違いありません。

また、部活動関係でもたくさん動きました。

  • 合宿の手配
  • 部活動の書類づくり
  • オリジナルTシャツの作成

など、生徒にいいものを与えようと思えば思うほど、自分の時間は削られていったものでした。

僕は「授業が第一」と言い続けている割に、

学校の先生って、あまり授業していない時間ばかりだな…

と感じてしまうことも、多々ありますね。

教育現場は他の業種に比べればアナログの状態が続いており、改善の余地がまだまだある。

教育現場では何が求められているのか?

僕は「教育」が大好きであり、生徒と話している時が一番幸せです。

英語を教えたり、進路活動に携わっている時間もかけがえのない時間です。

一方で、僕は「事務的な仕事」も好きです。

  • チームの一員として他の先生方と一緒になって働くこと
  • 他の先生に喜んでもらえるように事務作業をすること

にも、やりがいを感じます。

しかし教師の本業とは、何度も申し上げている通り「授業」です。

それ以外の面で成果を上げたとして、それはそれで褒められるべき点かもしれませんが、ふと、

それは本当に意味のあることなのだろうか?

と思うこともあります。

回り回って、学校現場がよくなることにもつながるのでしょうが、

「事務仕事が格段にできる人 < 教育に長けている人

が、本来は教育現場に求められるべきものです。

いろんな先生がいていいのですが、やはり「仕事ができる人 ≠ 教育者」という式が成り立つはずなのですね。

それでも現実は残酷でして、「教育」に全振りしたいのに、

  • 人が足りていない
  • お金も足りていない
  • あまり視野も広くない

という有り様です。

そうしますと、どんどん教育現場に雑務が増えてしまい、結果的に雑務などの仕事もできなければいけない状態となってしまっているのです。

そして、それが評価の指標にもなってしまう。

確かにどの職においても雑務は不可欠ですが、そうなってしまいますと本末転倒です。

僕も入試や時間割作成を担当していますが、

  • さすが!
  • 仕事が早いね

という言葉がけが、果たして僕ら先生が受け取るべき言葉なのかは、いまだに判然としません。

今の教育現場で求められていることは何なのか。

教員たちが疲弊している原因は、ここにもあるのかもしれませんね。

教師の本分は授業のはずなのに、どこか事務的な仕事の出来不出来を評価してしまう傾向もある。

おわりに

僕はたまたま事務仕事が好きだからいいのですが、そんなことがキラいな人たちからすれば、たまったものではありません。

こんなこともできないなんて、それは怠慢だ

と一言で片付けてしまうには、多少の疑問を感じてしまいます。

だって、それが先生たちの本分ではないのですもの。

だから、「はっきりとした第三者」に雑務を委託する形をとるのではなく、

教育と事務仕事の間にいてくれるような存在」

がほしいのです。

ただ、お金と人が足りていないため、そうした機関やグループを作ることができないのが現実ですけどね。

ひょっとすると、今後の先生たちに求められていることは「教育」一本ではないのかもしれません。

今後先生を目指す方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

それではまた!

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