こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
あまり見なくなったYouTubeですが、久しぶりにAbemaTVの討論番組を見ました。
成田悠輔さんと池戸万作さんの討論を見ていて、どちらもすごいなぁと思っていましたが、やはりさすがの成田悠輔さん。
彼の言葉がとても心に響きました。(その部分から動画が始まります)
経済はそんな単純じゃないからこそ、1億人もいる人たちがそれぞれ試行錯誤している。
「人が結果として求めていたサービス」を作り出す。
そこに価値があると思うからお金を払う。
だからそのものに値段がつき、結果としてみんなが稼げる。
それが当たり前の循環だ。
僕は経済については素人ですが、この言葉にはとても感銘を受けました。
経済を学んでいる人にとっては、当たり前のことかもしれませんけれど。
今日は「シンプルさと複雑さ」について書いていきます。
シンプルさと複雑さ
「経済」だけでなく、そもそも世界の循環は複雑であることは、僕にもなんとなくわかります。
ものごとの一部分を切り取って、その部分だけをとらえて見てしまうのは「フレーミング効果」に近いような感覚もあります。
僕は教育の分野にいますが、
- 体罰
- 部活動
など「ダメだ」と思うことには、はっきりとダメだと言います。
しかし、
- 生徒の心情
- 勉強の方法
など答えのない「抽象的な部分」については、
というように、わけて考えています。
もちろん「体罰や部活動をやめたから教育業界が良くなる」というシンプルなものでもないのでしょうけれど、「明らかな悪」については対処すべきだと思っています。
と、「ものごとの抽象性」を盾にして問題をぼやかし、全くメスを入れないで放置することは違うと思っています。
経済においても教育においても「これだ」という正解はありませんが、成田悠輔さんがおっしゃる通り、変わらないシンプルなこともあります。
複雑な経済社会だからこそ、「何かできないか」と考えることには頭を使います。
ただ、
「人の求めるところ(=ニーズ)に価値が生まれる」
ということは事実であり、その点を間違えてはいけません。
「経済」や「教育」をわかった気になって、
「この点さえ是正すれば、全て丸く収まる」
と言うことはやめにしましょう。
シンプルなことをして、小さなことを1つ解決すること。
それが局所的に起こっており、それらが複雑に絡み合って1つの塊になっていること。
目の前のことと日本や世界で起こっていることは、繋がっているようで繋がっていません。
一方で、繋がっていないようで繋がっています。
そうですよね笑。
でも僕は、これが真理だと思っています。
どちらも「真」なのです。
だから「自分」にできることはいつもシンプルなことであり、それを淡々と続けていくしかないと思っているのです。
複雑さを知りシンプルに行動する
世界の複雑さを知ったからと言って、
と思う必要はありません。
自分にできることはいつも、
- 小さくて
- シンプルなこと
です。
成田悠輔さんが言うように、
- 人の求めるサービスを作り
- そこに価値を感じる人が現れ
- お金を払いたいと思うこと
この流れは当たり前のことかもしれませんが、改めて言われますとグッとくるものがあります。
僕はパソコンに強いわけではないですし、モノづくりができるわけでもありません。
だから今まで、僕は「人に感謝されることはない」と思っていました。
先生をしていましても、「給料」という間接的な形で感謝を受け取りますので、それもまた「自分にできることはない」という思いを助長させました。
しかし、この1年で様々な行動を続けて、
と言われることが、ここまで自分の中の「何か」を突き動かすとは思ってもみませんでした。
確かに世界は「複雑」ですので、誰もが試行錯誤するのは当然のことです。
それでも、自分なりに行動してきた「浅はかな僕」の考えではありますが、
ということでした。
「経済を回す」とは、誰かの1つの行動や政府の一部の施策程度で変えられるほど、小さなことではありません。
ただその「小さな行動」のために試行錯誤して、周りの人を豊かにしていくこと。
それによって自分も一緒に豊かになっていくこと。
逆説的で気づかなかったのですが、僕は「与えること」よりも先に「もらうこと」ばがりを考えていたために、豊かになることができていませんでした。
「世の中の成り立ち」を多角的に見ておけば、当時はもうちょっとできたことがあったのかもしれません。
いえ、まだ始まったばかりですね。
これからも「やるべきこと」を考えて試してゆく。
これに尽きますね。
幸せな経済活動
幸せになるためには、経済活動は「切っても切れないもの」です。
成田悠輔さんは動画の中で、
と言っていました。
お金は手段。
まさにそうですよね。
どんなに豊かになっても、政府がお金を発行しても、ただただ使えばよいというわけではありません。
「お金を使うこと」について言えば、僕はだいぶシンプルになりました。
「自分の好きなこと」である、
- 旅
- サウナ
- カフェ
- 美術館
- 人付き合い
などにお金を使うようになり、
- 服
- 保険
- 不要なモノ
- スナック菓子
- ムダな飲み会
など、固定費から付き合いや流れで使っていた出費がなくなりました。
自分で考えて「適切なもの」にお金を使っていくことは、人生を豊かにします。
さらに「自分がムダだ」と思ったものに一切お金を使わないようになりますと、なぜか旅や人付き合いで支出が嵩(かさ)んでも、以前ほど資産が減らなくなったのです。
生活をシンプルにすることは、経済がどんなに複雑であろうと「できること」です。
この「何にお金を使うか」について、
「一人一人が、自分の生活形態と真剣に向き合って決めていくこと」
で、大きな経済にもわずかながら影響を与えることになります。
次第に「お金が回って来なくなる場所」は淘汰され、潰れていきます。
なぜなら世間の「ニーズ」に合わないからです。
- 自分に近い距離にあること
- 自分の身の回りの小さなこと
はシンプルにすべきことが多く、変化を加えやすい部分です。
その変化は回り回って経済に影響を与えます。
多数の要素が絡み合って、経済は「結果として」今の状態になるのですね。
「どこにお金を使うか」はシンプルな分、その人、その国の志向をいずれは反映することになります。
「自分の身の回りのレベル」は、コントロールできる範囲です。
考えて行動に移していきましょう。
おわりに
経済学なんて、僕からすれば遠い世界の話のように思えますが、今の時代はYouTubeで有名な人の意見が聞けるのですから面白い時代です。
世界は複雑で、これと言った正解のない世界です。
ただ、
- 自分の使えるお金
- 自分が人のためにできること
に関して言えば、自分で選択して決定し、行動に移すことができます。
それこそが経済を動かす手立てとなるということ。
自分が豊かに過ごすために試行錯誤をしていくことは、「世界の豊かさにいずれ繋がる」ということを意味します。
僕はこれまでの生活で、少なくとも自分の生活が多少豊かになりました。
それだけ、行動に意味があったということです。
日本の経済、世界の経済に直接的に影響を与えているわけではありませんが、個人にとって大切な考え方です。
ぜひみなさんも、自分の身の回りから変えてみましょう。
それではまた!
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