こんばんは。
若かりし頃のオラオラ系男子はすでに卒業し、とんがりコーンだったすずきもだいぶ丸くなりました。
先日失くしたサウナハットですが、スパの方がわざわざ次の日の朝に電話をくださり、こちらに送ってくれるそうです。なんという丁寧さと優しさ…
少し前に読んだThink Civilityという本から、すずきは最近実践していることがあります。
それは礼節さをしっかりと体現すること/表すことです。
どういうことか、早速書いていきましょう。
手刀を切る
「てがたな」と読むこの字は、本来はお相撲さんが賞金などを受け取るときに3方向に切るものですが、一般の人々の間でも前を通ったり「すみませーん」と人ごみを通る時などによく使われます。
なんというか一昔前のおっさんたちが使っているようなジェスチャーであり(誰がおっさんや)、ってか一礼ペコリとやりゃあよくね?と思う人もいるかもしれません。
僕は結構この仕草(手刀)が好きでして。
特にサウナの室内(サ室内)で人の前を通ることが多いので、小さな声ですみませんといいながら手刀を切って前を歩くようにしています。
毎朝、信号のない横断歩道を渡る時も自動車のほうが止まってくださるので、ぺこりと一礼しつつ手刀を切る時もあります。
最近はよくこうした声かけや頭を下げる人が多くなった印象を受けます。
もちろん凶暴なすずきがやるのは当然の義務ですしやらないとクソなんですけど、スーパーで買い物しているお父さんお母さん方も、カートをどかして道をあけてあげると「すみませーん」と言ってくださります。
よく小学生にそういうことを教える授業がありますけど、こんなの見せてあげたほうが2恒河沙倍くらい子どもたちにいい影響を与えると思います。
子どもたちってすぐ真似しますからね。もちろん感謝をすることにおいても大人は見本ですから。
学校の先生たちにも挨拶の「あ」の字も知らない先生がいてドン引きしています。
来ましたお決まりの先生叩きタイムです笑。
生徒指導するならですね、まずは自分が模範を示してくださいよ、と言いたくなります。
僕はかなりレアですが、「タバコも吸わない」「ピアスも開けない」「髪も染めない」と3拍子そろった「どクソ真面目メガネガリ勉野郎」ですから、自信を持って生徒にルールを叩き込むことができますね。
よくいる、なんか蚊の泣くような声で挨拶する先生たちってなんなんでしょうかね。まずはて本を示す側から頑張らにゃいかんと思うのです。
「礼節さがあるかないか」
これだけでその人の評価が、一瞬で奈落の底に落ちることだってあり得るんです。
頭を下げる
先ほどの「手刀を切ること」と合わせましてハッピーセット400円となっております。
こんなに容易い「礼儀の示し方」は他にありません。
これは深い謝罪のことではなく、日常で会釈することを意味しています。
これができない先生がいるんです。とまたディスに入ると負の連鎖が止まらないので自主規制しますけど。
僕は歩行者の立場であることが多いため、止まってくれる車に対しては必ず会釈するようにしています。
中には偉そうに歩いていて挙げ句の果てに「いや俺歩行者だけど?お前が止まれよ」みたいなスカした顔をしている人もいますけど、「論外」です。”out of 論”です。
もちろん運転している車側にも非があるときはあって、ブーンと止まる気配すら見せないでなんならクラクションを鳴らす野郎も中には当然いらっしゃいます。
そこで普通は止まらないところを、あえて止まってくれた車に対して一礼する。
これがここ最近のすずきのお作法です。
この前の劇場版「サウナハット紛失事件」でも電話先の人に対して「ホントお手数かけます。わざわざご丁寧に対応いただきありがとうございました」と心から謝罪と感謝の意を表明しました。
電話越しで頭下げろとかそういうことではなくて、それが”誠意”ってもんだと思っています。それは言葉の端々に出ますよね。
生徒に対してもこれは一緒なんです。
頭を下げるシーンはあまりありませんが、何か手伝ってくれたら「マジありがとな」と言いますし、こちらが間違っていたら「ホントごめん不愉快にさせちゃったよな」って言うのがスジだと思っています。
相手だって一人の人間で、幼い子たちではないのですから。
誰に対しても頭を下げるシーンは決して恥ずかしいことではなく、むしろ自分の大きさを示す行為だとすら思っています。
自分を下にする
これは僕の大好きなワンピースという漫画の1シーンなのですが、主人公のルフィはものすごく強くて海賊王の器に値するほどの覇気を有しているのに、平気で頭を下げてしまいます。
それは男子禁制の女ヶ島という島で、女帝ハンコックに
- 石にされた仲間を助けたいか
- 女ヶ島を出るための船をもらいたいか
の2択を迫られた時に「自分のことは後回しにしてでも仲間の石化を解いてほしい」と一瞬で頭を下げるという名シーンです。
「これほどの覇気を有するものが他人のために簡単に頭を下げられるなんて…」と、周りのモブキャラたちも驚きます。だからこそ海賊王の器に値するのです。
僕は毎回このシーンを読むとグッときてしまいます。
本当に強い人ほど、器が大きい。
本当に強い人、かっこいい人は小さなミジンコのようなプライドなんてこれっぽっちもありません。
自分が間違えた時、相手に何かしてもらう時、してもらった時。
そんな時にちょっとしたプライドが邪魔して頭を下げられないのであれば、それは器が小さいことを意味します。
平気で頭を下げることでスッと自分が一歩引き、自分という立場一つ下に持って行く。
こうすることで逆に相手はその人に対して敬意を示すのだと思います。
お店で横柄な態度をしている客とか見ると反吐が出ますね。
お前は何様神様仏様かよ、ってね笑。
人間誰しも、ものごとがうまくいかなくてイラついてしまうこともあるかとは思いますが、八つ当たりやその場の感情を相手にぶつけるのは禁物です。
すずきも気をつけていきたいと思います。
おわりに
すずきはヘラヘラのうのうと生きていますが、大切なところは押さえて生きていきたいと思い、行動している所存であります。
やっぱり普段から自分が下だという「体(てい)」で行けば、周りの人も話しかけやすいですし尊敬してくれるはずです。
傲慢で横柄、わがままで傍若無人とか、もうThink Civility読んでくださいよ笑。
でもこれは人の奥底にある闇の部分なので、一概に否定ばかりはできません。
感情的になっていたりパニックになっていたりするときって、もういっぱいいっぱいで人に優しくできなくなるものです。
余裕がないときはまさにそうでして。
でももしそうなってしまったら、しっかりと反省すればいいんです。
みんながみんな、イエス・キリストや仏陀やマハトマ・ガンジーじゃないので。
この「礼節さをちゃんと体現したり表現したりすること」は、一朝一夕でできるものではないのかなと思っています。
ゆえにすずきは普段から心がけ、たくさん頭を下げて、礼節スキルを磨いていこうと思います。
実るほど 頭を垂れる ゴリラかな
それではまた!
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