30代が違和感を覚えたコミュニケーションとは?【秘密主義は不利】

人間関係

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

先日、若手教員(と言っても1〜2歳くらいの年下。男性)と話をしました。

今まであまりコミュニケーションをとっていなかった方でしたので、積極的に「お休みの時とか何をされてるんですか?」と聞いてみました。

すると「えーっと、秘密ということで」と言われてしまい、「ん?」と違和感を覚えてしまったのです。

  • 「うーん、確かに言いたくないこともあるか…」
  • 「いきなり深すぎた質問だったかな?」

と少し申し訳ない気持ちになってしまいました。

しかしそれでもなお、ぬぐい切れないこの違和感…

人に「オープンさ」を求めてしまうことは違うはずなのですが、なにかしっくりこない。

今日はそんな「コミュニケーションにおいて僕が感じた違和感」を書いていきます。

「秘密で」と言われて感じたこと

以前、僕はオープンにすることのメリットを記事にしました。

もちろん、誰しもが僕のように「オープン」ではありませんし笑、この記事におきましても、

「自分がオープンにしているのだから、あなたもオープンにするべきだ

という形は「間違っている」と思っています。

  • 人間、誰しもそれぞれのキャラクターがあり、
  • その人との親密さの度合いも影響すれば、
  • 「言いたい人、言いたくない人」を選ぶ権利もある。

なるほど。

そう考えますと、あまり話したことがないのに「休日何をされているのですか?」と聞かれて、確かに彼が「え?」と感じていた可能性はあります。

深堀りも詮索もしませんでしたが、ここで1つ、僕が感じた「大事な気持ち」がありました。

それは、

「この人とは、もうあまりコミュニケーションを取るのをやめよう

というものでした。

  • 「ちょっとオープンにしなかっただけで、そんな風に思うなんてひどい!」
  • 「それぞれの情報の出し方があるんだから、いいじゃないか」
  • 「すずき、お前に言いたくなかっただけだよ」

と、耳が痛くなるような反論が大多数…。

でも待ってください。

みなさんも同じ反応をされた(「秘密で」と言われた)場合、「もうそれ以上は聞けないな」と思わないでしょうか?

僕は、良くも悪くも牽制されたのだなと思いました。

言いたくなかった理由が「僕に聞かれたから」であろうと何であろうといいですし、特に落ち込んでもいないのですが、「たぶん話したくないのだろうな」とは感じました。

すると「こちらもオープンにする必要はないかな」と思うのは当然のことです。

つまり「自分がオープンにしないと、相手もオープンにすることはない」という真理を、僕が身を持って体験したというわけです。

もちろん「僕が先に情報を出していなかったから、相手も情報を出すことをイヤがった」という可能性もあります。

「鶏が先か卵が先か」みたいな話になってしまいますけどね笑。

どのみち相手からは「コミュニケーションをとりましょう」という姿勢が見受けられなかったので、「それなら、もういいかな」と思ったのです。

もし彼が、

  • 「冗談ですよ笑」
  • 「逆にすずきさんは休日に何をされているのですか?」
  • 「実は特に何もないんですよ笑。気になることでもあるのですか?」

と話を展開してくればいいのですが、何か質問に抵抗するような、そんなイメージがありました。

やはり、相手を選んで答えなかっただけなのでしょうか?

謎は深まるばかりです。

オープンであるべきだと強要してはいけないが、自分がオープンでなければ当然相手もオープンにしてこないことは真理である。

「秘密主義」はいいことなのか?

  • 「あの人はミステリアスだ」
  • 「つかみどころがなくてイイ」
  • 「わかりづらい雰囲気がイイ」

という意見もよく聞きます。

しかし隠し続けることには限度があり、その後双方のコミュニケーションが止まってしまうことは避けられません。

遠目から見ていて「なんかあの人ミステリアスだよね」と友人たちと言い合うのはいいのかもしれませんが、実際に距離が近くなってくる(あるいは近くなってきた)のにもかかわらず、一貫して「秘密主義」を通されてしまいますと、こちらも打つ手がなくなってしまうからです。

「ミステリアスなんだけど、『話していくと』意外な趣味や考え方を聞くことができる」から、ギャップがあって魅力的なのです。

「なんでもかんでもオープンにすることが魅力的なのだ」と言い切るつもりはありませんし、ある程度の線引きは必要です。

ただ彼のように「必要以上に秘密主義な同僚」は、実は先生方の中に何人もいまして、その人たちとはどうしても以下のような関係になってしまいます。

  • 距離を置く。
  • 深く話さない。
  • 関わる時間をとらない。

もちろん、相手がそれを望むのならばいいのですけどね。

そして何より、僕がそうした人たちを信用することができないと思ったことが、一番ネガティブに感じたことでした。

  1. 会話がなければコミュニケーションも生まれない。
  2. 相手の情報がなければ共通点も見つけることができない。

こうした人たちを「よし、信用しよう!」と思うには、かなり無理があります。

確かに仕事上の関係に、「私事」を持ち込むことを嫌う人もいます。

「お互いに仕事がデキて問題がなければ、プライベートなんて共有する必要はないじゃないか」と。

僕も「誰かれ構わずプライベートを聞き出す」なんてことはしていませんし、ズケズケと根掘り葉掘り聞くことは良くないと思います。

しかし僕は、組織の一員として働いている以上、組織内でのコミュニケーションは大切だと思っています。

普通の会話と言いますか、よくある質問(だと思うのですが…)を投げかけたのにもかかわらず、頑なに話そうとしなかったので、僕は驚いただけなのです。

今後、彼とは同僚として最低限の関わりは持ちますが、少なくとも「友人として」積極的に関わることはないのだろうなと思いました。

非常に難しい問題であり、何が正解というわけではないのですが、ぶっちゃけてしまいますと、

「一般人なのに、何を秘密にすることがあんねん笑」

とイラッとした感じたことが、秘密主義のデメリットを感じた要因なのかもしれません笑。

これは決して「僕がオープンな人間であるから、オープンにしない人を悪く思った」というわけではありません。

状況は人それぞれですから、一概に、

  • 「すずきの感覚は正しい」
  • 「その線引きの仕方はよくないよ」

と、みなさんにも判断することはできないと思います。

  1. 誰に言われたのか
  2. どんな言い方だったのか
  3. それまでの関係はどのレベルだったのか
  4. 同性・異性どちらから言われたのか
  5. 年上・年下どちらから言われたのか
  6. 周りに人はいたのか

など、要素はその時によって違いますからね。

その状況に応じて、みなさんなりに「秘密主義」の良し悪しを考えてみてください。

仕事上でプライベートを無理に共有する必要はないが、一方で無理に秘密主義を貫く必要もない。

開けた態度は、豊かな人間関係を生む

  • 「身長は?」
  • 「体重は?」
  • 「資産は?」

と聞いてくる人はさすがに無礼だと思いますが笑、僕には、

「一般的なコミュニケーションにおいてオープンマインドを持っていれば、人が寄ってくる」

という持論があります。

とにかく「話しかけやすい」という長所を持つことができるからです。

また、自分が「有益だと思っている情報」を独り占めせずにいますと、

  • 「もっと教えてほしい」
  • 「相談に乗ってほしい」
  • 「一緒に考えてほしい」

と話しかけてくれる人が増えてきます。

「先生だから教える立場にいたい」と思っているわけではありません。

そのように「人とコミュニケーションをとること」で新たな学びや、逆に盗めるスキルに触れることができるからです。

先生だからこそ「教えることが一番の学びである」ということを知っていますし、こちらの信頼や信用の貯金も増えるため、メリットがあると思っています。

秘密主義の彼のことをディスるわけではありませんが(彼にも事情があったのかもしれません)、閉塞的な態度でいますと、

  • 人が寄り付こうとしない。
  • 有益な情報から離れていってしまう。
  • 社会資本(社会とのつながり)が増えない。
  • 信頼されなくなる。

と、デメリットが多いような印象を受けます。

言いたくない相手に個人情報を漏洩する必要はありませんが、

  • 少なくとも長い関係を持つであろう人
  • ともに仕事を頑張りたい人
  • 生産的な話ができる人

とはオープンに語り合ったほうがいいと思います。

お互い信頼し合えるようになり、「変に疑う」という無駄なワンクッションがなくなって、コミュニケーションが円滑になるからです。

「なんでも打ち明けることができる人」を自身の周りに作るためにも、まずは開けた態度をとってみてはいかがでしょうか。

オープンな態度を持っていると、豊かな人間関係を築くことができる。

おわりに

個人的にびっくりした体験だったので記事にしましたが、どこまで行っても「僕個人の経験と感覚」ですので、みなさんに伝わりきらない部分があったかと思います。

英語の先生をしていることもあるため、

  1. まず自己紹介をして「自分という人間」を表現し、
  2. 相手の情報を聞き出すことで相手のことを知ろうとする。

という手順が振り払えず、今回違和感を感じたのでしょうね笑。

この「相手のことを知ろうとする姿勢」は、相手への興味を示すことを意味します。

イヤなアプローチの仕方でない限り、「あなたはどんな人なのですか?」と聞かれたら基本的には嬉しいものです。

それなのに「いや、こっちの手札は見せないよ!」と言われてしまいますと、やっぱり聞く側はゲンナリしてしまい、聞くことをやめてしまいますよね。

手札を見せないことは、「恋愛の駆け引きをする時」くらいでいいのかなと思っています笑。

みなさんの周りにも、

  • 頑なに秘密を通そうとする人や、
  • 人との関わりを持とうとしない人

がいましたら、観察してみてください。

そしてもしその人に、「魅力」があったら教えてください。僕にはメリットを見いだすことができませんでしたので。

僕はこれからも変わらず、「オープンに」生きていこうと思います。

それではまた!

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