こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
さて、僕がブログを始めて3ヶ月も経つのに、なかなか触れていないことがあります。
そうです。コロナウィルスです。
僕はこれに関しては、
- 寛容に
- 真摯に
- 真面目に
向き合ってきたと思っております。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが実施される間を縫っては、県外に足を運んで束の間の小トリップを楽しんでいました。
もちろん、不要不急の外出を控えて家にこもっている方には頭が上がらないのですけど、できる限り1人で行動しては、一線を超えないようしっかりとやってきたつもりです。
一言もしゃべらないまま、一日を過ごしていたことだってあります泣。
なのに…なのに延長ってなんなんですか?
本当に我慢の限界がきてしまいました。
そんな冷静さを失ったかのように見えた僕でしたが、もう以前の僕ではありません。
男は変わったのです。
措置の延長を受けた後、僕なりに感じたことを書いていきます。
行動制限されて思ったこと
確かに感染者数が増えれば、それなりの対策をするのは悪い手ではないので、僕も制作に否定的であるということではありません。
ただ一方で、多くの人があまり言うことを聞いていないとも感じています。
それは「悪い意味のルール破り」というわけではなく、しっかりとそれぞれが対策を講じながらも、
「はいはい。また宣言を出したのね」
という雰囲気になってしまっているということです。
これは去年(2020年)末から話題になっていて、何度も何度もやられると人間慣れてしまうものなのですね。
初期の頃のコロナに対する不安はものすごかったのですが、今となっては世界各国の状況を見ながら、みなさん日々仕事や活動をしています。
正しい知識や情報も入ってきており、そこまで緊急性がないと感じている人も多いです。
僕が感じたものは、
- 「とにかく早く県外のいろんな場所に行きたい!」という欲求と、
- 「行けないという事実」に対する我慢やストレス
の2つです。
明らかにフラストレーションが溜まっていました。
「対策すればいいのではないか?」となめていた一方で、どこかグッとこらえてもいました。
僕の場合はどこに行っても1人ですし、みなさんと同じように対策していますから、そんなに気にしなくていいはずなのです。
「状況も状況だし、県内で我慢するか…」と思うあたりが、僕の真面目さですね笑。
それでもやっぱり、すごく落胆しました。
「なんだよ、またかよ」って。
- どうでもいい気持ち
- やるせなさ
- 抑圧された欲求
- 我慢
僕の中で、闇が渦巻き始めていました。
県内を飛び回る
不要不急の外出をしないのが正論。
しかし「ストレスが溜まる…なんとかしなければ!」と思い、リフレッシュがてら週末の休日のみ神奈川限定で遠出をすることにしました。
おかげさまで「神奈川生まれ神奈川育ち、悪そなやつは大体友達」の僕は(?)、神奈川をほとんど行き尽くしました。
すみません言い過ぎましたが笑、この「県内旅」によって以前は知らなかった地域に足を運ぶことで、神奈川の多くを知ることができました。
Google Mapを片手に移動するため、地理的にもどこに何があるかだいぶわかるようになってきました。
メジャーなところはだいぶ回ってみましたので、
- 今はニッチなところを狙ってみたり
- ふらっとカフェに吸い寄せられて入ってみたり
と、意外と楽しめてはいると思います。
多くの友人から、
「一人旅なんだし神奈川限定にしなくてもいいんじゃない?」
と言われました。ありがとう!
これは「自分に厳しい規制をかけて県外に飛び出さない」ようにしているのではなく、これを機にわざと神奈川県内に絞ることで、縛りありのゲーム感覚でいろんな場所を回ってみることにしたのです。
以前は家から出ているだけで白い目で見られていた時期さえありました。
それに比べれば外出できている時点で、とてもありがたいことです。
あえて自分に制限を設けてルールを守りつつ、「神奈川県アンバサダー笑」となればそれでいいのです。
わずかながら、僕の中に渦巻いていた闇が晴れていくようでした。
自分自身と戦う
今回の東京都や神奈川県の宣言や措置の延期に、最初こそ「えも言われぬ感情」が押し寄せてきたことは否めません。
せっかく「来週からあそこに行こう!」と企画していた矢先に、毎度のことながら前触れもなく発令される措置に正直イラっとしました。
それでも、とうとうスルーするスキルが身につきました。
これは「権力に屈して自分の行動に制限をかけた」わけではありません。
依然として状況が悪いことくらい、僕だって分かっています。
政府や県もやりたくてやっているわけではないことも、重々承知しています。
以前は、
- 「医療従事者の負担が」とか
- 「移してしまうリスクがあるから」とか
- さらには「他人の目が気になるから」
など、自分の行動そのものに対して「ネガティブな理屈」をつけて自粛していました。
今はもっとポジティブに(かと言って騒いだり好き勝手するのではなく)、落ち着いて状況を読み、それぞれにはそれぞれの役割や行動規範があるのだと考え、選択して行動するようになりました。
変わったのは自身の内面であり、考え方や感じ方に大きな変化が現れました。
実際、今回は「コロナに対する政府の無能さ」をこのブログに書いてやろうと意気込んでいました。
しかし書いているうちにあまりにも不毛なことに気づき、読んでいる人も気持ちよくないだろうと思い、全部消すことにしました。
「自分の気持ちの捌け口」としてブログを書いているふしもありますが、人が不愉快になるような記事を書いてはいけませんよね。
今僕がやるべきことは、粛々と自分の楽しめる範囲で行動し、それを最大限まで引き延ばすことです。
そこで例として「神奈川県内を飛び回る」という選択をとってみたのです。
できる範囲で、やれるだけやってみようって。
「愚痴なんか書いてる場合じゃない」と。
さまざまな記事を書いてきましたが、コロナのことについてそこまで触れていなかったのは、それだけネガティブなことは書きたくないという気持ちからでした。
今回の発令に関しましても、あっという間に沸騰したものの、スッと瞬間冷却されました笑。
- 延長に対して感じたこと
- 政府の対応策の否定
このような気持ちは、自然と湧いてきてしまう感情です。
その後、うまく自分を制御することができたのは、ブログを誰かに届けようという思いがあったからこそでした。
コロナという見えない敵に立ち向かうのではなく、自分自身と戦うことが必要なんだなって。
月並みの感じ方かもしれませんけど、そう思った一日でした。
おわりに
「これから夏休みだっていうのに…」と思っている人も多いですよね。
普段は気にならない身近なものに目を向ける機会だと思うのはどうでしょうか。
イラっとしても消耗し続けるだけですからね。
- 読んだ本の内容をその都度反芻してみたり
- 内省してみたり
- 神奈川県をより深く知ったり
日本中や世界中を飛び回ることができなくても、日々新しい発見や出会いはきっとあるはずです。
ランニングやマインドフルネスなど、普段なら僕が絶対にやらないであろう行動を実践できたのも、こうした状況が生んだ機会でした。
制限をされて即座に感じたイラ立ちや呆れ。それはそれは悔しかったものです。
しかし、そんな中でもできることはたくさんあるのです。
それを探し出すのもまたこの時期にしかできないことです。新しいことを始めることができたという人も何人も聞いています。
みんな精一杯やっている。
この事実さえ思い出せば、いちいち目くじらをたてる必要はないのです。
- 無理に我慢するのではなく、自分のできる範囲でやりたいことや新しいことにチャレンジすればいい。
- ただ不平不満を吐くのではなく、自分について考えたり自分を伸ばす好機だと思えばいい。
神奈川県は狭いかもしれないですが、それすら知らなかった僕が多くを知り、いろんな引き出しを手にいれることができました。
コロナを決して良いものとは言いません。
しかもできることは限られてしまっているし、ジタバタしてもその事実は変わらない。
- じゃあ家でできることはないか
- 近所に面白いものはないか
- 友人と会ってみてはどうか
考え方や行動次第でどうとでもなることがわかりました。
今もなお大変な生活が続いており、夏も多くのイベントや予定していたものが潰れることでしょう。
悔しいですが悔しがって何か変わるのであれば、それほど簡単なことはありません。
じっと動かざること山のごとし。しかしジリジリと歩むこと亀のごとし。
少しずつ、少しずつ前に進んでいきましょう。
僕も今回感じたことをしっかりと受け止め、夏の過ごし方を考えたいと思います。
それではまた!
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