こんにちは。
「そういやすずきって夏休み全然働いてなくね?」
そうです。バカみたいにあっちゃこっちゃ行ってました笑。
僕は昔っから「休む」ことに関してはプロレベルでして、ちょっとでも仕事がなければさっさと帰ります。
時間単位で休暇が取れるのは嬉しい限りで、年間20日+夏休み5日間をほぼガッツリ使い切ることに全神経を集中させております。
ま、使い切れないんですけどね笑。
でも「これを使い切ろうとして余ってしまう」という結果が大事であり、ハナから「どうせ消化できないし」と思って働きづめになるのは違うと思っております。
以前も休暇については少し触れたことがあるのですが、今日はちょっと深く掘ってみます。
早速すずきなりの暴論とも取れる持論を見ていきましょう。
休暇取得に否定的だった
実はその昔、まだすずきが若かった頃は休みを取ることに対してかなり否定的でした。
特に学校の先生というのは平日は毎日授業で埋まっており、遅くまで残っている人ほど「かつがれる」というクソブラックな考え方でした。
僕は授業のある平日は基本的に「終日休み」を取ったりしませんが、その昔なんと月曜に定期的に休みをとる先生がいらっしゃいました。
それに対しては「また休んでるのね」みたいな共通認識というか冷笑というか、そんな空気感が職場にはありました。
だって3連休になるんですからね。
僕もこれに関しては当時あまり肯定的ではなく、「授業に穴を開けるなんてプロ意識が低いな」とすら思っていました。(やべぇやつ)
また部活に関しての記事も以前に書きましたが、部活動も一所懸命やっている顧問からすると「やっている側が正義だ」と勘違いしがちです。
夕方にさっと帰っていく先生たちを見ては、うらやましいと思うよりも「俺はしっかりとやっているほうだな」とあたおか(頭おかしい)の発想でした。
こんな感じで「ちょっといき過ぎた感覚」を持ち合わせていましたが、実際その学校にもそのようなストイックというか頑張っている人至上主義みたいな空気が蔓延していたのは事実です。
しかしある程度教員を続けてみると、大切なことに気づくことになります。
プライベートを大切にする
結論から言いますと、僕は仕事よりもプライベートの方が断然大切です。
それは仕事なんてどうでもいいとか、仕事は適当にやればいいというわけではなく、しっかりと仕事と向き合った上でプライベートと天秤にかけた結果、プライベートのほうが圧倒的に重かったというただそれだけのことです。
僕はそんな気持ちを携(たずさ)えて仕事に取り組んでいましたが、やはり休みを取ることは何か罪悪感というか周りの目を気にしていたふしがあったと思います。
しかしその濁った感覚が少しずつ晴れてきたのは、友人の話がきっかけでした。
何年も前に友人がどこかの社長の講演を聞いてきたので、それを僕に話してくれたことがありました。
その話は「プライベートを大切にする人ほど、仕事においても魅力的になる」という内容でした。
このあたりから、休暇を取ることは仕事にも直接的あるいは間接的にでも影響を与えるのだなと感じたわけです。
ここで少し話がそれます。
若い頃はギスギスした職場の雰囲気に呑まれてしまっていたこともあってか、休んでいる人を非難の対象にしていました。
しかしだんだん年数が上がってきて、後輩ができてくるポジションつまり「中堅」になってくると態度も大きくなり、職員室ではよく大きな声を出していました。
「休みとってないの?ダメだよ。違法だからね」
とわけのわからないことを叫んでいました。
今はそれが功を奏しているのか定かではありませんが、隣に座っている新人にけしかけては「やることないの?だったら帰っちゃいなよ。職場にいても時間がもったいないよ」と言って帰らせています。
本人も抵抗なく「お疲れ様でーす」って帰っていくようになりました笑。ナイス。
話がそれました(そらしました)が、とにかく「仕事がある程度片付いているのならさっさと帰るかあるいは丸1日休み、自分のプライベートを充実させる」こと。
僕はこれこそが逆説的に、仕事の効率をUPさせる一番良い方法なんじゃないかなって思っています。
プライベートでリラックスしたりリフレッシュしたりすれば、エネルギーを再充電して職場に戻ってくることができるからです。
するとすずきお得意の「好循環」が生まれます。
- プライベートを充実させるために仕事に精を出す
- 仕事を早く終わらせるよう仕事に集中する
- 多くの休みをとってリラックス・リフレッシュする
- スッキリした気持ちで仕事が捗(はかど)るようになる
- プライベートの経験が活きて仕事でも魅力が増す
といったように、少し例をあげただけでもいいことづくしです。
そうやって魅力のある人になれるのですから、ちゃっちゃと仕事を片付けたいものですよね。
もし「そんなこと言われても仕事が終わらない」ということがあるのであれば、それは仕事量が偏っている組織やチーム、グループの問題である可能性もあります。
できることならば積極的に休暇を取ることをおススメします。
組織とは互いに穴埋めできるものである
ゴールデンウィークあたりで、すずきはすこぶる体調を崩したことがありました。
完全に食あたりでして朝に2度もどしてしまい、頭の中がグワングワンいいながらも職場の最寄り駅までたどりついた覚えがあります。
しかし駅で休んでいる間に職場に電話したところ、ソッコーで「いいから早く帰って寝ろw」と指導を受け、仕方なく帰ってゼリーを2本くらい飲んで床につくことができたというお話です。
職場によってはこれが許されないというか、そういう空気を生んでしまっている、本人にそう思わせてしまっている職場もありますよね。
僕は帰っていいよと言われた時、「なんて良い職場(同僚たち)なのだろう」と感動しましたね。(そもそも最寄り駅まで来んなw)
これはお互いさまですから、他の先生が「ごめんちょっと家庭の事情で」と休むときは「いいですいいです。こっちのほうでやっときますから。休んでください」とみんなでこぞって休ませます笑。
職種や会社の規模にもよるとは思いますが、基本的にはお互い支え合えるようになっているのが組織というものだと思っています。
「あなたがいないと成り立たない」というのはただの筋違いであり、「それってワンマンの仕事じゃん。それは会社じゃないよ」って思います。
良くも悪くも、その人がいなくても成り立つようになっているからこそ「会社」「組織」「チーム」なのであり、休むことは与えられた権利です。
だからといって休暇取得という権利を乱暴に使っていいわけではありませんし、時に迷惑をかけてしまって申し訳なく感じることもあるでしょう。
しかし適切な場面で使う際には、周りの人間が休むことに対して肯定的であるべきだと思っています。
でなければ一体なんのための休暇なのか、わかったもんじゃありませんからね。
やることがないのであればそれはムダな時間
僕は基本的に家に仕事を持ち込まないスタイルを貫いています。
社会人になってからたぶん、今まで家で一度も仕事をしたことはありません。
ただ逆に考えると、「そのぶん職場に遅く残ってしまう時もあった」ということです。まぁ考え方というかスタンスの問題ですね。
「忙しい時期」があるのが仕事の常(つね)なので、その時は割り切ってキリのよいところまで職場に残ってしまうこともあります。
しかし基本的にはそうならないように、授業間や放課後にガーッと雑務を終わらせるなど早く帰る工夫を試行錯誤しては実行します。
他にも季節的にあまり忙しくない日々が続くのであれば(特に逼迫した状況でなければ)、迷うことなくさっさと帰ります。
だってやることなく勤務しているということは、会社や職場の性質上その時間は「いなければならない時間」になってしまうからです。
でもそれって職場からしても意味がないというか、別に誰も得しないっていう謎の時間になってしまいます。もったいない。
ポーズだけとって、やることを無理やり探し出して、優先度の低い仕事で時間を潰す。
それは果たして意味のある時間なのだろうか?と思ってしまうんですよね。
集中力もクソもないですし、さっさと帰ったりどこかで休暇をとってプライベートを充実させたりしたほうがよっぽどいい時間の使い方です。
何より僕は、人生の中で限られた時間をできる限り自分の好きな時間に費やしたいので、積極的にプライベートに全振りするように心がけています。
これで今まで好循環を生んできたという経験がありますので、僕はこのスタイルを貫いて仕事と向かい合っています。
おわりに
仕事においては、いくら効率を重視していても避けられないような急に降ってくる偶発的事故も頻繁に起こります。
その時は仕方なく割り切る代わりに「明日は今日頑張ったぶん、早く帰ってサウナに行こう」と妄想します笑。
もう頭の中は休暇のプライベートの予定と楽しみで埋まっており、場合によっては休暇こそ偶発的に「とっちゃえ」と思うのもアリです。
僕は人生において仕事(特に会社員)は多くの時間の割合を占めてしまうため、なんとかその「スキ」を突くことをモットーとしていますし、それが仕事にも良い影響を与えていると実感しています。
特に最近のすずきは最たるものでして、休暇にいろんなことをすることでプライベートが充実しております。
それらの体験を同僚や友人、生徒とシェアすることでまた同僚関係や生徒関係を円滑にしていくという超好循環モデルのサイクルが回りまくっています笑。
人によっては「仕事が楽しくて」とか「仕事とプライベートの境界がない」という人もいますので、これはあくまで仕事のONとOFFがハッキリしているすずきの一例です。
でも僕の起点は「プライベートの時間を最優先にして人生を謳歌すること」ですので、危険ですがみなさんもぜひ真似してみてください。(安全ですよ)
それではまた!
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