こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
長々と読んでいます「ファスト&スロー」。
本書では、敏腕株トレーダーのお話がでてきました。
そういえば最近僕は、投資に関する記事を書いていなかったのですが、9月に配当金がもらえますので、「そこで記事を書くからいいかな」と思っていました。
しかし今回、
- 読んでいたトピックが投資関連のことだったこと
- 最近またYouTubeでお金の勉強をし直していたこと
が重なりましたので、記事を書いてみようと思いました。
不確実な未来に対して直感は弱い
最強のトレーダーや金融機関は、実は「個人投資家たちをエサに稼いでいる」と聞きます。
初心者やちょっと熟(こな)れてきた中級者(←僕のこと)は、一番カモにされやすいそうです笑。
とはいえ「プロの投資家」と言われる人たちすら、投資という戦場においてはサイコロを転がすよりも、勝てる確率が低いと言われています。
しかもこの人たちがどんなに頑張ったとしても、変数を増やせば増やすほど、間違う確率が高くなるだけだそうです。
つまり、いろんなところから情報を集めすぎるよりも、多くてもシンプルに6つくらいの変数で計算式を出したほうが、圧倒的に予想的中率が高いのです。
本書では「そうした研究結果が出たんだけど…」と、著者が投資会社に統計資料を持っていきました。
社員たちは彼を突っぱねるわけでもなく、納得しなかったわけでもなく、単純に「事実を受け入れた」そうなのです。
ただ「受け入れた」上で、またフツーに仕事に戻っていったのでした。
それはなぜかと言いますと、
- 自分たちの経験が絶対的であるという信念があり、
- 投資で食っている自分たちが「はい。じゃあ今から辞めますね」とはならない
からですね笑。
こればかりは仕方のないことなのです。
投資に熟達した人たちからすれば、統計を受け入れることはわかっていてもできないのです。
- 人間の「感情的な頑固さ」もありますし、
- 「機械的なもの(統計など)を受け入れられない」という性質
もあります。
やはり人間は、人間のほうを味方してしまうのです。
しかし投資とは、未来が不確実なものとして、真っ先ににあげられる例ですよね。
予測できるならみんな大金持ちですから。
それなのに投資で食っている人たちがいる…なかなか理不尽なものです。
話は変わりまして、「ベテラン消防士の直感の成功例」のお話もありましたので、そちらも見てみましょう。
ある建物で消防隊が消火活動を行なっていた時、隊長がふと何か嫌な予感がしたのか「今すぐ逃げろ!」と隊に告げました。
その直後、みな建物から一斉に飛び出しました。
するとすぐに、消防隊がいたところの床が抜け落ちてしまったのです。
実は火元は下の階にあったのでした。
このように、直感に従って動いたほうが吉となることもあります。
ここで投資家と消防隊を比べてみると、予測可能性の違いが顕著であることは明らかです。
そもそも投資というものは不確実性が強いものです。
そんな戦場で直感に頼るくらいなら、基本は疑ってかかるか統計を信じたほうがいいということ。
ましてや初中級者が様々な変数をいじくりまわしても、たまに勝てることもあるでしょうが、長い目で見ると普通に負けることが多いというわけです。
これをどう捉えるかが、自分の投資のスタンスそのものになってくるのです。
長く小さくコツコツと
僕の投資スタイルは、圧倒的に「長期」で「分散型」です。
しっかりと性格が出ています。
投資は約1年くらい続けていますが、最近は多少なりとも株価が下がってきております。
別に気にはしていません。
では、ざっくりですが戦績をお伝えします。
今のところはプラスです。マイナスになることも覚悟しておきます。
- 積立NISA:+8万
- 米国投資信託:+1万
- iDeCo:+1万
- 米国高配当株:+9万
- 国内高配当株:+4万
- 米国債券:+100円
- 米国株配当金:+18,000円
- 国内株配当金:+2,000円
という感じです。
また9月に、米国高配当株の配当金が8,000円ほど入る予定です。
国内株の配当金は年末でしょうかね。
まだ数社からしか配当金をいただいていないので、今後に期待です。
たかだか1年で、総額20万円ほど増えたのですが、今後はもっと指数関数的に増えて行くのではないかと、ワクワクしております。
暴落もあるかもしれません。
以前からお伝えしている通り、まずは資産1,000万円が目標です。
みなさんには遅れを取っておりますが、「自分なりのペース」で目標を達成したいと思います。
それでは、投資における僕なりのスタンスを改めて考えていきましょう。
繰り返しになりますが、「直感に頼って投資はしない」というのが僕のスタイルです。
上がり下がりを読めるほど、僕は株のことはわかっていませんので、できる限り何も考えずにコツコツと積み上げていくスタイルを貫きます。
「そっちのほうが、得てして良い結果を生む」
とも書いてありました。
積立NISAやiDeCoなど、定期的に買付しているものは、もはや何もいじっていません。
- 米国高配当株
- 国内高配当株
は、どうしても自分で買い付けていかなければなりません。
特にタイミングを見計らっているというよりも、安い時に少しずつ買い付けていますので、時間的な分散はされているかと思います。
暴落した時が買付の狙い目だと言われていますが、僕の資産はまだそこまで規模がデカくないので、今は機会損失を避けるために「コツコツ買付」のスタイルで大丈夫だと思っています。
もちろんガクッと株価が下がった時は、いつもよりたくさん買い増ししようと準備はしています。
本書で投資に関するトピックが出たので、
「もしかして、直感で投資しろとでも言い始めるのか?」
と思って食い入るように読んでいました。
しかし、
「僕が投資を始めたての頃と、基本の考え方は同じだな」
と思いました。
- 15〜20年の長期的な目線で、
- 投資先と時間を分散し、
- 少額を投資し続ける
を、徹底すればよいのです。
- 自分がそんな特に何もしていないのに、資産が増えている。
- しかも調子が悪くても、給料約1ヶ月分くらいが増えている。
これはなんだか、やっぱり嬉しいことですね笑。
これからもゆっくりと投資を続けていきたいと思います。
投資を続ける理由
自分を過信してしまうことは、僕にも起こります。
特に、
- 教育や英語の分野
- ダンスの分野
では起こりやすいと言えるでしょう。
自分のテリトリーでは「直感が正しい」時も実際にありますし、それを完全に無視することもよくないことなのだと、本書では述べられています。
一方で、
- 熟慮してみたり、
- 一度止まって考えてみたり
することも大事だと、僕は思っています。
本書に限らず、投資においては「直感でどうこうなることはほぼない」といった結論が出ています。
これは科学的な研究結果からも見て分かりますが、本当に未来のことはわかりませんので、当たり前の事実なのです。
だから僕も、
- 短期的に未来を読もうとしたり、
- 直感的に決断したり
することは、絶対にやらないことに決めました。
プロですら勝てない世界ですからね。
ただし「その考え方が正解」というわけではなく、あくまで僕が「自分なりに出した結論」ですので、それぞれ自分に合う手法で、かつ自己責任でやっていけばよいと思います。
僕にとっては、投資を淡々と、粛々と、コツコツと続けてゆくことが、今は楽しくて仕方ありません。
最近は「投資を通じて感じること」があります。
- 休日にできる限りお金を使って経済を回し(ほぼ役に立ってない少額)、
- 自分の幸福度をあげる
と、なんだか景気もよくなっているという感覚がします。
要は「経済サイクルの一員」になれたような気がして、とても嬉しいのです。
使いまくればいいというものではありませんが、「金は天下の回りもの」とはよく言ったものですね。
自分が幸せな時間をいただいて、その分サービスを提供してくれた側に、対価としてお金を支払う。
そこに投資も加われば、直接的ではなくても各会社を応援しているといえますので、みんなで資産を成長させている、そんな気持ちになれているのです。
とてつもなく、幸せなのです。
とてつもなく、小さな幸せなんですけどね笑。
でも、僕にはこれくらいがちょうどいいです。
生活は清貧さを維持しながら、自分が本当に「イイ」と思えることに、投資してお金を使ってゆく。
「何千万円!」という夢があってもいいのですけれど、別にそれで僕の生活が著しく変わるとも思えません。
お金はあくまで手段。
自分の本当の幸せを探していく時に、投資は僕にいろいろ考えさせてくれる「メンターのような存在」なのかもしれません。
おわりに
久々に投資の投稿をしましたが、それくらいあまり気にしていないということなのかもしれませんね笑。
毎月1回か、多くてもせいぜい数回いじる程度なので、そりゃそうだなと思っています。
それでも、しっかりと「続ける」ということは大切なことです。
積立NISAは自分からやめなければ自動ですけれど、定期的にイジっている投資もありますので、そこには継続的な水やりが欠かせません。
僕の場合は適当な直感に頼らず、「統計データを信じて突き進む」に限ります。
下手に売ったり買ったりは僕にはできませんね。
また1年かけて、少しずつ株を買っていこうかなと思っています。
そして休日は、しっかりとお金を使うようにします。
カフェ、サウナ、美術館等々を合わせても数千円ですけどね。
お金が使えるような、新しい趣味でもできたらいいのですけど笑。
無理はしませんが、また新たな趣味ができたら報告しますね。
それではまた!
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