こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、
と、ルームメイトたちから夜遅くに誘われました。
どうやら旅行者の外国人は、韓国のクラブに行くことが好きでたまらないようです笑。
僕はもうなかなかの年齢ですので、
と思っていましたが、
と思って行ってみることにしました。
韓国の夜に、若者たちは何を求めてクラブに通うのか。
僕なりの視点で、韓国の文化について書いていきます。
もちろん韓国のことは大好きですが、ちょっと過激な部分にも触れていきますので、ご容赦ください。
夜の街に繰り出す若者たち
僕は、
- ソウル
- 釜山
と、2カ所においてクラブを経験してきました。
まず第一印象は、
「うるさい」
この一言に尽きます笑。
東京や大阪の夜もなかなかのうるささですが笑、それとは比べものになりませんでした。
各クラブが店頭に大きなスピーカーを置いては爆音を流しており、警察も普通に立っているような状況でした。
そして何より、
というくらいの「引くレベルの若者たち」が、夜のクラブに繰り出し列に並んでいるという状況は、信じられない光景でした笑。
だからどうこう言うつもりもありませんが、
と、シンプルに疑問に感じました。
外でいくら爆音が流れていても、ノっている若者なんてごくわずか…
僕は純粋にダンスが好きですので、クラブそれ自体があまり好きではありません。
ただ、音楽を楽しむことなら彼らにだってできるはずだと思いました。
思い返せば僕が若かった頃も、あんな風に何も考えずに、ただ時間を浪費していたものでした。
彼らを否定するつもりはありませんが、元教員としてはどうしてもいろんな思いが頭の中を駆け巡ってしまいます。
- 他にやることはないのか
- もっと夢中になれることはないのか
こんな暑苦しい思いが笑、僕の中から込み上げてきました。
夜も遅いですし気乗りのしなかったクラブでしたが、行っていろいろ感じることができたのはよかった経験でしたね。
少しモヤっとしましたし、
「どこか韓国のクラブを好きになれない自分」
もいましたけれど、韓国の若者事情を知ることのできたいい機会となりました。
Racism(人種主義)に直面した一夜
そんな風に思っていましたが、僕らがとあるクラブに入ろうとした時、
と言われてルームメイトたちが激怒した場面がありました。
レイシズムとは「人種主義」のことであり、乱暴に言えば「差別」とも言えます。
早速彼らがその店名をGoogleに打ち込んでみれば、出てくる出てくる「Racism」という言葉。
とても残念なことでしたが、韓国の一定数のクラブでは「外国人を受け入れない」という文化があるようです。
確かに長蛇の列を見ていても、韓国人だけが並んでいましたので、
とは思いました。
みなさんもお分かりの通りだとは思いますが、海外に行かない限り、日本人が人種差別を受ける経験はほとんどありません。
あくまで今回は「韓国のとある一面」を切り取っただけでしかありませんが、多くの差別を目にしている欧米諸国の人々からすれば、衝撃だったのだと思います。
理由は調べても特に出てきませんでしたが、あれだけ爆音が流れてうるさいのにも関わらず、確かに入店の際は年齢確認がされるだけでなく、厳しい制限下で運営しているようにも見受けられました。
また「純粋に音楽を楽しめるクラブ」も確かに存在しており、最終的に僕らが入ったクラブでは、とても気持ちの良いHipHopが流れていました。
このように「良い例」もありますから、全てを悪として捉えることはよろしくありません。
しかし悪い一面を見てしまいますと、
と考えざるを得ません。
僕も全てを知っているわけではありませんが、日本は基本的に誰でも受け入れている印象があります。
ただ、海外の人が日本で過ごすことや職に就くことを考えれば、まだまだ偏見や制限も残っています。
以前の僕だったら、彼らルームメイトたちと一緒になって怒っていたでしょうけれど、
と言ってその場を制しました。
果たしてこの「怒らないこと」が良いことなのかは判然としません。
時には声をあげて、
と言うことも大切だからです。
多くのことを考えさせられた一夜となりました。
それでもダンスは人を繋ぐ
僕らは不貞腐れて道端にいましたが、相変わらず周辺は爆音は流れ続けています笑。
と思ったら体が動いてしまうのが僕です。
と思った僕は、ついついガチで踊っていました笑。
すると若者の軍団が僕に対抗して「変な踊り」を見せつけてきましたので、僕は「いいね!」というジェスチャーで褒めてみました。
すると彼らは英語を頑張って話してくれて、
とか、
という話をしてくれました。
10代かと思いましたが、なんと年齢は23歳。
それでも、
「しっかりと英語でコミュニケーションを取ってくれたこと」
が嬉しくて、
と言うことができました。
最終的に行ったクラブは閑散としており、
とすら思いました。
入店するや否や、何人かの若者たちが一緒になって僕のほうにきてもみくちゃに笑。
大好きなHipHopが流れていましたので、
と思いました。
列をなしてクラブに入っている子たちとは、違う空気を感じましたね。
だからと言ってEDMやただ爆音を流すクラブを否定しているわけではありません。
ただやはり、「音楽が好き」というその純粋な姿勢のほうに、僕の気持ちも寄せられていったのです。
僕もノリノリで踊っていますと、先に帰っていく子たちから握手を求められました。
- また会おう
- 愛してるよ
- ありがとな
そんな感じで帰った僕は、複雑な感情が渦巻いていました。
どの国でも若者は絶大な力を持っており、それが正しいか間違っているかなんて、僕一人が決めつけることはできません。
そこには良い面もあれば悪い面もあり、両方を含めて「若者文化」のあり方を考えていかなければなりません。
僕は教育畑の人間ですから、彼らの様子を生で見ることができたのは、本当に大きな収穫でした。
と思い、より一層韓国に興味を持つことができましたね。
またダンスを通していろんな子たちと繋がれたのも、ダンスをやっていてよかったと思えた瞬間でした。
おわりに
韓国で体験したクラブ文化。
若者たちはどこに向かい、何を求めているのか。
元教師としては、悪い面を見るよりも、
「どうしたら彼らが楽しく生きていけるのか」
について考えたくなるものです。
これはどの国に行っても課題となる話。
今回はいろんな感情を体験することができて、とても勉強になりました。
また他の国でも見ていきたいと思います。
それではまた!
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