こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
いろんな生徒さんと話をしていますと、
と聞かれます。
何度か記事にしては来ましたが、改めて書こうと思いました。
今日は僕がどうして教員を辞めるにいたったのかについて、メンタル的な部分で話をしていこうと思います。
マインドセットが大事
以前に記事を書いた通り、公教育の限界を感じた僕は、その「システム」それ自体に辟易していたことがありました。
ただ、

という、単純な発想だけから公教育を離れたのではありません。

そう思ったのです。
安定とかリスクとか、失礼な言い方かもしれませんがそんな「小さい話」ではありません。
当然、僕が家族を持っていたら、また話は違ったことでしょう。
でも独り身である以上は、

と思ってしまったわけですね。
“安定至上主義” でいた僕は当時、公務員以外の選択肢を除外していました。
しかし、元から好奇心があったからか、世界を一周したり公務員を辞めてみたりと、いろいろと手を出すことの面白さにハマってしまったのです笑。
経済的な話などの現実問題を考えることも、もちろん大切なことです。
ただ、そこ “ばかり” を重視し過ぎてしまいますと、
ということになってしまいます。
人生を俯瞰したときに、
と考えてみること。
「お金を稼ぐことよりも、もっと大事なことがある」とは、どんな大人だって口にしますよね。
「基盤としての安定」は大事であっても、ここ日本ではあまりその心配はないと言ってもいいです。
と、自分が挑戦するのを辞める言い訳を作ってはいけません。
いつも考えなければならないこととは、その「考え方」であり、その人の性格やスキルが問題ではないのです。
手放す勇気
自分なりに出した結論が腑に落ちていますと、あとは行動に移すのみとなります。
日本人は特に、戦後の教育の影響なのか、
- 終身雇用
- 年功序列
をいまだに信じている人がいます。
是非を問うているのではなく、これは世界的にももう何周も遅れている考え方です。

2点、言いたいことがあります。
- 会社にいてもリスクがある
- 自分にはできないと決めているのは自分
ということ。
現在では、どの会社だっていつなくなるかわからない状況ですし、仕事を自分で見つけなければならない時代となりました。
ずっと旧態依然の考え方からアップデートできていないでいますと、「キープすること」が何よりの正義、つまり「安定至上主義」の考え方が生まれます。

です。
もうそんな時代ではなくなりました。
また、それに付随して、
と、ハナから何もしない人がいます。
そもそも会社に入れたのもみなさんに能力があったからですし、その経験さえあれば他のことにだって挑戦できるはずです。
なぜ会社に入ることが、
- 一番安全で
- 一番簡単な方法
だと言い切ることができるのでしょうか。
「誰がそう決めたの?」という話です。
何度も言いますが、決して「今の立場を手放した者勝ち/リスクを取った者勝ち」と言いたいわけではありません。
もし不満があったり、冒険をしてみたいと思ったりするのならば、やって損はないのです。

なんて言っていたら、それはあまりにもいろんな方々の夢や希望を否定していることになります。
僕なんて、30代後半で個人事業主になってるんですよ笑。
「若いから」とか「スキルがあるから」とか、ずっとそんなことを言って認めようとしない人は、一生同じことを言い続けます。
手放すことは、別に「世界で最大のリスク(笑)」なんかではありません。
一度しかない人生、どうしたいのかを考えたら、時に手放すことで前進できることもあるのです。
戦い続けること
安定することとは、人間の本能からすれば、もしかしたら「正解」と言えるのかもしれません。
それでもやはり僕は、
- いろんなことに挑戦して
- いろんな経験を積み重ねて
- 多くの人に経験を伝えていきたい
という気持ちがあります。
世の中は知らないことばかりですが、
- 先人たちが書籍にしてくれたり
- 現代でもその道に詳しい人たちが教えてくれたり
したからこそ、今の僕らが豊かに暮らせています。
「何も挑戦しないこと」を責めるわけではありませんが、僕の場合は僕自身が納得しないという考え方があるのです。
もちろん「僕」に対して、
と言う人もいることでしょう笑。
いいのです。
自分自身に、

という気持ちがあれば。
それがもしかしたら、経営者かあるいはトップアスリートかもしれない。
はたまた芸術家かもしれないし、回り回って公務員に戻るかもしれない。
そこに正解はないですし、自分の中に捨てる勇気があって戦い続けることができるのであれば、なんでもいいのです。
僕は「挑戦しないこと」を否定しているのではなくて、

ということ。
僕らは「言い訳を作る天才」です笑。
自分自身が本当の意味で納得しないのであれば、納得するまでとことん戦い続けたらいい。
例えばそこに経済的な話や、もしかしたら立場的な話も出てくるかもしれない。
しかしそれはどこまで行っても “表面上” の話であって、その人の人生の “本質” ではありません。
みなさんの中にもきっと、
と思っている人が少なからずいるはず。
自分の心に従わずして、終わってゆく人生を想像してみましょう。
イヤですよね。
現状に満足しているのならば問題なし。
人に言われたからと言って、
と、なる必要もありません。
それでも、

と、僕は心のどこかでそう信じています。
おわりに
なぜ僕が教師をやめたのか。
それは単に、「業務に辟易していた」という理由だけではありませんでした。

そう思ったから、行動に移したのです。
みなさんにも、そうしたタイミングが必ず訪れます。
変化することが正義ではないですが、また逆も然りです。
自分がどうしたいのか。
胸に手を当てて聞いてみることですね。
それではまた!
コメント