30代教員が再び失敗をしてミスについて考えた結果【即対応がカギ】

雑談

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

本日で2学期も終わりですから、

「この間の休日に出勤した分を振り替えてもらい、午後は帰ってぬくぬくしよう!」

と余裕をこいていました。

そんな時ほど、やはりトラブルというものは見事に起こるものですね。

なんとこの冷静沈着マシーンの異名を持つすずきが、最後の最後の2人の生徒に、それぞれを入れ違えた通知表を渡してしまったのでした。

生徒が「通知表、自分のじゃないですー」と放課後に来た時は、焦ったというレベルではなくて、

「え?!何?どゆこと?やばいって!もう1人帰っちゃったかな?ちょっと校内放送かけるから!いや、帰ってたらやばいから保護者に電話するわ。ちょっと待っててー!」

パニックもいいところでした笑。

結論、もう一人も学校にいたため、改めて通知表を交換してことなきを得ましたが、保護者に「大変申し訳ありませんでした!」と電話を入れ、僕はズタボロになりながら帰り、ぼーっとしていたため電車を間違えて特急に乗ってしまうなど、散々な1日となりました。

そんなミスをきっかけに、思ったことを書いていきたいと思います。

ミスは起こるべくして起こるもの

「全てはコロナのせい」にしたいところですが、今回はいろんなことが重なってそのようなミスにつながりました。

流れを見てみますと、

  1. 今日の面談は「ある程度時間がかかるだろう」と思っていた。
  2. まだ面談が終わっていなかった後半の生徒から、逆の順番で面談を始めることにしていた。
  3. 「終業式は短く終わるだろう」と思っていたら案の定早く終わった。
  4. すると「ホームルームの時間を30分早めます」と放送が入った。
  5. 終業式後すぐに面談を開始。
  6. それでも最後の2人は面談ができなかった。(無問題)
  7. チャイムも鳴っていたため、急いで残りの2人に通知表を渡して解散した。
  8. 「ミスがないか確認しておくように」と何回も周知しておいた。

というものです。

僕が「逆の順番で面談を始めたこと」は、今回の件でのアンラッキーな選択でした。

しかし以前から決めていたことですし、面談の最中は、

  1. ゆっくりと丁寧に、
  2. 生徒と成績を見ながら、
  3. 進路の話をした。

それによって最後の最後まではしっかりと面談することができました。

ミスのポイントはいくつかありましたが、大きかったものだと思ったものは、

  1. 担当グループによる時間の見誤り
  2. 急な時間変更

だったのかなと思っています。

みなさんも経験していると思いますが、終業式なんてそんなに長い時間やりません

それなのに50分も時間が確保されており「これ、本当にこんなにいるのかな?」と思っていました。

「終業式は早く終えるようにしておき、その後のホームルームの時間をしっかりと確保すればよいのでは?」

と疑問に思い、担当者に言おうかと思ってメモしていたくらいですからね笑。

まずはその担当グループの概算がテキトーだったのではないかと疑っています。(他人のせいにしてはいけませんが)

そしてそれに伴い、やっぱりというか案の定と言いますか「時間を短縮します」という変更内容が直前にアナウンスされました。

僕はある程度余裕を持って面談をするつもりだったのですが、「全然時間が足りないじゃないか!」と面談を始めてから気づいたのでした。

もっと前々から時間変更について聞かされていれば、あえて丁寧な面談を行わず、1人ずつ通知表を配付して終わっていたかもしれません。

これは「たら」「れば」ですけどね。

柔軟に物事に対応できることは、それぞれの教員に必要なことではありますが、急な変更でミスを起こすということもまた、どうしても避けられないことです。

今回は、

  1. 事前にしっかりとグループが「終業式の日の時程」を練っておくこと。
  2. 急に時程を変更されると(特に担任は)混乱してしまうということ。

を軽視したために起こったミスなのかなと思います。

とはいえ突き詰めれば、やっぱり僕の確認不足ですけどね笑。

ミスが起きた後から遡って見てみると、起こるべくして起きたミスだということがわかる。体制や流れなど、なぜそうなっているのかを事前に確認しておくべきだ。
急な変更は対応しづらい時もある。周りを見た上で変更をするかどうか考えよう。

「いかにカバーできるか?」が大切

今回僕は打ちひしがれ、泣きそうになってしまいましたが、よく考えれば「何事もなかった」のでよかったなと思いました。

実は今回の僕の対処は、「働いている中で学んだこと」でもありました。

学校の先生をやっていますと、次から次へとトラブルが舞い込んできます

  • 先生同士
  • 生徒同士
  • 生徒と先生間
  • 保護者
  • 地域の方
  • 卒業生

など…

あげればきりがないくらい、トラブル対応に奔走しなれければなりません。

そんな中、今回「大事」にはいたらないようにできた(と思いたい)、僕なりの対応を見てみましょう。

  1. 通知表を配った際は「ミスはないか?」と個人とクラス全体に投げかけている。
  2. その後、生徒は「これは自分のではない」とちゃんとミスを確認して伝えに来ている
  3. すぐにもう一人の生徒を呼び出した。
  4. 生徒が帰ってしまっていては問題が大きくなるので、保護者にすぐに電話した。
  5. 管理職にもすぐに話をいれた。
  6. 「他人に成績の内容が伝わってしまったこと」を保護者にすぐに謝罪した。

特に「2」番は、今回の件でよかったことだったと思っています。

生徒がしっかりと「ミスがあった」と報告したということは、「ミスがあったらちゃんと来いよ」と言っておいた僕の発言と合致する行動だったからです。

またすぐに保護者に電話したことで、

  • 「わかりました。うちの子が帰ってしまっていないか電話してみますね!」
  • 「先生!大したことではないのに、わざわざお電話ありがとうございます〜笑」
  • 「今年もありがとうございました。また来年も宜しくお願いしますね」

と、言い方は悪いかもしれませんが、火消しと同時に保護者とコミュニケーションがとれたことで、結果的に良い対処となりました。

人間、ミスはするものです。

その後に、

  1. いかにすぐに対応するか。
  2. いかに失敗を次に繋げるか。

など、ミスをしてしまった後のほうがよっぽど大切なのです。

げんなりして帰ってきましたが、「今思えば、何もなく終わったと言ってもいいもかもしれないな…」と思えていました笑。

経験がうまく機能した結果となりましたね。

ミスを起こす前に打てる手を打っておくこと。そしてミスが起こった後に、いかに迅速に対応ができるか。仕事ではこれらがカギとなってくる。

ミスは起こしたくて起きるものではない

僕が、

  • 普段からやる気もなく、
  • ミスばかりを連発し、
  • 生徒のことも考えずに、
  • テキトーに仕事をしていたら、

今回のことは責められてもいいと思っています。

ただ、教育や仕事に熱い男(自称)ですから、僕だってミスを起こしたくて起こしているわけではありません

かなり注意深く仕事をしているつもりですが、人間焦ったり追い込まれている時は、どうしてもミスが出てしまうものです。

僕自身もゆったり丁寧にやってきたものでさえ、学期末に確認すると「あ、ここ間違えてる」という部分が散見されます。

それが今回のような急な変更がなされれば、ミスが出るのは当たり前なのです。

そうしたら、また管理職から「お前の不注意だ」と突つかれました。

あの、本当に教員を辞めたいと思いました。

どちらかというと、「この職場にいたくないと思った」というほうが正直な気持ちです。

  • 担任には「とにかくミスなくやれ」と言い、根本のシステムを変えようとしない。
  • あたかも各担当のせいのようにして、自分は責任逃れをする。
  • 口だけは一丁前だけれども、行動には移さない。

このような人が上に立っている職場で、みなさんは果たして「仕事をしたい」と思えるでしょうか。

僕が上の立場にいるとすれば、

  • 「大事にならなくてよかったね」
  • 「速い対応ができたからこそだよ。お疲れ様」
  • 「今後は担任がしっかりとミスなくできるよう、システム作りを考えるね」
  • 「どうしてそうなったんだい?そのミスを次の参考にするから」

と声をかけると思います。

別に自分の過ちを取り繕って、言い訳をしたいわけではありません。

  1. 誰だってミスなんて起こしたくない。
  2. 一所懸命やっているということ。

ただただこのことを知っておいてほしいのです。

  • 最後はやっぱり管理職が責任を取る。
  • 「一所懸命やっても出てしまうミス」の対処法を考える。

こうした行動を見せてもらうことで、社員や部下たちも頑張れるというものですからね。

反面教師だと思って、今日のミスをあまり深刻に捉えず、一方で反省して次につなげたいと思っています。

誰だってミスを起こしたくて起こしているわけではない。「お前の不注意だ」で片付けられてはやり切れない。どうしたらミスが防げるのかを、常に考えて変えていかない限り、組織は前に進んでいかないのだ。

おわりに

この前も年配の非常勤の先生が、一所懸命時間をかけて成績処理をして入力したのにもかかわらず、他の担当によってミスがあったことを告げられて、修正をさせられているような場面がありました。

とても温厚な方だったのですが、声を荒げて、

「こっちだって一所懸命やっているのに、なんでそんなことになるんだ!」

と憤慨していました。

それもこれも、全てはコロナや疲れのせいだと思っています。

みんなピリピリしてしまっているのです。

ただ、

  • 「コロナのせい」にしていい状況
  • 単に嫌なことから逃げて、しまいには人のせいにする状況

この2つでは、全く意味が異なります

「有事」においてミスが出てくることは仕方のないことですし、一方で原因を突き詰めてシステムを改善をしていくことも同時に必要となってきます。

状況を見極め、適切に対処していく力が必要なのです。

コロナによってその「見極め」の上手い下手が浮き彫りになってしまい、的外れなことを言っている人が明らかになってきました笑。

僕らは逆にそうした人々を見極め、今の職場が本当に自分にとって適切なのかどうがを判断してゆくことが大事なようですね。

それではまた!

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