ルールの多い社会のメリットとデメリット【それぞれの社会規範】

雑談

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

海外に出ますと、日本と違ってそこまで多くのルールが存在していないことがわかります。

もちろん、それぞれの社会のルールはあるはずであり、僕がその生活圏に深く入り込んでいないため、まだ気づいていないこともあります。

とはいえ、みなさん口をそろえて言うのは、

海外ってもっと緩い

という感想でした。

僕もその点には概(おおむ)ね賛成しており、

なんだか適当だな笑

と思ったことも幾度となくありました笑。

今日は「日本のルール」について書いていきます。

日本のルールは厳しいのだろうか。そしてそれらのルールは本当に必要なものなのだろうか。今一度考えてみよう。

日本に根付くルールたち

僕は先生、しかも公務員でしたので、もう「ガチガチのルール」の中で9年間を過ごしていました笑。

しかし日本の面白いところは、理詰めをすると結構「理由を答えられない人」が多いというところです。

つまり、ただ「ルール」としてあるだけであり、そこに「なぜ?」が問いかけられても、

いや、そうなってるんだから

というだけで終わってしまうのです。

もちろん、中には「暗黙の了解」として根付くような、素晴らしいルールもあります。

そこには必ず「良い面/悪い面」の両面があり、

日本はルールばかりだ!

と嘆いていても意味はありません。

僕はそこに、メリットもデメリットもあると思っています。

日本に根付くルールにもまた、メリットはあります。

みんながお互いに空気を読み(いわゆる行間を読むというやつ)、流れるように社会が機能しているのは、他のどの国と比べてもなかなかないなと感じたからです。

一方で「言われようのないルール」もあり、教員時代は、

いや、なんで?別にいいじゃん

と、生徒たちから散々言われたものでした笑。

先生という立場上、どうしても「ダメなものはダメ」としか言えませんでしたが、あれはなんだか罪悪感がありましたね。

心の中では、

別にどうだっていいことなのに、学校にはなんでこんなしょうもないルールがあるんだよ…

と思っていたからです。

確かにルールがあれば人はそれに従って動くため、「絶対的な基準」としての判断材料となります。

そう、ある意味「ルールなんだから」の一点張りで戦うことができるのです笑。(ルールのせいにできる)

そういった意味ではルールにもメリットがありますので、あとはそれら1つ1つに意味があるのかどうか。

それらを各々が、ちゃんと理解しておく必要があると思います。

日本に根付くルールにも良いものと悪いものがある。1つ1つの意味を理解しているかどうかが問題であり、意味もなく縛られるようなルールなら要らないのだ。

海外のルールたち

しかし僕は、「どちらを擁護すること」もしたくないと思っています。

日本はルールが多くてさ!

僕は海外に出てからそういった人を見かけますが、僕が思うに、

それならそこにいなければいい

と思ってしまいます。

日本には日本のルールがある。

僕はそれが「悪いこと」だと思っていましたが、

実はそうでもないのだ

と気づきました。

「日本には合わない」という人は散々見てきましたが、そういう人たちはちゃんと海外に出て、「自分の肌に合う土地」に移動していました。

世界は広く、いろんな考え方やその土地の人々の価値観が広がっています。

一方でその土地に行けば、またその土地のルールに縛られることになります。

ある意味、

  • ルールが多いかどうか
  • 意味のないルールがあるかどうか

このあたりが論点なだけであり、あとは自分が心地よく感じられているかどうかも大切な点です。

国を変えれば程度が変わるだけであって、ルールが全くないところなんてありません。

「日本より厳しいルールがある場所」もありますしね。

「日本の(意味のない)ルールを指摘すること」は僕もしてきましたし、それは是正されるべきだとも思っています。

それによって社会が良くなっていくからです。

一方で、

  1. 現状を嘆いて
  2. 世界と比べて日本はイヤだ

と言うのであれば、さっさと国外に行けばいいと思っています。(諸事情はあるかと思いますが)

海外で出会う日本人たちは、

日本って縛りが多いよねぇ

と言います。

だからこそ彼らは海外にいますし、その土地のルールにも困ることがあったり、苦労していたりもしますが、心地よいと感じているからこそ日本には戻らないのです。

日本の全てを否定しているような感じは見受けられなくて、ただただ、

自分は日本に合わなかった

と言って「離れているだけ」でした。

大切なのは、

日本ってルールばかりだし、生きにくいよね

と愚痴を言うばかりではなく、

だから自分はどうしたいのか

を考えることです。

僕はルールの多い教員生活に辟易しました。

これは自分には合わない

と。

それなら、自分で環境を変えていくしかありません。

そして教師を辞めました。

今までの僕は、環境のせいや「日本は特殊だ」と言って悪い点を指摘しているだけでした。

今は自分が思うように「ルール」と距離を置きながら、いろんなアプローチができるようになりました。

日本のルールにもメリットはあり、「それに合う人」も確かに存在します。

世界に正解なんてありません。

海外を少し見て、

海外はやっぱ違うなー!日本はまだまだだぜ!

ではないのです笑。

それぞれの国には、それぞれの背景がありますからね。

一面を切り取るのではなく、海外のルールの根深さにも目を向けていきましょう。

海外にもルールは確かに存在する。あとはそれが自分の肌に合うかどうかだけの問題だ。日本のルールを否定ばかりするのではなく、では自分がどうしたいのかを考えてみよう。

日本ってどうなの?

僕は「日本歴」が長いですので笑、日本のルールは「ある程度心地よく」感じられます。

海外に来てみれば、

確かに日本はルールが多いな

という印象を受ける一方で、

だからこそ成り立っている社会があったんだなぁ

とも思っています。

海外の人たちと出会いますと、

日本は生きにくい

という言葉をよく耳にします。

彼らからすれば長く「自国の文化」に浸っていますから、僕らが海外に来て感じている感覚と同じなのです。

もちろん、

自国がイヤで日本に来ました

という外国人もいます。

だから1つ言えることは、

日本は世界の国々のうちの一国でしかない

という、ただそれだけのこと。

日本に対してムーブメントを起こしたい

と思っている僕からすれば、日本の課題点を改善していく立場にいます。

僕は一例に過ぎず、人によっては世界に出たっていいですし、世界の人々も日本が気に入れば日本に来ればいいのです。(難しい国もありますが)

結局は、190カ国かそこいらのうちの1つでしかなく、そうやって大局的に世界を見ることで、

日本はそのうちの1つの事例でしかないんだな

と思えるようになります。

そこに「良い/悪い」もないですし、ある意味「良い/悪い」もあります笑。

日本に長くいるからこそ、見えてくるものもあれば、全く見えていないこともあります。

他の国と比べれば、良いこともありますし悪いこともありますので、「日本に住むのであれば」どうしていきたいのかを考えていけばいいのです。

それがイヤなら海外です。

海外にも「海外の良し悪し」があります。

それは自分でしか判断できません。

僕個人は「日本はいい国だ」と思いつつも、

変えなければならないこともある

と感じています。

それは「教育者」だからかもしれませんね。

日本をどう見るかは、その人次第です。

ただその前に、いろんな国を見て回り、比べてみる必要はありそうですね。

日本をただ悪くいうのは視野が狭い。海外には海外の良し悪しが必ず存在する。自分でいろんな世界を見て、自分で判断していこう。

おわりに

日本はルールがたくさんあり、暗黙の了解を求められます。

だからこそ外国の方々は戸惑いますし、細かいルールに辟易します。

ただそれは、「日本」という国があるだけであり、世界の国々のほんの一例に過ぎません。

視野を広く持った上で、

自分はどこにいるのが一番心地よいのか

を探っていくのが大切なことですね。

  • 違うと感じたら環境を変えてみること
  • あるいは環境に訴え、改善していこうとすること

これに尽きますね。

それではまた!

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