ドイツで日曜日が休みで感じたこと【日本は働きすぎなのか?】

幸せ

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、ドイツのフランクフルトでスーパーに買い物に行こうとしますと、

あれ?やってない!

という状態にでくわしました。

モールがガラガラであり、日本と真逆だったことに驚きました。

あれ?日曜ってみんな買い物に来るんじゃないの?

と思ったので、先輩に聞いてみたところ、

法律で日曜は(ほぼ)働いちゃいけないんだ

と言われました。

なるほど。

それは日本と全く逆であり、とても興味深いものでした。

今日は「働き方/生き方」について書いていきます。

土日まで働き詰めの日本はどうだろうか。どこに幸せを求めるかが、これからの日本の課題だ。

ドイツは日曜に働かない

ドイツに来た際には、みなさんにはぜひ、

日曜日にショッピングモールに行ってほしい

と思っています笑。

いくつかの飲食店(スタバなど)を除いては、まるでロックダウンされたかのように、モールの中は静かでした。

こ、こんなのでどうしろっていうんだ?

と思った僕は、先輩に確かめてみたところ、

それは家族との時間を作るためだよ

と教わりました。

なるほど。

「サービス業」も含めて日曜日に働かないことで、

「ほとんどの人たちが、その日の一日を休むことができる」

ということでした。

実はそれで困る人はあまりいなくて、どこかに出かけるという選択肢を外せば、ゆっくりと家で家族と過ごすことができるからです。

日本人からしたら驚きですよね。

土日こそみんなが買い物ができるようにお店にいなければ!

という感覚で働かれている方も多いかと思います。

その分、平日で休みが取れるってことでしょ?

という論理が成り立ちますからね。

日本にいますと、

土日も働くのが当たり前

だと思っていました。

日本とは、良くも(?)悪くも「一年中ほぼ休みなく稼働している国」というイメージがありますしね。

僕にとってそのイメージを浮き彫りにしたのは、海外での経験でした。

この時間からはもう働かない

という従業員(というより会社で取り決められている)に、日本人の旅行客は驚きを隠せないことでしょう笑。

また、ゆったりと働いているようなイメージもあり、

なんだか余裕があるなぁ

と感じました。

もちろん、結論を急ぐわけではありません。

どちらがいいだなんて、そんなことを決める必要はないからです。

こんな働き方もあるのか!

と知っておくこと。

これが僕には必要だったのです。

ドイツでは日曜日にほとんど誰も働いていない。日本との大きな差に愕然とした。

日本に家族の時間はあるか

日本での「土日」を考えてみますと、確かにみんな「どこかに出かける」というイメージがありますよね。

何度も言うように、「だから日本はダメだ」と言う気はありません。

でも確かに、土日は各家庭が家族との時間を取れているかといえば、少し疑問に思うこともあります。

それができている家庭もありますが、なんとなく土日祝日は「せかせかした印象」が、日本全体にあるからです。

ショッピングモールも活発だし、家族連れは多いけど、なんだか混み合っている印象…

というのが、僕の感想です。

つまり、休みの日も「動いている人」が多いということなのです。

僕自身「多動傾向」もありますので、

土日に動きたい

という感覚はものすごくわかります。

しかしドイツで「何も稼働していない日」を経験しますと、そうした国での取り決めもまた、うまく作用しているのだなと感じました。

トップダウンと言いますか、半強制的にでも「休みなさい」と言われない限り、日本人なら休まなさそうですしね笑。

コロナは1つの「良い薬」だったのかもしれません。

家から出られないストレスはあったものの、働き方に疑問を呈したのがコロナだったのは間違いないと思っているからです。

「家族と一緒に過ごすイメージ」は、実は日本にはあまりなく、これは多くの日本人が抱いているイメージだと思います。

コロナによって働き方を考えさせられ、「何が大切なのか」を教えられた人はたくさんいました。

今やっと少しずつ「日常」に戻ってきていますが、それでもヨーロッパほどの「家族愛」は、僕には感じられていませんでした。

どうしても個人的な意見になりますし、日本人という人種の特性もありますから、100%合っているとは思いません。

長い歴史や文化もあり、一つの例をとって一般化することもできません。

ただ長く日本に住んでいて、その上で世界を回ってみますと、ドイツのような「日曜休み」は驚きに値しました。

それくらい日本は休まない国だし、家族との時間が取れていない国なのかなと思ったのです。

日本では家族との時間が取れているようには感じられない。あくまで比較した上でだが、日本も変わってゆく段階にあるのかもしれない。

変わってゆく生き方の質

コロナを経て、日本でもだいぶ考え方が変わったように感じています。

ドイツでは国として休みを取っているように、日本でもたまにそういった「改革」がなされることがあります。

ただ僕は、そのスピードは遅いと思っています。

だからこそ僕は、自ら「公務員を辞める選択」をしました。

仕事を続けていてもこんな、

「世界を旅するような時間」

なんて、取ることができなかったでしょう。

僕らがすべきことは、

おかしいと思うことに声をあげること

です。

それができないなら、自分が変わるしかありません。

というよりそもそも「違和感」に気づいていない人もいます。

そうです、僕のことですね笑。

海外に出るまでは、

日本が基準なのだ

と思っていました。

これはどんな日本人でも通る道だと思います。

いえ、各国に長く住んでいる人にとっては、その人の国の常識やルールが全てなのです。

それは責めているのではなくて、そういうものなのです。

僕がそうだったように、日本にいたら「日本が基準だ」と思ってしまうもの。

だからこそドイツでは、日曜日にお店をやっていなくて驚いたのです。

働き方や生き方も一緒です。

日本が全てだ

と思う必要はなく、世界にはいろんな考え方があります。

それはどんなに、

  • 机上で
  • ネット上で

知識を詰め込んだとしても、肌で感じない限りわからないことでした。

そういった意味でも、「世界に出ること」にはメリットがあると思っています。

  • 世界を見て
  • 世界と比べて

日本はどう変わってゆくのか。

家族との時間にフルコミットできるような、そんな国になってゆくのか。

今の日本にいる人たちは、日本に「未来」を感じていません。

「生き方」を変えてゆくためにも、他国の例を取り入れて、変革をしてゆくこと。

それか、自分から環境を変えてゆくこと。

そうやって、自分の割くことのできる「時間」について、それぞれが真剣に考えていかなければならないのです。

日本の僕らの生き方は、果たして正しいのだろうか。それぞれが働き方と生き方について考え、変わってゆくべきなのかもしれない。

おわりに

ふと経験したドイツでの驚き。

でも驚くということは、自分にとっては衝撃/新鮮だったということです。

ドイツに限らず、様々な国で「働き方」についても注目してきました。

日本では、

雇用されるとしんどい

という意見が蔓延しています。

今の状況をいかにして打破してゆくのか。

考えなければいけない段階に来ていますね。

それではまた!

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