こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
9月の末から兄の家にお世話になっていますが、最終目的地であるウユニ塩湖(ボリビア)の雨季の時期はまだ先であり、
と悩んでいますと、兄のほうから、
とありがたいお言葉を頂戴いたしましたので、旅を少し先に伸ばすことにしました。
今日も次の目的地などについて調べていて、外をゆっくりと歩きながら、ベンチに座ってコーヒーを飲んで、いろいろと考えていました。
こうした「ゆっくりとする時間」は、旅の中で何度か経験してきました。
改めて「じっと立ち止まること」の大切さについて書いていきます。
生き急ぐことも大事だけど…
僕はこの旅を始めた当初は、ものすごいスピードで進んでいました。
単純にいろんなところを見て周りたかったからです。
時間がないわけではありませんが、仮に安い国や地域に長く定住することは、それだけお金を消費していくことになります。
僕の第一の目的は、「いろんな景色を見ること」でしたので、
と思っていました。
速く回っている割には、いろんな国のいろんな都市を回ることができて、予算も35カ国を回って170万円以下となりました。
そんな僕からすれば、こうしてカナダやアメリカでいろんな人にお世話になり、
- 荷物を置きっぱなしにしてどこかに出かけたり
- タオルを借りてゆったりとシャワーを浴びたり
という経験は、幸せすぎたのです笑。
それだけ、我ながら「旅」をしてきたのだなと思ったものです。
毎日重いバックパックを背負って、ホステルや飛行機を予約しては移動して…
それがふと止まってしまうと、
と思ってしまったわけですね。
この気持ちは、しっかりと兄とも確認をしました。
しかし、考えてみればこれもいいことなのかもしれません。
そんな風に考えていた僕でしたが、いろんな場所で日本の方々にお世話になるたびに、
と感じました。
「生き急ぐこと」は、僕の人生のテーマでもありました。
でも一方で、それだけでは身が持たないとも感じました。
先日、アメリカで「雨の日」を経験した一日も、ゆったりと時を過ごしたものでした。
と思いました。
何かしていなければいけないのだ、と。
でも本当は、無理をしなくてもいい。
ありのままの僕を伝えることが、そもそもの目的でしたからね。
天気のいいアメリカを散歩して、またふと考える時間が取れたのでした。
一度じっくり考えてみよう
僕は「次の航路」についてじっと考えていました。
確かに一度こうしてゆったりしてしまいますと、もはや「日本に帰ろうか」くらいの気持ちになってしまうのは仕方のないことです笑。
でもカナダやアメリカに来る前に、たくさんのことを経験してきましたから、こうして落ち着いた時間が取れたことで、これからの旅はもっと楽になるだろうと感じました。
面白い考え方かもしれませんが、
と思ったからです笑。
じっくりと考えていますと、なぜか気持ちが楽になりました。
それは「この先の旅程」を、頭の中でかなり具体的にイメージできるようになったからです。
さらに言えば、兄夫婦の自宅でエネルギーをチャージできたことも、この旅にとっては大事なことでした。
今までの旅のことについて、じっくりと考えることでわかる、自分がしてきたこと。
韓国から始まり、訪れた多くの場所を思い出しながら歩いていました。
と。
歩いている途中で、少し涙が出てきました。
- 今までのこと
- これからのこと
こうして振り返ったり、将来について考えたりする時間は、旅の中ではなかなか取れずにここまできていたため、じんわりしてしまったのです。
自分が今までやってきたことを、謙虚になりながらも自分自身で褒めてあげること。
なぜかものすごいパワーが出てきました。
旅にはいろいろな形があります。
まだまだ僕はアメリカに残ることにしてしましたが、それもまた大事な決断。
兄家族にも、いつでも会いに来られるわけではありませんからね。
じっと考えて、次の行動のための助走を取ること。
今の僕には必要な時間なのです。
人生は一度きりしかないからこそ考えよう
がむしゃらに突っ走ること。
ここ数年は休む間もなく、本当に毎日を丁寧に、必死に生きていたと思っています。
特に2023年は僕にとって大きな転換点となる、
- 退職
- 世界一周
がありましたので、必死も必死笑、毎日が大変な旅でした。
僕は不器用なので、
- 時に休みながら
- 時に自分を甘やかしながら
というやり方がとても苦手です。
もちろん、やらないわけではありませんが、そうして休んでいますと、
と自分で自分に言うのですから、ストイックという名も伊達ではなさそうです笑。
ただ、「あまりにも慌てすぎて焦ってしまう」ことは、いつか僕自身の身を滅ぼすこととなります。
- 体力的にも
- 精神的にも
- 金銭的にも
追い詰められながら続けてきた旅。
初めてのことばかりで、人生では経験することのできない経験をしては、興奮する毎日。
一方で、同時にストレスがかかっていることは明らかなことでした。
「継続」を大義名分として走り続けていますと、どんなにストイックな僕でも、いずれはガス欠を起こして倒れてしまいます。
そう思って走り続けること。
それもまた大事なことなのですが、一度きりだからこそ、
- 長く
- 健康的に
毎日を送ることもまた「正義」なのです。
ずっと前の僕よりも「がむしゃらレベル」は格段に上がったとは思いますが笑、世界の旅ともなるとそんなに甘いものではありません。
「無謀と挑戦」は違いますからね。
日本にいたときは、
- そもそも安心
- 定住場所がある
- 経済的余裕がある
- 時にサウナでリフレッシュ
と、「守られた中」で一所懸命生きていました。
現状は旅の途中であり、何が起こるかわかりません。
それなら、長く旅を続けていくためにも立ち止まることは必要。
今の僕にとっては、そういうタイミングなのかもしれません。
もうすぐで、日本を発ってから約半年ですからね。
今はじっと堪(こら)える時間帯です。
迷わず、でも考えながら、またできる限りの行動をしていこうと思います。
おわりに
再び立ち塞がる、「休め」の合図。
動けないことはストレスになる一方で、多くのことを考えさせくれます。
思い返せば日本でも、こうした時間を大切にしていたものでした。
ちょっとくらい休んだっていい。
その中で、自分のできる最大限のことを考え、時にリラックスして進んでいきましょう。
それではまた!
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