こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、生徒さんとお話ししていますと、
と相談を受けました。
正直、一度きりしかない人生ですので、
というのが答えだと伝えたいところではありますが、一方で、
という疑問も湧いてきます。
そこで僕が気づいたことは、「足るを知っているかどうか」ということでした。
過去の自分と合わせて、今日もまた「足るを知ること」について書いていきます。
以前の僕は満たすことで必死だった
何度か書いてきた通り、僕は以前、自分を満たすことで必死でした。
食に関して言えば、
- お腹が減ったら食べる
- とにかく満たせるように安い食品を爆食い
- 食べたいタイミングで食べられないとイライラする
と、なかなかの体(てい)たらくっぷりでした笑。
他にもエンタメで時間を潰したかったからなのか、夜の19時〜深夜1時まで、
- スマホ
- テレビ
- パソコン
を同時につけ、
と言っては、何も成長していませんでした。
“空(から)” である自分に気づきながらも、それを満たす方法がわからなくて、とにかく周りにあるものを手当たり次第に “浪費” していました。
当然、いつまでも満たされない時間が続きました。
モヤモヤを抱えながら結婚し、離婚し、見つめ直した人生。
それまでも「これ」といって何かを成し遂げたわけでもなく、狭い世界でイキがることで、なんとか正気を保っていたものでした。
そう思ってお昼の炭水化物を抜き始めてから、
と、不思議と思えるようになってきました。
そうなんです。
とにかく自分を満たそうとすればするほど、それは、
「終わることのないレースへ参加すること」
を意味します。
だから僕には、「足るを知ること」が必要だったのですね。
足るを知るとハードルが下がる
足るを知るようになった僕は、一時期「やりすぎ」というところまで行ってしまいました。
体重は激減し、
と言われるまでになってしまいました。
とはいえ、その「やりすぎ」た経験があったからこそ、それから激しくリバウンドすることが無くなりました。
足るを知ったことで分かったことは、
と思えることが多くなったということでした。
- 満腹になる
- 裕福になる
- エンタメで時間を潰したい
など、求めても際限のないものがあるということを、足るを知ってからわかるようになりました。
と思えるようになるには、その根底の考え方が大切なのです。
以前の僕のように、
「満たされること = とにかく自分の欲を満たすこと」
だと考えているようでは、実はいつまで経っても満たされることはありません。
ではそう思わなくなるためにはどうすればいいのか。
考えてみれば簡単なことです。
今みなさんの前にお菓子がいっぱいあって、あるいはお金がいっぱいあって、
ということです。
とは、ある意味間違ってはいませんが、お腹にも限界があります。
また使ってこそお金は価値がありますから、「身の丈に合ったお金の使い方」をしないと確実に破綻すると思います。
つまり人間には本来「限界」があって、それをみんな勝手に引き上げているのです。
この “追いかけっこ” は終わることがありません。
この戦いから、いかにして自ら降りることができるか。
降りて初めて、
と思えるようになります。
特に生活の中で不要なもの(こと)を考え始めますと、より深く「足るを知る」ことができます。
意外ですが、僕らはもう “満たされている” のです。
と、常に考えてみることです。
すると、
と思えるはずですから。
幸せを感じるようになる
足るを知りますと、少しのことでも幸せを感じるようになります。
現代社会では、これに気づき始めている若者も多く、
と、いわゆる「結婚して家を買って一人前」みたいな風潮は一切なくなりました。
「そこにある幸せ(=beingの幸せ)」を求める若者も増えてきたのです。
僕も、
と考え始めてから、「足るを知ること」の大切さを感じるようになりました。
満たそうとしても、そこに際限はないということ。
この事実に気づけば、意外と「幸せ」のハードルが低いことにも気づけるということですね。
世界を周った僕からしても、
と思っています。
- ちょっとしたご飯でも
- ちょっとしたYouTubeの時間でも
とても楽しめるようになりました。
と思っていることもありますし、何より、
- 仕事をしたり
- 発信をしたり
している方がより「幸せ」を感じるようになったからです。
と言うほうが、より適切なのかもしれません。
自分に余裕があることや満たされていることも確かに大切なことですが、それ以上に「与える(= GIVEする)こと」で満たされることもあるのだと、少しずつ気づくようになったのでした。
自分を満たそうとし続けていますと、幸せの限界を感じるようになります。
いつまでも「待つ側」に回ってしまい、
と受け身の状態になるだけでなく、すぐに渇くようになってしまいます。
これが若い頃の僕の状態でした。
この点に気づければ、「幸せ」へいっそう早く近づくことができます。
自分を満たすことに注力するのではなく、誰かを満たすようにしてみましょう。
すると、
- すでに自分が満たされていることに気づき
- また人を満たしていきたいと思えるようになる
はずですから。
おわりに
と、言うは易(やす)しですが、実際に自分で感じて取り込んでいくには、ちゃんと自身で内省して反芻する必要があります。
僕も時間はかかりましたが、いろんな書籍を読んでからこの考え方の重要さに気づきました。
みなさんは足るを知ることができていますか。
それではまた!
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