変わってゆくことを恐れないこと【どんどん便利になる世の中】

投資

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

バックパッカーとして世界各国を回った2023年

この時点でも、発展途上国と言われる国の中に「都市」はありまして、いろんな都市を訪れたものでした。

一昔前のバックパッカーさんたちと話していますと、

昔のインドのガンジス川なんて、もっと汚かったんだけどなぁ

と言われました。

確かにそうだったかもしれません。

ただ、各国だってずっとそのままでいるわけではないということ。

僕が違和感を覚えるのが、

あの頃は良かったのになぁ…

という言葉です。

じゃあ今はダメなのだろうか?

僕らは、過去を美化しすぎる傾向にあります。

今日は「変化すること」や「今ある幸せ」について書いていきます。

どの国だって成長している。だから変化を受け入れ、その成長を否定するのはやめにしよう。

どの国もそのまんまのわけがない

こういう類(たぐい)の話は、否定的に話されることはあまりありません。

昔は大変だったんだから!今はだいぶ楽だぜ?

というように、マウントをとってくる人はいませんからね。

ただ、僕から言わせてみれば、そうした「過去」に対して思いを馳せている人を見ますと、

ん?だってその国に行けたのは当時、飛行機があったからでしょ?

という事実が、すぐに思い浮かびます。

もうすでに、その時点における「最新技術」の恩恵を、当時の人たちだってその時点ですでに享受しているということです。

僕も、

昔はスマホがなくてガラケーでね…

なんて話も生徒さんにしますが笑、だからと言って「昔のあの感じが良かった」とは思いません。

そうやって各国だって頑張って成長しているわけであって、日本も例外ではなく都市はどんどん開発されていっています。

昔あった日本の景色も、だいぶ様変わりしましたよね。

昔には昔の良さがありますが、一方で今は今の良さがあります。

それを一括りにして、「過去 VS 現在」とするのは安易であり、「今のことを卑下」することで、

昔は良かったんだけどね…

と、まるで今現在の社会に “感謝していない” ように聞こえることもあります。

もちろん、各々のスタンスによりますのですが、

もし過去に浸っているとするならば、現代社会に対して失礼だよ

ということ。

どの国も、発展してきたことで “今” があります。

昔と比べるのではなく、今もなお成長し続けている各国の発展を、ちゃんと認めてあげましょう。

各国、成長するのは当然だ。昔の良さが消えてしまうこともあるけれど、だからと言って現代が否定されるべきではないのだ。

変化を恐れることなく受け入れる

「変化」とは常に起こっていることであり、僕らも老いていずれはこの世から消え去ります。

昔の良さがあることもわかっていますし、そうやって思いを馳せることも別に悪いことではありません。

しかし、どうせ今の若い人たちだって10年もすれば、以下のようになります。

俺らの時代はスマホだったんだよなぁ…

と笑。

大切なことは、

そうやって世界は変化してゆくものだね

と、変化を受け入れることです。

そうした各国の発展に対して、

昔はこういう良さがあったんだ

と言うこと自体はいいですが、それによってシュンとしていたら、

え?は?なんで?

となります笑。

だって、“そういうものだから” です。

そうやって、日本だって豊かになってきたわけですし、僕らが持っているスマホやオンラインのミーティングなんて、数年前では考えられませんでした。

その「いい部分」には焦点を当てず、「あの時は〇〇が良かった」と言うのは、

それって何なん?

と思うわけですね笑。

都合が良すぎるでしょ、と。

僕らが生まれた時点で、先代たちが築き上げてきた社会がすでにありました。

まずはその事実に感謝し、「今をどう生きていくのか」を考えるべきじゃないですかね。

とはいえ、各国の懐かしい景色も、確かにどんどんなくなっているのは事実です。

でも一方で、

じゃああなたは、「スマホがなかったら良かったのに」って思うこと?

と聞いてみますと、「全然そんなことはない」と言うのですから、笑ってしまいます笑。

こうして生きている「今」すらも、数年後には「過去」となり、今あるはずの景色も徐々になくなっていっては、また新たな景色が生まれていきます。

僕はそれが、現実世界の「あるべき姿」だと思うのです。

だから過去は過去として捉え、“変化しながら” 生きてゆくべきだと思います。

出発点は「そこ」です。

その受容があって初めて、今を受け入れられるようになるのですね。

世界も社会も変化してゆくものだ。昔を懐かしんでないで、変化に対応して生きていこう。

今に感謝する

学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、

あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。

そういう人生を送るなよ。

これは僕がよく引用するセリフで、伊坂幸太郎さんの『砂漠』から持ってきたものです。

過去に対してそれぞれ思うこともあるかと思いますが、僕はこのブログで書き続けているように、「」が大事だと思っています。

彼の著書のこのセリフからも分かる通り、いつまでも「昔/過去」にこだわっている人は、ずっと前に進むことができません。

昔はこうだった

と言うこと自体は、何も否定されるべきものではありません。

しかし正直に言ってしまえば、今を生きる人たちからすれば、

そんなこと、どうでもいい

という答えが返ってくるのではないでしょうか笑。

「へぇ。そうだったんだ」とね。

決して「歴史は意味ない」とか、「過去のことなんて忘れていい」という主旨ではありません。

ただ、そうやって今に感謝できていない人ほど、

  1. 「過去」を引き合いに出すことで
  2. 「今」恵まれていることから目を逸らし
  3. うまく行っていないことの言い訳をし始める

のです。

大切なのは、その変化してゆく大きな流れの中にいることを知り、どんどん生活が豊かになっていることを自覚することです。

今に感謝できている人は、いちいち過去のことなんて考えていません。

「今」自分に何ができるか。「これから」何をしていきたいか

を、常に考えているからですね。

今ある手札でどうするのか。

  • スマホがなかった時代でも
  • パソコンがなかった時代でも

やる人はいつでもきちんと「今」を見つめ、「今」に感謝していたのだと思います。

自分の言い訳のために、過去を積み重ねてきたわけではありませんよね。

今を、先を見るために僕らは今を走っているということ。

まずは目の前にある「幸せ」を感じて、歩き出していきましょう。

時に過去を振り返りつつ、また今日という「今」を生き抜いてゆくのです。

まずは現状に感謝することだ。それができていない人ほど、過去を引き合いに出す。過去とはそんな言い訳のためのツールではない。もっと今を、先を生きていこう。

おわりに

世界は今もなお、どんどん豊かになろうと必死に頑張っています。

そんな貧困「だった」国々を見て、

昔はもっと良かったのに

と言えますか。

そんなこと、口が裂けても言えませんよね。

彼らだって僕らだって、幸せになりたくて発展しています。

だからその事実をまずは受け入れて、今を生きていきましょう。

それではまた!

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