こんばんは。
今日は静岡県立美術館に行ってまいりました。
あと1駅というところでまさかの接触事故により、30分の遅れという波乱から始まりましたが、無事たどり着きました。
こうして小さな旅ができるのも7月いっぱいです…8月に何をするか考えておきましょう。
さて最近のすずきはお泊まりはあまりせず日帰りばかりしているのですが、何を求めて旅をしているのでしょうか。
実はすずきは以前、旅行に対する抵抗がありました。
なぜすずきは小旅行に対する考え方が変わったのか。探ってみたいと思います。
目的は?
まず小旅行をする際にすずきが求めるもの一覧です。
これに関してはほんと人それぞれなのかなと思います。
ちょっとズレてる感覚かもしれませんが温かく見てやってください。
美術館
言わずとしれたエセ文明人ですどうも。
とにかく今の僕の小旅行の最優先事項は「美術館」です。
ただしこの”最優先事項”は時と場合によって変えればいいですし、すずきも目的を変えて行くときもあります。
最近は旅行の次の日にどうしても部活があったりするため、地方というか関東圏限定で日帰りツアーを組んでいました。
公共交通機関で向かうのですが、自然と一体となっている美術館の場合、最寄駅からバスで30〜40分という場所もザラです笑。
その分、首都圏で訪れる美術館とまた違った広さや開放感が味わえます。
「すずきってそんなに美術好きだったっけ?」と言われるのですが、正直そこまで美術をわかっているつもりもなく、美大卒でもありません。
何かこう、美術館の雰囲気が好きなのだと思います。
建物もそうですし、敷地内の緑や自然もそうです。
また圧倒的な建物や静かな館内も好きで、美術作品を見に行くというより総合的に美術館が好きといったところです。
特にお金の心配からでかけることにわずかな抵抗を示していたすずきからすると、家を飛び出すいいきっかけになったと思っています。去年末くらいから行きまくっていますので。(宣言の合間合間ですけどね)
以前書いた記事でも美術館のコスパの良さを存分にお伝えしましたが、高くても2,000円を超えるところは滅多にありません。
1人でも2人でも楽しめますし、小中高くらいのお子さんがいるのであればたまに連れて行くのも良いかもしれませんね♬
サウナ
いわずとしれたサウナーですどうも。
これに関しては公式で「サウナ旅=サ旅」というジャンルが確立されております。
これもまた引きこもり気味のすずきの背中を後押しするきっかけとなりました。
コスパも相変わらずよくて、美術館と合わせても2,000円程度で1日を楽しむことができます。
そう、つまり交通費のほうが施設にかける費用を上回ることのほうが圧倒的に多いのです。すずきの場合。
そこまでしてでもいろんなサウナ施設に行くということが何よりの楽しみです。
美術館と一緒で、地方のスパ施設や銭湯の雰囲気も好きです。
温泉を求めて旅行する人もいますし、サウナが好きでなくてもそういった施設自体を好んでいる人は多いと思います。
特に日本の夏に、旅行先でそうした施設で汗を流し、お酒を飲む時間なんて格別ですよね。
それが好きな人たちと一緒であれば幸せは何倍にもなりますし、かけがえのない思い出になります。
名所
旅に慣れている人は綿密なプランを練り、何泊かしてその土地を楽しむと思うのですが、この通りすずきは日帰りプランを決行することが多いです。
特に公共交通機関推しの僕からすると、大きな駅近くから名所に行くことが多いです。
最近は上の2つに加えてこの「プチ名所」もランクインしてきました。
高崎では白衣観音、甲府では昇仙峡、宇都宮では大谷資料館、静岡では日本平と「その土地で行くべき名所」を回ってみました。
以前は袋田の滝を求めて水戸まで日帰り旅行をしました。
これは正真正銘の名所でしたので、こうして名所ありきの旅をするときもあります。
名所はとにかく時間がかかる辺鄙(へんぴ)な場所にあります。
ゆえに若い時だからこそいける場所とも言えます。(年をとってからでももちろん行けますが体力的な問題があります)
むしろこれを求めて行く旅行系の若者たち(なにそれ?)もいるはずです。すずきの優先順位はちょっとイレギュラーですかね。
今自分には時間があるということと、一度しかない人生でいろんな景色を見ておきたいと思ったことがきっかけで、去年から少しずつ手の届く範囲でやっています。
こういう場所っていかんせん遠いですから、それすなわちお泊まり前提でプランを練る必要がありますよね。
しかしまぁすずきの計画を立てることに対する苦手意識と言ったらもう…
そもそもまとまった連休が取れないというのも、ここ最近で行動に移し難い理由なんですけどね。
そこでそんな自分を払拭しようとこのお盆に旅行を企てていたのですが、宣言発令によってあえなく撃沈しました…
また折を見てチャレンジしていこうと思います。
カフェ
実はここ1ヶ月くらいでランクインしてきた旅行の目的です。
小旅行をしてて思ったのですがやっぱり「食」も大事なわけでして、すずきはこのカフェに立ち寄る(しかも最近はTake Outが多いですよね)ことが少しばかり楽しみになってきました。
以前友人と散歩していたときに「ふらっと小さなお店に入って食べ歩く」ということをしてみて、気が楽だしコスパもいいし良いお店も知ることができるしいいなと思いました。
そこでこの夏はこんな状況ですから、神奈川のいたるところのカフェを巡ってみるのも面白いのかなぁって思っていまして。
去年から神奈川の有名どころのサウナはだいたい回ってしまい、美術館も東京に比べると少ないですので、うーん神奈川から出るのが憚(はばか)られる場合はどうしよう?と思っていました。
でもこれならTake Outでリスクも少ないし、散歩も好きな自分にとってはいいんじゃないかと思っています。
何気なくスタートを切った趣味ですが、これも他の人と情報を共有できることですので、自分があまりグルメではない分、ちょっと好きなコーヒーという分野で「食」(「飲」というべきか?)を開拓できたらと思っています。
旅行のポイント
上にあげたとおり、様々な目的をもって旅行することが、旅行をより楽しいものにするのだなと思いました。
旅行会社の勧めるようなプランもラクでいいのですが、自分で旅したいとなった時はホテルや外食、新幹線や飛行機、人や施設など、多くの要素が絡んできます。
すると旅行経験があまりないすずきが旅行会社に頼らずに「何を求めて旅行がしたいのだろうか?」と考えたときに、フラッと旅をするなら手持ちのカードはたくさんあったほうがいいという結論に至りました。
手持ちのカードとは「すでに知っている」という意味ではなく「あれもこれもしたい!」という欲求を持っておくということです。
例えば美術館が最優先事項だったすずきにとっては「食」は二の次、三の次であり、旅行先の定食屋でいいかなって思っていました。
ここに「カフェ」という要素が加わることで、美術館についているレストランがカフェに近いものであればそこで昼食をとり、あまりフィットしなければ「近く カフェ」で検索するようになりました。
さらにサウナやちょっとした名所、あるいは神社仏閣が行ける範囲内にあればそれらを回るのもよし◎となります。
「行きたい/見たい要素」が多いとあれもこれもとなるのでは?と思われがちですが、自分の最優先事項さえ満たしてしまえば、他の要素はついで程度で開拓するので十分です。
それこそ本気で堪能したいのであれば計画を立て、2〜3日で思う存分旅行を楽しめばよいのです。
そして回り切れなかった場合は、次またくる時の楽しみとしてとっておけば十分でしょう。
旅行に対する思い
すずきが以前、なぜ旅行を毛嫌いしていたかというと、理由は2つありまして、
- 目的がない
- お金がかかる
ということでした。
「目的」に関してはサ旅や美術館、各名所のおかげで楽しくなりました。
目的ありきの旅になっていますから「どこか遠くに行ってリラックスしたい」という漠然とした理由ではなく、むしろその場所を求めることで「旅」が付随してくるという構造を作ることに成功しました。(ちょっと何言ってるかわからない)
なんというか「どこか泊まり行こうよ」とか「沖縄行きたいねぇ」っていういわゆる”旅行”に対して、僕はどこか意味を見出せていなかったんですよね。
そりゃ友達とワイワイどこか行くならそれが「目的」になりますので僕も抵抗はありませんが、何かを求めて自分の経験や知見に落とし込んでいくってなったら話は変わってきます。(ストイックだな)
そこで「目的」を先に置くことで、やっとすずきも重い腰をあげたわけなのです。(いや無理して旅行しなくていいんだぞ?)
求めたものが、見たいものが、経験したいものが、自分の住む場所から遠いので、必然的に「旅」をしないといけないってことです。
一方でいわゆる”旅行”であればやっぱり「リラックスするため/楽しむため」の浪費というイメージがありますよね。
それ自体が目的となるパターンですので、僕は複数人での旅行をイメージします。(もちろんみんなで秘境に行くストイックな旅行もあります)
一人贅沢に旅行をするのもそれはそれでいい時間の過ごし方なのでしょうが、やはりすずきはなかなかそういったところにお金をかけられない人間でしたので(リラックスならサウナとかで十分なので)抵抗がありました。
しかしそれが今となっては飛び回ること飛脚のごとし。
もう新しい土地に行くための経費は気にしておりません。
それは「見たい・知りたい・経験したい」というものにお金をかける価値がある、という考え方に変わったからです。
どちらかというと「旅」っていう感覚の方が自分の性に合っているなと思ったわけです。
(そういえば大学生の時は目的もなく青春18切符で山口県まで行きましたっけ)
すると旅行に対する姿勢も変わり「もっと自由度を高くした『旅』にしちゃえばいいじゃん」と自分なりの遠出のスタイルを作ることができました。
別に用意周到に旅行するスタイルもあれば、単純にリラックスするためだけのリゾートへの旅行もあったり、バックパックで放浪するスタイルがあったっていい。
たぶんすずきはどこか「旅行の計画を立てられない=旅行に向いていない」という公式を自ら作り出してしまっていたのですよね。
実はそんなことはなくて、それこそ一人で旅するのであれば時間を自由に使ったっていいし、名所にこだわる必要もない。泊まる必要だってない。
好きなように納得のいくように旅をすればいいと気づいたのです。
それがわかったことで僕は「旅行/旅」に対する考え方がガラリと変わったのでした。
おわりに
旅行苦手芸人だったすずきも、目的をしっかり持つことで自分なりの旅スタイルを持つことができました。
絶対にどこかに泊まることが旅行の定義ではないですし、たとえオシャレじゃない荒々しい旅であっても、自分の本能に従って新しい土地に行き「すげぇ」って体験ができたらそれでいいと思い直しました。
僕はそうした新しい体験をたくさんすることで「生」を感じたり、「まだまだ人生楽しんでやろう」って思えたりすることができています。
これは僕の中で大きな革命でして、実はいまでも旅するたびに緊張したりワクワクしたりしています。(今日ちゃんと家に帰れるかな?とか笑)
30代になっても知らないことってたくさんあるんだなって思いましたね。
毎旅が新しい発見の連続です。
本当は世界中を飛び回りたいのですが、世界中を旅すれば経験豊富になるっていう観点ではなくて、もっと「知らないものを知りたい」っていうかけがえのない、一期一会の経験のために旅をしたい。そんな視点をもっていたいです。
ですから国内の旅であっても立派な経験になるはずです。
時間が作れるたびにお金は気にせず、必要な投資と思って旅に出たいと思います。
それではまた!
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