こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
僕はここ数年、続けていることがあります。
それはワンピースを読むことです。ドンッ!!
今や世界中でも知らない人はいないであろう、不動の「No.1王道少年漫画」。
アニメも20周年を迎え、漫画も1010話を越す勢いとなるなど、内容が今だにアツくて面白いという名作中の名作です。
もはや誰もが知っているこの名作。
僕はマニアとまでは言えませんが、何周も読める漫画として読んでいる漫画は、ワンピースが最初の漫画でした。
今日はネタバレにならない程度に、その魅力をお伝えしていきます。
ワンピースの魅力:泣ける
まずとにかく泣けることです。
主人公のルフィが海賊王を目指して旅する冒険漫画であると同時に、
- その海賊観を根っこからくつがえすプロット
- そして青春
- 仲間
- 挫折
- 漢
- 涙…
全ての要素が詰まった、少年たちのバイブルでもあります。
作者の尾田栄一郎さん自身も、「ワンピースで一番泣いた」というほどに、
「自分が泣けないような漫画を、世に出すことはできない」
とおっしゃっています。
ワンピースのアニメが始まった時(僕がまだ小学生の頃)は、そのアツさというよりも存在にすら気づけていませんでした。
実際に見始めたのは大学時代頃。「メリー号」や「頂上戦争」「エース」の名シーンの時代ですね。
- 信念を掲げた海賊たちの男らしさ
- そんな時代にも負けずに生きた強い女性の姿
- 様々なキャラクターのバックストーリーや辛い過去
- 逆境を乗り越えていくたくましさ
など、多くの場面にすぐに魅了されてしまいました。
僕は「ゾロ」というキャラクターが一番好きで、人気投票でもルフィに次いでいつも2位を獲得する人気キャラクターです。
彼は三刀流の剣士でその武士道たるや、現代の男たちに「漢」と思わせるような、揺るぎない精神と強い意志、”約束”を果たすまで鍛え続けるその肉体に、僕はイチコロでした。
そんな彼の名シーンとともに、ワンピースの名シーンを勝手にベスト3形式で発表しようと思います。
いや選べない…
選べないけれどもお伝えしましょう。
選考基準は僕の独断と偏見です。
全く読んだことのない人は、この先を読むかどうかは自己判断でお願いします。
それでは参りましょう。
ワンピースベストシーン第3位:「ほらな 折れねェ」
「ほらな 折れねェ」
多くの名シーンに比べると、少しマイナーなほうかもしれません。
主人公のルフィが冬島である「ドラム島」というところで、先代国王のワポルと戦うシーンのうちの1つです。
ここでは「チョッパー」という医者のトナカイが海賊に惚れ込むのですが、その海賊の信念を伝える名シーンです。
ルフィがチョッパーの師匠(友人?)である「ドクターヒルルク」の海賊旗を片手にもち、塔のてっぺんで掲げます。
悪役のワポルはそれを見て笑いながら、撃ち墜とそうと砲弾を飛ばします。
砲弾はルフィに激突して爆発しますが、煙の中でススだらけのルフィは立ち続けるのです。
そこで上の名ゼリフに続き、さらにアツいセリフが飛び出します。
これは命を誓う旗だから 冗談で立ってる訳じゃねェんだぞ!!!
「お前なんかが へらへら笑ってへし折っていい旗じゃないんだぞ!!!」
もうしびれまくりですよね!
これを見たチョッパーは「これが海賊か!」と立ち尽くすのです。
ここで少年漫画の中に、「信念」という概念が入り込んできている点がポイントです。
ルフィは遊びやノリで海賊になったわけではないからです。
自分の命をかけて、大海原に飛び出したのです。
生半可な気持ちで「海賊」を始めたわけではないのです。
現代と違い、ひとたび海に出れば生きるも死ぬも自分次第。
少し差し違えば命に関わることだと、ルフィ自身が真に理解しているからこそ出るセリフなのですよね。
ゾロも「海に出たのはてめぇの責任だ」と、チョッパーに対してのちに言うことになります。
ちなみにドラム島のラストシーンもワンピース屈指の名シーンですので、読んでいない方はぜひ。
ワンピースベストシーン第2位「……長い間!!! くそお世話になりました!!!」
「……長い間!!! くそお世話になりました!!!」
言わずと知れた、サンジの屈指の名ゼリフですね。
「バラティエ」という海上レストランを去る時に、お世話になったオーナーゼフにサンジが土下座する名シーンです。
サンジとゼフの関係は「頑固オヤジとバカ息子」と言えば簡単なのですが、ゼフはサンジにとっては命の恩人でもあり、その感謝の気持ちをうまく伝えきれないまま出発を迎えてしまうという展開となってしまいます。
しかしバラティエを去る時、ゼフから「風邪、引くなよ」と言葉をかけられ、サンジはウルッときてしまいます。
実の親ではないけれど、いびつな関係を保っていた二人。
そこに本当の愛があったことを改めて確認し、最後の最後で読者は一気に涙で漫画が読めなくなります。
このシーンは、
- 男の不器用さ
- 内に秘めた想いの重さ
が表現されているんだと思います。特に男である僕は、共感してしまうんですよね。
ダンスショーケースで、後輩の男の子たちと一緒に踊った4年間。
サークル卒業の時は、踊った後にみんなでめちゃくちゃ泣いたことを覚えています。
「男泣き」って、言葉では表せない想いが「尊敬している先輩」や「恩師」に対してずっとあって、それが堰を切ったように溢れ出すからアツいんですよね。
サンジは自分の想いに気づいていながらもそれを表出することが苦手です。
それも典型的に笑。
「そんな不器用な別れ方で終わるのかよ?」と思っていた読者が、この1シーンで顔がぐしゃぐしゃになってしまうのです。破壊力バツグンですね。
ワンピースの物語では初期にあたるので、「好きな名シーン」として挙げるファンは多いですね。
ワンピースベストシーン第1位:「……なにも!!! な”かった…!!!!」
「……なにも!!! な”かった…!!!!」
これはかなり個人的なベスト1位ですかね笑。
僕はこのセリフが、ワンピース史上圧倒的一位だと思っています。
この数文字でここまで漢を表せることは、ワンピースにしかできません。
「スリラーバーク」というゾンビがたくさん出てくる島(実際は大きな船)で、船長のルフィが強敵七武海「ゲッコーモリア」と戦い、大ダメージを食らった後のシーンです。
「バーソロミューくま」というこれまた七武海の強いキャラが、気を失っているルフィからその蓄積されたダメージを可視化できるようにします。
そのダメージを「ゾロ」に、ルフィの首を獲る代わりに受けてもらうという交渉を持ち出します。(くまの存在は今だに謎です)
それをサンジが受けようとしますが、ゾロが峰打ちをして気絶させ、結局は自分が代行を務めます。(ここもカッコいい)
全てのダメージを受け切った数時間後、気がついたサンジはすぐに「ゾロがルフィの代わりにダメージを受けたこと」を思い出し、離れた場所に探しにいきます。
するとゾロが血まみれで立っているのです。
サンジはすぐに「何があった?!」と聞きますがゾロは、
「……なにも!!! な”かった…!!!!」
と、言うわけなのです。
こんなにクソカッコいいシーン、今まで見たことがありませんでした。
自分がダメージを受け切ったのにもかかわらず、誰にも何も言わずに黙っている。
しかも死なずに、気も失わずに立っているなんて…
ゾロの異常な強さがうかがえるとともに、「とにかくカッコよすぎるシーン」で外国の方々からもものすごく人気のあるシーンです。
- どうやったらこんな武士道を貫けるのか?
- その異常な信念と精神力はどうやったら培われるのか?
まだまだ魅力の尽きないキャラクターであり、その漢らしさに惚れ惚れすること間違いなしですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
他にも実は、
- アラバスタ編:「俺たちの命くらいかけてみろよ!仲間だろうが!」や、ビビとの別れのシーン
- 空島編:「黄金郷は、あったんだ!」
- ウォーターセブン編:メリー号との別れのシーン
- エニエスロビー編:「生ぎだいっ!」
- マリンフォード頂上戦争:「愛してくれて、ありがとう!」
など、あげればキリがないほど名シーンは存在します。
ほんと、何度泣いたことか…
このブログ読んでいる暇があるのであれば、みなさん漫画のワンピースを読みましょう笑。
いまだかつて見たことのない冒険の数々を、ルフィたち麦わらの一味と一緒に体験しに行こうではありませんか!
オススメは漫画アプリ
「漫画は100巻近くあるんだよね…いまさら長いよ…」
これがよく聞くワンピース読まない人あるあるです。
そんなみなさんに、僕のオススメワンピース読破術をお教えしたいと思います。
まず僕が毎朝起きたら必ずやるルーティン。それは「広告を見ること」です笑。
ワンピースの漫画アプリは、全ページカラーかつ無料で「ワノ国編」くらいまで出ています。(900話以上)
無料でログをゲットしたり、広告を見てログをゲットしたりすることで、1話読むことができます。
1日で最大4〜5話くらい見ることができるのです。
僕は寝ぼけながらログをゲット→広告を1つ見て(実際寝起きでまだ横になっている)、
- 朝の通勤で2〜3話分読み
- 13時に自動でたまる「ログ」で帰宅時にさらに1話を読み
- 計3〜4話ずつ毎日読む
この習慣を5〜6年続けています。
雨の日も風の日も、僕はワンピースとともにありました。
とにかくカラーで見やすく、朝から名言や名場面を見ると、一緒に冒険しているような感覚で仕事に出向くことができるので超オススメです。
大体1年かければ最新話近くまで読むことができます。
僕はなんと5〜6周しました笑。
つまり少なくとも5年は、「毎朝ワンピースを読んだこと」になります。
毎朝ワンピースに触れることで、心を鍛える濃密な通勤時間が得られるのです。
カラーで無料で読めてしまうのも一つの魅力です。
「まだ読んだことないよ…」という方には、毎朝のルーティンとしてオススメします。
スマホで読めますので、気軽に始められます。
みなさんもぜひ、失ってしまった童心を取り戻してみてはいかがですか。
それではまた!
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