こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
先日後輩から連絡が来ました。
その後輩とは今までで2つの学校で一緒になり、ともに英語科として勉強しながら過ごした仲でした。
職場を離れることになった後輩でしたが、どうやら新天地でうまくいかないことが多々あり、相当ストレスが溜まっていたようでした。
「明日空いてます?」
と唐突にきたLINEに驚きつつも、二つ返事で「特に何も予定ないよ!」と伝えて予定を調整しました。
ここら辺のフットワークの軽さは以前から変わっておりません。
平日の夜に飲みに行くのは久々でしたが、
「ブログ更新?自分の時間?えぇいしゃらくせぇ!そんなのどこか別で時間を作りゃいいんだよ!」
と、半ば強引に会うことにしました笑。
すずき的「駆けつけるマインド」や、後輩と話したことで感じたことをお伝えしていきます。
困っている人は助ける
以前、救急車を呼んだ経験のあるすずきは、誰かがSOSを出しているときに早急に駆けつけることを第一にしております。
自分がクソの役に立つのか立たないのかはさておいて、「とりあえずその場に行く」ということをモットーとしております。
なぜかと言いますと、それが僕にできる最低限のことだからです。
僕は話すのもとても好きですが、人の話を聞くこともそこまで苦手ではありません。
もし友人が「話を聞いて欲しい」と言うのであれば、僕にできることは「話を聞くこと」だけかもしれませんが、「行けば何かしらの役に立つだろう」と思っているのです。
そうすることができる人というのは、それすなわち「ある程度の余裕がある」ことを意味しています。
自分がいっぱいいっぱいのときに、友人の悩みや苦しみを分かち合うことはできませんからね。
せめて自分に余裕があるときは、積極的に困っている人を助ける。
こういうスタンスがなければ、いつまで経っても「誰かの役に立つこと」はできないと思っています。
さらに欲を言えば、自分がしんどい時にも「与えること」ができるまで成長したいものです。
少なくとも余裕のある今は、
- まずは話を聞いてあげる。
- 相談に乗ってあげる。
- 打開策を提案してみたり、アドバイスをしてみたりする。
のように、相談役になってみたいと思っています。
このやりとりは生徒対応でも活きてきます。
ふとした瞬間に「どうした?話聞くぞ?」と時間を取ってあげると、彼らも頼ってくれるようになるからです。
余裕のある先生が、困っている生徒の話を聞く。
このマインドでいることは、余裕のある教師としては大切なのかもしれませんね。
聞き上手になる
僕はあちこちを旅しては、その計画や経験したこと、感じたことを同僚や友人とシェアするので、めちゃめちゃ「話好き」だと思われています。
なんなら自覚すらありますけどね笑。
すると「聞き上手にもならなければ…」と思うのが自然の発想です。
「次のレベルにステップアップしなければ!」と。
僕なりの「聞き上手ポイント」は、
- 話題を振ることができる。
- 集団で話していても視野を広く持てる。
- 話を引き出すことができる。
- 相手に興味を持つ。
- リアクションができる。
などかなと思っています。
単に受け身の姿勢で「うんうん」と聞き続けるだけが、聞き上手ではありません。
相手の話を理解しながらも、こちらからもアクションを起こすことが大事だと思っています。
しかしここで1つ、大きな問題があります。
そうです。
すずきは他人に興味がありません笑。
「ひとり好き」ということもあってか、なかなか他人のしていることに興味がわかないのです。
ただし、最近徐々に視点が変わってきました。
友人・同僚からインプットする情報はどれも生々しく、とてもためになるということに気がついたからです。
語弊があるかもしれませんが、全て「自分のため」になるんですよね。
僕が読書を始めたのも、偉大な過去の人たちの経験をインプットするためでした。
それならば、
- 他人の悩みも、
- 他人の困りごとも、
- 他人の人間関係も、
すべて自分に当てはめて考えることで、多くの学びが得られることになります。
他人の経験を存分に共有することができますからね。
さらに、
- 自分だったらこうしてみると思う。
- こういう考え方ではどうだろうか。
- こういう経験をしたことがあるのだが、何かの参考にならないか。
と、僕自身が今までしてきた経験をアウトプットすることによって、解決の糸口が見えてくることもあります。
つまり、人の悩みや困りごとを聞くことは、結局は自分の成長の糧にもなるのです。
単純に、
- 人のためだから
- GIVEしたいから
- 力になりたいから
と思うような「純粋な気持」ちも確かに大切なのですが、ずっとそのスタンスでい続けられるほど僕は傲慢ではありませんし、それで自分が疲れてしまっても本末転倒です。
ちゃんと「自分のためにもなったのだ」と自覚できるほうが、相手にも悪く思わせませんし、自分にとっても意味のある時間となるのです。
聞き上手になれば、実は「アウトプットの時間」にもなる。
自分にとっても意味のある時間になるように、しっかりと話を聞いて反応してあげる。
こう思って話を聞きに会いに行けば、「単なる人助け」からの脱却が図れそうですね。
困りごとを解決すること ≠ 愚痴らせること
「飲みに行く=グチを吐かせる」ということはあながち間違いではありませんが、認識としては少し違うのかなって思います。
やっぱり人の悪口を言ったり、ただただ文句を言うのは、あまり生産的ではありません。
その場合、聞き手である「僕」にも責任があります。
- ただ同調するだけ。
- 共感したふりをするだけ。
- 一緒になって悪口を言うだけ。
内容にもよるのでなんとも言えませんが、「ふざけんな!」「気に食わないんだよね!」とぶちまけるのは、実はあまり精神的によくないと思っています。
それは僕自身がそのようなことをしてしまい、後悔したことがあるからです。
正直スッキリしたと言うよりも「僕のグチの時間に付き合ってもらって、悪い気がしたな…」と思ってしまったのです。
人間、どうしても感情的になってしまう時はありますし、全てをダメと言うつもりもありません。しかし、
「その経験を通して、次に一体自分はどうしたいのか?」
と考えられる時間にすることが、最良の時間だと思っています。
飲んだ後に前向きになっていれば、気持ちは次へと向くことになりますからね。
そうすればまた明日から頑張れますし、少しでも解決のきっかけになる可能性が高まります。
今回は、
- 後輩は何に困っていたのか?
- どうすれば解決につながるのか?
- ネガティブではなくポジティブな考え方になるには、どうしたらいいのか?
等々を念頭に置いて、お話ししました。
最初から最後まで情熱あふれる語り合いとなり、教育について議論することなんと4時間ノンストップでした笑。
そういえば余談ですが、こんな通説がありますよね。
「女の子はグチを聞いてもらいたいだけで、アドバイスや解決策はいらないのだ」
これを一般化してしまうのは、ちょっと危険かなと思っています。
「聞く」のカタチも、様々ありますからね。
僕が特に大切にしていることは、ただ聞くというよりも否定しないことのほうです。
「否定しない姿勢」は飲み会や相談の場面だけでなく、常日頃からとるべき姿勢なのかなと。
否定せずになんでも肯定すればいいというわけではありませんが、僕は言い方に気をつけるようにし、相手の言動や行動を真っ向から否定することを避けるようにしています。
あくまで目指すのは「生産的な時間」です。
「相手を否定する」という行為は、会話の中でうまく機能した試しがありません。
というよりそんな状況って、ちょっとヤバいかもしれませんね笑。
これは「ストイックな飲み会」を意味しているわけではなくて笑、「やっぱり会うなら、楽しい時間や何か得る時間にしたい」という純粋な思いからです。
とはいえ結局のところは、素直にかつ真摯に耳を傾けていれば、自然と「聞き上手」になるのでしょうね。
まとめ
たくさんしゃべっていろんなことを語りましたが、僕自身も結果的に頭の中が整理されたり、「そういった困りごともあるんだな」と考えさせられた部分もありました。
僕自身の学びにもなり、久しぶりに後輩の顔も見られましたし、帰り際に、
「今日は急遽でも飲みに行けて本当によかったです」
という言葉をもらえて、それが一番のお土産となりました。
なんの悩みもなく生きてゆくことは、誰にとっても不可能なことです。(すずき除く)
それを「聞いてあげる」という立場に立つのではなく、相手の問題解決の方法を図りながらも否定せず尊重し、活発で意味のある時間へと変えてゆくことは、僕の目標(使命)でもあります。
今回も多くのことを手に入れましたので、少しずつ「聞き上手」ならぬ「聞きマスター」を目指していきたいと思いますね。
それではまた!
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