こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
以前に比べて、僕はかなりポジティブになりました。
「そもそも、ポジティブ思考は持ち合わせていた」と自分でも思っていましたが、
- 相次ぐ人間関係の摩擦
- やり切れない仕事
- 人生の見つめ直し
などを重ねていくことで、いつのまにか、
「果たして自分の人生は、良い方向に転がっていくのだろうか?」
と考えるようになっていました。
これは誰もが悩むところであり、自分の人生が良い方へと向かっていくことを望んでいるものです。
強い人であれば、
- 「自分で道を切り開けばいい」
- 「ウジウジ考えてないで、とにかく行動しろ」
と言うのでしょうが、そうもいかない時もあります。
そんな僕が、かなりポジティブに考えられるようになったのは、ものごとの両面、つまり「良し悪し」があると認識し始めてからでした。
今日は、その両面について知っておくべきだという理由を書いていきます。
ものごとは良い面ばかりではない
「ものごとには悪い面もある」
この言葉を聞いた時、みなさんならどう思うでしょうか。
少しネガティブのような、ちょっとイヤな気分になるかと思います。
- 人
- もの
- 日々
「何においても『波』はあり、順風満帆が約束されているものなんてないのだ」
そんな考え方ですね。
なぜこの考え方をすると良いのかといいますと、この考えによって何事においても期待をしすぎることがなくなるからです。
落ち込んだり悩んだりしているときは、たいてい、
- 「もっとうまくいくはずだった」
- 「こんなはずじゃなかった」
- 「期待と違った」
と思うことが多いからです。
もちろん、期待を高く設定しておくこと自体は、悪いことではありません。
しかし大切なのはその後でして、過度に期待することで落ち込んだりがっかりしてしまうことがよろしくないのです。
それならいっそのこと最初から、
「ものごとには、必ずと言っていいほど悪い面もあるものなのだ」
と認識しておけば、その後に「何か特別な感情を抱くこと」がなくなります。
僕は名著「嫌われる勇気」を読んだおかげで、自分のことを、
- 冷静沈着マシーン
- 感情を置いて来た機械
- 波風立たない冷酷非道な男
とみなしていたつもりでしたが笑、実際は心のどこかで、ものごとに小さな期待をしていました。
それゆえに、ものごとの悪い面が顔を出した瞬間に「なんでこうなってしまうのだろうか?」と思っていたものでした。
しかし、全てのものごとには良い面と悪い面がある。
こう思っておけば、「やっぱりそうくると思った!」と準備しておくことができるのです。
日常にも人にも悪い面はある
具体的な例で言えば、
- 日常
- 人(自分)
です。
日常の悪い面
日常、つまり毎日がうまく行くのであれば、そんな人生は「スーパーイージーモード」でして、みんながハッピーな最高の世界となることでしょう笑。
しかし実際はそうもいきません。
以前の僕であれば、
- 「なんで今日は雨が降るんだよ!」
- 「なんで今日は電車が遅延してるの?」
- 「なんで今日に限って寒いの?」
と、心の中で文句を垂れては、イライラしていたものでした。
しかしひとたび、
- 「ものごとの悪い面」を認識し、
- 毎日にも浮き沈みがあって、良い日もあれば悪い日やうまくいかない日もある
と考え始めてからというもの、そんな日が来ても「そういうものだ」と思えるようになりました。
悪い日やうまくいかない日にぶつかってしまったら、「今日はそういう日なのだ」と割り切ってしまうと、かなり心が軽くなります。
逆に、
- 自分の成長の日
- 逆境に打ち勝つべき日
と認識しておくと、より自分の成長の糧となる1日となるでしょう。
人間(自分)の悪い面
毎日がうまくいかないことと同じように、人にも「悪い面」があります。
簡単に言ってしまえば、犯罪や不道徳のことを指すように聞こえるかもしれませんが、もっと小さなことでも、「人の悪い面」はたくさん見つけることができます。
- すぐ感情的になってしまう。
- 怠惰な生活を送ってしまう。
- 人に優しくなれなくなってしまう。
- 諦めてしまう。
自分あるいは他人のそんな「悪い面」をみますと、なんとか解決しようと努力するかと思います。
それは素晴らしいことですし、僕自身も毎日後悔や反省から学ぶ日々です。
ただ一方で、もっと力を抜くと言いますか、ポイジティブに考えることもオススメです。
まず自分に対しては、少しだけ甘やかすことがポイントです。
あまりハードルを高く設定してしまいますと、それができない自分に情けなくなってしまうからです。
誰もが「自分の立てた目標」を、ガンガン達成できるわけではありません。
全てを受け入れた後で、
「私はできないのだから、もう何もしなくてもよいのだ」
と思うのは極端ですが笑、まずは少しずつ前進している自分を褒めてあげるべきです。
自分で自分を褒めることで、悪い面がカバーできるくらい、他の場面で頑張れるからです。
他人に対しても、同様な姿勢を持つようにしています。
自分を含め、誰もが完璧な人間ではないように、
- 言い方にトゲのある人もいれば、
- 全く人の話を聞かない人もいますし、
- すぐに怒る人もいます。
どの人だって、自分をコントロールできないこともありますし、何かしらの欠点や苦手なことがあるものです。
その人の悪い面が出てきた時に、許してあげること。
これができるようになると、だいぶ人間関係がよくなってきます。
- どうしても合わない
- どうしても噛み付いてくる
と言った場合は、自分の精神状態と相談しながら、
- 距離を置いたり、
- 関係を切ったり
することが好ましいです。お互いのためですからね。
いずれにせよ「人には悪い面や欠点があるものなのだ」と思っていれば、自分にも他人にも優しくなることができます。
これによって、僕はだいぶストレスが緩和されましたし、以前より優しくなることができました笑。
ぜひ、みなさんにも試してもらいたい方法ですね。
ものごとの悪い面を受け入れてあげよう
上に書いたように、「悪い面が必ずある」と事前に思っておくことは、「許容すること」を意味すると思っています。
「悪い面もある」という認識ができた次の段階は、その悪い面も「かわいいものだ」「愛せるな」と思えるかどうかという段階です。
悪い面や欠点まで「なんだ、かわいいものじゃないか」と思えるようになってしまえば、それはもはや無敵と言ってもいいのかもしれません笑。
- ものごとには悪い面も存在する。
- それらを含めて、人生や人間じゃないか。
このように思うことです。
僕は「1」の「認識」までは、ここ1年で徐々にできるようになったと思っていたのですが、うまくいかなかった日や、他人の悪い面を見た時に、
- どうしても許せなかったり、
- 納得できなかったり
したことは、随分とありました。
しかし、
「そんなこともあるから人生なんだし、人間らしいじゃないか」
と思うことで、
- ものごとの悪い面を受け入れ、
- いい意味で「仕方ないものだ」と思い、
- それらを許し、
- 自分もそうなのだ
と、ポジティブに考えることができるようになりました。
むしろ何かにおいて「悪い面」が出てしまったときは、
- 「うまくいかない日もあるよね笑」
- 「その人の悪い面もまた、人間らしいじゃないか」
と少し笑って、「ほら来たぞ」と言わんばかりの姿勢を持つことができるようになったのです。
認識した後で、受け入れて、その存在を許し、愛してしまう。
「日常って、人間って、そんなもの」
と、ちょっと神様になった気分でいますと、だいぶおおらかな心を持つことができるようになります。
おわりに
「人間も人生も、悪い面を含めて愛らしい」
と言うのでしょうか。
そう思えるようになると、世界の見方が本当に変わります。
自分の感情にも波風が立たなくなりますし、他人の理不尽な行動が理解はできなくても、
- 「かわいいものだ」
- 「人間らしいじゃないか」
- 「両面があってこそじゃないか」
と、相手を許せるようになります。
「自分だって完璧ではないのだから…」という立場は、ネガティブな考え方にも聞こえるかと思いますが、僕はそうでもないと思っています。
自分もできないという認識があるからこそ、他人が不完全であることを受け入れることができるからです。
「自分は完璧にできている」と思っている人ほど、他人に厳しくなりますし、できていない自分にも嫌気が差してしまいます。
ものごとの悪い面を、ある程度受け入れてしまえば、もっと生きやすくなりますし変にイライラしなくなります。
僕もついつい、自分の日常にやきもきしたり、他人の行動にむしゃくしゃしたりすることがあります。
そんな時こそ、全てをひっくるめて愛してあげましょう。
驚くほど、世界に存在する「小さな悪い面」を気にしなくなります。
うまくいかないことがあったら、ぜひ使ってみてください。
みなさんの何かの役に立てれば幸いです。
それではまた!
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